【目次】
・オキシクリーンとは?
・オキシクリーンの正しい使い方
・頑固な汚れにはオキシ漬けやプレケアを
・オキシクリーンで洗濯機をきれいに
・洗濯・洗濯槽掃除にはこれがおすすめ
・洗濯以外の使い方も紹介
オキシクリーンとは?
オキシクリーンはアメリカ生まれの酸素系漂白剤です。子どもの上履きなどにも使える確かな洗浄力が評判となり、日本でも愛用者が増えています。はじめにオキシクリーンの主な特徴を見ていきましょう。

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漂白・消臭・除菌をしてくれる
オキシクリーンは衣類についた食べこぼしやシミ、黄ばみなどに効果が高い洗濯用の漂白剤です。臭いの元となる汗や皮脂汚れを分解し、生乾きの嫌な臭いも防いでくれます。事前に漬けおきすることで、しつこい汚れもきれいになるうえに、除菌効果も得られます。40~60℃のお湯に溶かした上で使うことができ、キッチン・洗面所・浴槽の掃除、リビングの拭き掃除など、お家のさまざまな場所の汚れをきれいにできるのもポイントです。
酸素のパワーで汚れを落とすのが特徴
オキシクリーンの主成分は「過炭酸ナトリウム」です。粉末をお湯に溶かすと酸素の泡が発生し、その力で汚れを浮かせて落とします。酸素系漂白剤は繊維を傷めにくく、色落ちの心配が少ないため色柄物の衣類にも使えます。布製品だけでなくプラスチックや洗濯槽、陶器などの汚れも酸素のパワーで落とすことが可能です。
日本版とアメリカ版で違いはある?
オキシクリーンには成分を日本向けに変更した日本版と、オリジナルのアメリカ版があります。大きな違いは「界面活性剤」と「香料」の有無です。アメリカ版のオキシクリーンには界面活性剤の青い粒が混じっており、香りも付いていますが日本版にはどちらもありません。
界面活性剤は洗浄力を高める効果を持つ物質で、洗濯用や食器洗い用など多くの洗剤に添加されています。ただし洗剤のようによく泡が立つため、しっかりすすぐことが大切です。一方、界面活性剤が入っていない日本版のオキシクリーンはすすぎ残しの心配が少なく、洗濯以外の用途にも向いています。無香料ですから、洗剤の香りが苦手な人も安心して洗濯ができます。
また、日本版とアメリカ版では1回の使用量や、容器のサイズが異なります。日本版の方が使用量が少なめで、容器もコンパクトです。すっきり収納できるよう、購入の際にはサイズもチェックしてみましょう。
オキシクリーンの正しい使い方
毎日の洗濯に役立つオキシクリーンですが、きちんと正しい使い方をすることで、より効果が得られます。オキシクリーンで洗浄をする際のポイントを見ていきましょう。

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洗濯洗剤は通常の分量で
衣類などを洗うとき、オキシクリーンは基本的に洗濯用洗剤と一緒に使います。使い方は簡単で、洗濯の前にスプーン1杯(アメリカ版はライン1)のオキシクリーン、洗濯用洗剤、洗いたい衣類を入れるだけ。洗濯用の洗剤は減らさずに、通常の分量で洗うのがポイントです。
洗濯槽へ直接投入
ドラム式洗濯機も縦型洗濯機も、オキシクリーンは洗剤の投入口ではなく、洗濯槽に直接入れます。洗濯槽にオキシクリーンと洗濯物を入れ、洗剤投入口に洗剤や柔軟剤をセットしてから運転をスタートしましょう。オキシクリーンをお湯で溶かす場合も、溶かした液体をそのまま洗濯槽へ投入すればOKです。
頑固な汚れにはオキシ漬けやプレケアを
普通に洗濯するだけでは落ちそうにない、頑固な汚れが付いた衣類には「オキシ漬け」や「プレケア」がおすすめです。それぞれのやり方を確認していきましょう。

