『チェリまほ』チームの笑顔があふれ、会場があたたかい空気に包まれた舞台挨拶
映画観賞後に行われた本イベントはレギュラーメンバー初の大集結という貴重すぎる舞台挨拶は全国164スクリーンで中継されていて、まさに日本中が映画「チェリまほ」メンバーの一挙手一投足に沸いていたのではないでしょうか。取材陣がスクリーン側でスタンバイをしていると、余韻たっぷりに拍手が続いていました。そして、いよいよイベントがスタート。出演者が会場内のソワソワ&ワクワクが大きな拍手となって舞台脇の扉から入場のするのですが、赤楚さんと町田さんは満面の笑みで壇上へ。その後も顔を見合わせて笑いあうなど、壇上にいるのは安達と黒沢?という錯覚に陥るような光景です。
早速、イベントは赤楚さんの挨拶からスタート。トーク部分は敬称略にてご紹介させていただきます。
赤楚衛二(以下、赤楚)「皆さんこんにちは、赤楚衛二です。安達清役を演じさせていただきました。本当に初めてこうやってお会いして、お会いしてというか、対面させていただいてすごいこみ上げてくるものがあります。今日は楽しんでいきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!」
写真をまとめて見る(24枚)町田啓太(以下、町田)「(笑顔)いやー、嬉しいです。ありがとうございます、本当に。いや~、本当に感慨深いですね。こうやってみんなで登壇するのも初めてですし、こういう機会をいただけたというのも皆さんのおかげだと心から思っています。あまり長く喋ると時間がなくなってしまうのでこの辺で。今日は、皆さん一緒に楽しめればと思います。よろしくお願いします!」
浅香航大(以下、浅香)「こんにちは。柘植役を演じました浅香航大です。お越しいただきましてありがとうございます! 舞台挨拶っていいですね。これだけたくさんの人に来ていただいて、とても嬉しいです。今日は皆さん楽しんで行ってください。ありがとうございます!」
ゆうたろう「綿矢湊を演じましたゆうたろうです。今日はよろしくお願いします!ありがとうございます。たくさんの方々に囲まれて、ライブビューイングの方も、(手を振りながら)熱、届いてますよ皆さん!楽しんでください!よろしくお願いします!」
草川拓弥(以下、草川)「六角裕太役を演じました草川拓弥です。今日はたくさんの方々に来ていただいてとても光栄です。今日は短い時間ですけども、楽しんで帰ってください。よろしくお願いします!」
佐藤玲(以下、佐藤)「藤崎さん役の佐藤玲です。今日はご来場いただいて、そしてたくさんの方に観ていただいてとても嬉しく思っています。最後まで楽しんで行ってください。よろしくお願いいたします」
鈴之助「(ビッグスマイル)はい、どうもありがとうございます。浦部健吾役の鈴之助です!もう会場入ってからずっと笑顔になりっぱなしで、本当に皆さんに、そして観ていただいているライブビューイングの方達、応援してくれる皆さま、本当に今日はありがとうを伝えにきました。どうもありがとうございます。よろしくお願いします!」
風間太樹(以下、風間)「監督の風間太樹です。本日はご覧いただきありがとうございました。無事にこうやって映画をお届け出来て、本当に幸運だな、幸せだなと思っております。今日は是非楽しんでいってください。よろしくお願いします」
――さぁ皆さん。ドラマから少し時間が空いて、レギュラーメンバーが再集結という本作になりましたが、これは皆さんにお伺いしたいのですが、映画の撮影中の雰囲気ですとか、ドラマの撮影時に比べて、皆さまの中で変わったことと変わらないこと、現場に行かれて感じられた変化などがもしあったら伺いたいのですが
赤楚「これ、皆さんに聞きたいんですけど、(両側の出演者を見ながら)何も変わってないですよね……?ほぼ。強いて変わったと言えば、浦部さんの髪の長さとか(笑)」
(場内笑い)
鈴之助「髪、そうだね」
赤楚「そうですよね(笑)」
鈴之助「最初ね、どっち分けかっていう確認するところから入った(笑)」
赤楚「(爆笑) というところしか思い浮かばないくらい1年前と変わらず撮影していた気がします」
写真をまとめて見る(24枚)――スタッフの方も同じでしたよね?町田さんもあまり変化というか、すぐに黒沢になれた感じですか?
