クールな前髪なしスタイルにハイライトでアクセントを。気になる白髪もおしゃれにカバー!
ハンサムな雰囲気になれるヘアスタイルとして、“前髪なし”というのはひとつの要素。おでこを出して潔くスッキリ見せながらも、頬骨あたりに曲線をあしらってフェミニンなエッセンスもプラス。顔に陰影がついて、奥行きやメリハリも生まれます。
さらに注目したいのは、悩み深い白髪を目立たなくするハイライトテク。ハイトーンカラーやブリーチでハイライトを入れることで白髪を紛らわせ、しかもスタイルに立体感が加わっておしゃれ感度の高いスタイルに。髪がのびてきても白髪がわかりにくいため、一度やると「もうやめられない!」という人も多いそう。
それではさっそく、おすすめのスタイルを紹介します!
【前髪なしショート+グレージュハイライトで大人ハンサムに】
柔らかさとモード感が共存する美人見えショート。髪がたまって野暮ったくなりがちな耳周りや襟足はスッキリさせながらも表面と前髪は長さを残しているので、ボーイッシュにもおばさん風にもならず、おしゃれな雰囲気に仕上がります。トップのボリューム感や後頭部の丸みで骨格補正がしやすいため、頭の形がキレイに見えるのもうれしいポイント。
カット
ベースは前下がりのショートボブ。ハチ下は軽く切り込み、ハチ上は長さを残す。前髪は鼻のラインでカットして大人っぽく。トップにレイヤーを入れて丸みと柔らかさを。
カラー
ハイライトを表面に入れてからグレージュをかぶせ、気になる白髪をボカしながら立体感を強調。グレージュは深みを感じつつ、日本人特有の赤みを抑えて柔らかさとツヤを底上げするカラー。ハイライトは、根元がのびても気にならない効果もあり◎。
パーマ
直毛の場合、パーマをかけるのがおすすめ。ハチ下はピンパーマでCカールに、ハチ上は毛先にワンカール、トップのレイヤー部分は根元まで巻き込んでボリュームを出す。
スタイリング
タオルドライ後に洗い流さないトリートメントやオイルを中間〜毛先につけて、根元をこすりながらドライヤーしっかり乾かす。ヒートプロテクト効果のあるオイルをつけてから、32mmのヘアアイロンで毛先をワンカールの内巻き、顔周りは外巻きに。少量のヘアクリームを手に広げて髪をかき上げるようになじませ、最後に手ぐしで整える。
似合う髪型や髪質
◆スタイルを担当したのは
kakimoto arms
[カット]二子玉川店 店長 細畑久寿さん
[カラー]銀座店 トップカラーリスト 田部井優子さん
【毛先ニュアンス+細かめハイライトの上品洒落見えミディ】
年齢を重ねると髪にボリュームがなくなってきたり、白髪が気になったりと悩みが多くなるもの。厚みを残しつつ毛先に動きをプラスしたスタイルでボリュームをカバーし、細かなハイライトカラーでチラチラする白髪をごまかし! アレンジしてもハイライトがアクセントになり、おしゃれにキマります。
カット
長さは鎖骨下5cm、前髪からサイドにかけてレイヤーでつなげたワンレングスのミディアムスタイル。重さを残しながらも、顔周りには動きをつける。
カラー
チラチラしたできはじめの白髪をごまかすため、表面を中心に細かいハイライトを入れてからセピアベージュカラーに。髪にも肌にも透明感をまとわせる色味。
パーマ
毎日巻くのが面倒な人はパーマをかけておくと便利。20mmのロッドで毛先のみ2回転巻くパーマがおすすめ。
スタイリング
ノンパーマの場合は32mmのアイロンで毛先から巻き上げるように1回転半の内巻きに。前髪からサイドにかけてはリバース(後ろ方向に)巻いて。髪全体をざっくりほぐしてから少量のオイルワックスをもみ込む。パーマをかけている場合は、髪を軽く濡らしてからムースやヘアクリームをなじませるだけでOK。
似合う顔型や髪質
※丸顔の場合は、前髪の長さを顔の半分あたりの位置に設定して厚みを残すこと。顔にかかる前髪の分量で顔をひし形に見せ、小顔効果が。髪が硬い人や毛量の多い人は、パーマをかけると扱いやすい。
◆スタイルを担当したのは
kakimoto arms
[カット]ららテラス武蔵小杉店 店長 林 麻美さん
[カラー]ららテラス武蔵小杉店 トップカラーリスト 太田桂子さん
【ふわっとレイヤー+顔周りハイライトのこなれロング】
ロングだけどコンサバに寄りすぎず、ちょっと抜け感を出すのが今っぽく見せる秘訣。毛先はスカスカにならないようにきちんと厚みを残し、顔周りにレイヤーを入れて華やかな動きを加えて。トップにもレイヤーを入れているのでぺたんとならず、ふんわり見せることができます。
カット
ベースはバスト上のロングで、前髪はあごラインに設定。前髪からフェイスラインにしっかりとレイヤーを入れて動きをサポートし、華やかさをアップ。トップにもレイヤーを入れ、頭の形をキレイに見せる。髪がぺたんとしやすい人にはマスト!
カラー
ブリーチで全体にハイライトを入れ白髪をハイライトと同化させてから、カッパーブラウンでカラー。顔周りをやや明るくすると肌がトーンアップして見える。
パーマ
直毛の人、髪が硬くて多くて太い人、巻くのに手間取る人はパーマをかけておくと朝が楽ちん。ハチ下は毛先にワンカール、ハチ上は大きなロッドで根元までしっかり巻き込んでふんわり感を底上げ。
スタイリング
タオルドライ後に洗い流さないトリートメントをなじませ、分け目をつけずに360度さまざまな方向からドライヤーの風を当てて根元から乾かす。パーマをかけていない人は、ヒートプロテクトできるオイルを中間〜毛先になじませてから38mmのヘアアイロンで毛先だけワンカールの内巻きに。前髪とトップはリバース(後ろ方向)のワンカールにして、オイルを手ぐしでなじませて崩す。カールを強くつけすぎないのがポイント。
似合う顔型や髪質
※もし髪質が軟らかくて細い場合はやや短めにし、根元から大きめのパーマをかけると軽やかな動きが出やすくなる。
◆スタイルを担当したのは
kakimoto arms
[カット]二子玉川店 店長 細畑久寿さん
[カラー]田園調布店 トップカラーリスト 守隨千晴さん
構成・文/斉藤裕子