関連記事
▶︎【祝・DVD発売! お笑いトリオ・ハナコさんスペシャルインタビューVol.1】コロナ禍でも新作コントをつくり続けて見つけたものは?
▶︎【祝・DVD発売! お笑いトリオ・ハナコさんスペシャルインタビューVol.2】いろんな経験を経て、コントに自信がもてるようになりました
【目次】
「DVDの収録時間限界まで、特典映像は入れました!」(秋山)
──DVD『HANACONTE +』には、特典がたくさん付いていますね。
岡部さん(以下敬称略):はい!
秋山さん(以下敬称略):入れました!
──これはYouTubeをDVD化するのだから、おまけをたくさん付けなくては……という、サービス精神からなのでしょうか。
岡部:そうですね(笑)。
秋山:まさにそうなんです! もちろんです!
菊田さん(以下敬称略):ふふふふ。
──タイトルの「+(プラス)」の部分が、かなり大きいですよね。
秋山:はい、パッケージにもっとデカデカと書いてもいいくらいです。ちょっとちっちゃい。
岡部:無料のものを有料にしてるのって、意味わかんないですもんね。
秋山:DVDをつくるにあたり、まずは収録できる時間の限界を聞きました。それをめいいっぱい使って。ぱんぱんに入ってます、このディスクには。
左から、ハナコの菊田竜大さん、秋山寛貴さん、岡部 大さん。
「知らないおじさんと、バドミントンをしまして」(岡部)
──せっかく一生懸命つくったコントだから、形に残したかったということですか?
秋山:YouTubeはいつでも手軽に観られますけど、いつプラットフォームそのものがなくなるか、わからないものでもあるので。そこにコントを100本詰め込んでおくのはもったいない。だから一度形にしたいなというので、DVD化が進みました。で、そこに特典ですね。
──副音声解説や、DVD限定のコントや企画と、たくさんありますよね。
秋山:まず、DVDを出すにあたって、「ハナチャンライブ」というライブを1回やりまして。それも特典映像として入ってるのですが、どのコントを収録したいか、どんな特典がいいか、お客さんの声を聞いたんです。あと「こんな特典どうでしょう?」っていう、菊田のプレゼンを。
菊田:はい、それが「ハナコTHEドライブ」と「バドミントン」です。
──あの、バドミントンを一緒にしていたおじさんは、どなたですか?
ハナコ:知らないです。
──え?
岡部:「知らないおじさんとやる」っていうのがテーマだったんで。
菊田:そうですね。
秋山:ディレクターさんが、エキストラを呼んでくださって。おじさんへの企画説明が大変でしたね、「あなたとバドミントンがしたいので、普通に楽しくやりましょう」っていう。
岡部:たまにおじさんにプライベートを聞こうとすると、菊田に止められて。
菊田:「知ってるおじさん」になっちゃうから。企画が変わっちゃうんで、やっぱり。
──菊田さんはプロデューサーですもんね。
菊田:それはもう、普通のテレビ(の企画)になっちゃうから。やっぱりそうなると、出ちゃうんですよ、タレント感が。いいんです、そんなの聞かなくて。知らないおじさんとやってほしいの、こっちは。
岡部:テレビでもないよ、「知ってるおじさんとバドミントン」なんて。
菊田:あっははは!
岡部:だから特典映像は「ハナチャンライブ」から絶対観てほしいですね。いきなり「バドミントン」を観てもさ、意味がわからない。
菊田:いやー、最初から「バドミントン」観てもいいけどね。
岡部:「ハナチャンライブ」で「バトミントンをやりたい」っていう菊田のくだりを観ないと。
菊田:でも、まずは「バトミントン」を観てほしいです、僕は。
秋山:そのほうがいいですか?
菊田:はい、なんか『スターウォーズ』じゃないですけど、エピソード4→5→6→1→2→3の見方があるように。
秋山:あれ「4」でもないけどね。
菊田:バドミントンは「エピソード4」だと思ってください。
秋山:そんなにいいものでないのよ。
岡部&Domani:あはは!
菊田:それで「1」観て、またもう1回「4」観てください。したら、また見方がいろいろ変わってくるかもしれない。
秋山:そんな、バドミントンを軸にしないで。
岡部:絶対、順に観たほうがいいだろ。
菊田:『スターウォーズ』です、特典映像は!
秋山・岡部・Domani:爆笑
「テレビでは観られない、芸人はオフも面白いことを、みんなに知ってもらいたくて」(菊田)
── ……なるほど、「バドミントン」も「ハナコTHEドライブ」もそうですけど、菊田さんとしては、テレビとは違うものをやりたかったわけですか?
菊田:オフ感というか。
──めちゃめちゃオフでしたよね。
菊田:そうですね。やっぱり面白いんですよね、お笑い芸人ってオフも。
岡部:ふふ。
菊田:それをね、僕、見せたいんですよ。結局お笑い芸人がいちばん面白いのって、オフなんですよ。
秋山:そうなの?
菊田:テレビって、言っちゃいけないこととかがあった中での、面白さなんです。
──決められたルールがあるということですか?
菊田:そうです、そうです。やっぱりルールがあるので。でもルールのない、素っ裸の状態の芸人って面白いんですよ!(注:このあたり、かなり熱弁中です)
秋山:声を大にして……(笑)
菊田:この業界で11年やってます、一応。で、それで思います。芸人はずっと面白いです。それを感じ取ってほしくて。
秋山:すごい思いの詰まった2本だったんだね。
菊田:そうそう。
──まさかここまでとは……。貴重なお話、ありがとうございました。
菊田:いえいえ。こちらこそ、ありがとうございました!(清々しいほどに高らかな声!)
一昨年に続き、今回のインタビューも、最後にすべてをかっさらった菊田さんでした。そんな菊田さんの特別な思いが詰まった特典映像が見られるのは、DVD『HANACONTE+』だけ。もちろん本編のコントも天才的に面白いので、YouTubeも含めて、ぜひぜひチェックしてみてください!