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オキシ漬けの方法
オキシ漬けはワインやコーヒー、カレーなどの食べこぼしのシミや、汗ジミなどに威力を発揮します。40~60℃のお湯4Lに付属スプーン1杯(またはキャップ1杯・アメリカ版はライン2)のオキシクリーンを溶かし20分ほど浸したら、液ごと洗濯機に入れて洗いましょう。
時間が経っても汚れが落ちていない場合は、様子を見ながら時間を延長してみましょう。ただし、ウールなどの動物の毛を使用した衣類や、水洗いできない衣類には使用できません。また、オキシクリーンは色柄物にも使えますが、色あせ・色移りの可能性も多少あります。このため濃い色や多色使いの衣類の漬けおきには注意が必要です。
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プレケアの方法
ワイシャツの襟元や袖口の皮脂汚れなど、ピンポイントの汚れやシミにはプレケアが有効です。オキシクリーンにはさまざまな種類があり、襟元や袖口の皮脂汚れを集中的に落としてくれるジェルタイプの商品も開発されています。
使い方は、汚れが目立つ部分にジェルを出し、こすります。より頑固な汚れがある場合は、出したジェルを生地にもみ込んで5~10分ほど時間をおきましょう。準備が整ったら、あとはいつも通り洗濯機に衣類と洗濯洗剤を入れて回すだけ。しつこい汚れも根こそぎきれいにしてくれます。
オキシクリーンで洗濯機をきれいに
オキシクリーンは洗濯槽の掃除にも使えます。縦型とドラム型、それぞれの洗浄方法を見ていきましょう。

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縦型洗濯機への使用方法
縦型洗濯機の洗浄方法は以下の手順で行います。
1.最高水位まで40℃~60℃のお湯を入れる
2.お湯4Lにつき付属スプーン1杯(またはキャップ1杯・アメリカ版はライン2)のオキシクリーンを投入し、5~10分ほど運転
3.1時間後、浮き上がってきた汚れを網などですくい取り、5~10分ほど通常の洗濯コースや洗濯槽洗浄コースですすぎ運転
4.最大6時間まで放置し、排水する
5.排水後、汚れが出なくなるまで、通常の洗濯コースや洗濯槽洗浄コースですすぎ運転
途中で浮き上がってくる汚れは網でしっかり取り除かないと、排水溝が詰まることもあるため要注意です。洗濯槽に付いているホコリ取り用のネットは外して洗っておきましょう。排水後のすすぎ運転の際に取り付けると、網ですくい切れなかった細かい汚れをキャッチできます。
ドラム式洗濯機はエラー表示になる可能性も?
オキシクリーンはドラム式洗濯機の洗浄にも使えることになっています。しかし以下の理由でエラーになる可能性もあるため、使用する前に確認が必要です。
・洗濯槽が斜めになっている
・ドラム内に泡が立つと、排水してしまう
・途中でドアが開き浮いてくる汚れを取り除けない
縦型と異なりドラム式は傾斜しているため、オキシクリーン溶液に洗濯槽全体を浸けることができません。また、ドラム式には泡が発生すると自動的に排水する仕組みを導入しているものが多く、ドラム内が泡でいっぱいになりエラー表示が出てしまうと、酸素の泡で汚れを落とすというオキシクリーンの効力を発揮できない可能性があります。順調に洗浄ができた場合でも運転が終わるまでフタを開けられないため、浮いてくる汚れをすくえず、排水溝を詰まらせてしまうリスクもゼロではありません。
洗濯・洗濯槽掃除にはこれがおすすめ
オキシクリーンにはさまざまな商品ラインアップがあります。中でも毎日の洗濯に使いやすい2タイプと、洗濯槽掃除専用の商品を1点紹介します。

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ベーシックタイプ「オキシクリーン」
界面活性剤や香料が入っていない、最もベーシックなオキシクリーンです。無香料なので香り付き柔軟剤の邪魔をしないほか、香りが苦手な人でも安心して使えます。界面活性剤が入っていないため、赤ちゃんの服などに使いやすいのもポイントです。泡が少ないのですすぎが早く、リビングの拭き掃除など、洗濯以外の用途にも活躍します。
商品名:オキシクリーン 500g
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洗浄成分をプラス「オキシクリーン EX」
ベーシックなオキシクリーンに、洗浄成分である界面活性剤と香料をプラスしたEXは泡立ちがよく、油汚れもしっかり落とせます。ほんのりとした香りが付いているため、生乾きの臭いが気になる時期や、汗をかいた運動着などの洗濯に大活躍です。洗面所や浴室などのジメジメした場所も、オキシクリーンEXで掃除するとスッキリします。
商品名:オキシクリーンEX
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モコモコの泡ですみずみまできれいに「オキシクリーン 洗濯槽クリーナー」
洗濯槽の汚れを落とすための専用クリーナーです。縦型洗濯機はもちろん、通常のオキシクリーン洗浄が難しいドラム式の洗濯機にも使えます。酸素の泡が洗濯槽全体をパックするようにモコモコと広がり、汚れを分解して落としてくれます。1回分ずつに分かれているので計量の手間がありません。月に1回使用することで、常に清潔な状態を保ちやすくします。
商品名:オキシクリーン 洗濯槽クリーナー
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ピンポイントの汚れ落としには「オキシクリーン マックスフォース ジェルスティック」
消しゴムヘッドと、とろみのある濃密ジェルの力で襟の汚れをしっかり落としてくれるのが「オキシクリーン マックスフォース ジェルスティック」。襟の汚れだけでなく、泥汚れ・血液・食べこぼしの汚れにも対応。液だれしないジェルタイプだから、塗っている間に手が汚れてしまったり、手荒れの心配もありません。さらに汚れだけでなく、衣服に付いた汗臭・加齢臭などの消臭効果があり、洗い上がりにはほのかな香りが包み込みます。汚れが目立つ部分にジェルを付けて、洗濯を回すだけという手軽さも嬉しいポイント。
商品名:オキシクリーン マックスフォース ジェルスティック 175g
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オキシクリーンの洗濯以外の使い方も紹介
洗濯以外の用途にも幅広く使えるのが、オキシクリーンの大きなメリットです。掃除や食器洗いなどの、代表的な使い方を紹介します。

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浴槽や洗面台の掃除に
オキシクリーンは、カビが発生しやすい浴槽や洗面台の掃除にもおすすめです。浴槽を洗うときは、半分より少し多めに40℃~60℃のお湯をはり、適量のオキシクリーンを溶かして一晩放置します。目安はお湯80Lで付属スプーン20杯またはスプーンのライン4を5杯。
時々追い焚きをして、お湯の温度が下がらないようにしましょう。ついでに洗面器や椅子などの小物も浴槽に入れて、漬けおきしましょう。終わったら一旦排水して、再び同じ量のお湯をため、数分間追い焚きしながらパイプ内をすすぎます。
洗面台は栓をして40℃~60℃のお湯をため、オキシクリーンをしっかり混ぜ、溶かして20分ほど放置します。浴槽のときと同じように、歯ブラシ立てや歯磨き用のコップなどの小物も入れておくと一緒にきれいになります。
食器の漬けおき洗いに
オキシクリーンは食器や調理器具の漂白にも使えます。塩素系の漂白剤と違って刺激がマイルドなので、子どもの食器や水筒などに使いやすいのも特長です。
洗い桶に40℃~60℃のお湯をため、オキシクリーンを付属スプーン1杯(またはキャップ1杯・アメリカ版はライン2)溶かして20分ほど漬けおきしましょう。汚れが落ちたら水道水でしっかりすすぎ、布巾で拭いて完了です。しつこい茶渋や油汚れ、まな板(木材以外のもの)やザルに残った汚れもきれいに落とせます。
オキシクリーンの新CM「オキシ漬けで除菌」篇が放映中!
衣類・食器・浴室などの漂白・消臭ができ、さらに「オキシ漬け」と言われる漬けおき洗いをすることで、布製品の除菌までできるということをなじみのあるメロディーに乗せて紹介されている新CM。8月4日(火)より放映中です。曲を覚えて、洗濯物を畳むときなどに子どもと一緒に歌ってみてはいかがでしょうか。
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