町田「もう、現場に入ったら自ずと、みんなと会ったら普通に、なんていうんでしょう?それまでは戻れるかな?とそわそわしてたんですけど、行ったら“なんだ、全然大丈夫だ”と思って、不安だった気持ちが全部吹き飛びましたし。これってすごいパワーだなと思ってましたね。なんか、すーさんも相変わらず大きいなって」
(場内笑い)
鈴之助「身長は変わらないよね。なんせもう38だからね(笑)」
出演者全員、笑っている
町田「(笑)本当にちょっとぶりだなというぐらいな感じでしたよね」
鈴之助「本当変わらなかったね。スッと入れたね」
――赤楚さんと町田さんはドラマから映画化されると聞いた時どんな心境でしたか?
赤楚「(町田さんと顔を見合わせながら)そりゃめちゃくちゃ嬉しかったですよね」
町田「(赤楚さんに被せ気味に)ねぇ?またみんなと会えるというのも嬉しいし」
赤楚「そうですよね」
町田「あの続きというか、また出来るんだ、あの世界に入れるんだっていうのは、本当に嬉しかったよね」
赤楚「はい。それこそ、みんなと会えて嬉しい、嬉しい、久しぶりだ~!っていう感じがしたんですけど、浅香くんだけあんまり変わってないなみたいな。
浅香「えっ?」
赤楚「久しぶりな感じしないなみたいな、(笑いながら)ワクワク感がなかったような…」
町田「なんかね、めちゃくちゃ落ち着いてたよね?」
浅香「(ちょっと慌てたように)そうかな?いや、ワクワクしてたよ。楽しみだったし、会えて嬉しかったよ!(笑)」
(赤楚さんと町田さんはしゃがみ込むようにしながら大爆笑)
写真をまとめて見る(24枚)――浅香さんは、何か変化はありました?
浅香「いやいや、僕も変わらずというか、基本的にお二人は絡みはドラマではありましたけど、ずっとゆうたろうちゃんと2人だったので、僕は。例えばお二人の会社の人達と会うと、ドラマの人だなと思って」
(場内笑い)
浅香「あ、鈴さんってこんなに大きかったんだなとかね(笑)そういう感じですかね」
――豊川の方々と会うと、そういう反応になるんですね
浅香「(ゆうたろうさんを見ながら)まぁそうだよね」
ゆうたろう「はい」
――ゆうたろうさんも会社の方々、豊川の方々を見ると
ゆうたろう「そうですね。でも、僕は金髪にした瞬間から“ただいま、湊くん”という感じだったので、そこで一個スイッチが入ったのはありましたね。本当に、僕的には同窓会的な感じでしたね、1年間ちょっとあいて、2人(柘植・湊)のクランクインが4人の家のシーンだったので、“うわ、帰って来たんだな”っていう(満面の笑み)。みんな知ってる!っていう。最初から絆が深まっている状態なので、すごくやりやすかったですね」
写真をまとめて見る(24枚)――浅香さんとゆうたろうさんは、映画になると聞いた時はどうでした?
(浅香さんとゆうたろうさん顔を見合わせて)
浅香「嬉しかったですよ!(笑)」
(場内笑い)
ゆうたろう「僕も、いよいよ始まるんだっていう。本当に皆さんの愛のおかげで実現した続編となる映画で、パーツとなったので、毎日毎日SNSで僕は感じてましたね」
――反響も大きいですよね
ゆうたろう「そうですね。ずっと再放送でもみんなツイートしてくれて、『ここのシーンが』『あそこのセリフが好き』と言ってくれるのを、毎日届いていたので、やっとお知らせ出来ると思った時はすごくドキドキしたし、楽しみでした」
浅香「そうだね。応援してくださっている皆さんが、ドラマの放送が終わったあとも、ずっと盛り上げてくれてたから。あまりラグを感じなかったっていうのはありますね」
(浅香さんが手を大きく動かしながら「皆さん」を表現していたのを、ゆうたろうさんは笑顔で真似ていました)
ゆうたろう「ずっと熱がこもったままだったので」
――草川さんはドラマと変わったところ変わらないところは何か感じましたか
草川「僕は、クランクインした日が豊川のオフィスでの撮影だったので、豊川に入った瞬間から、すごい全部が戻ってくるような感覚がありましたし、オフィスでの物語というのは、僕たち社員でもすごく大切にしている部分だったので、懐かしいなと思いましたね」
写真をまとめて見る(24枚)――でも、草川さんは反応をしっかりされていて、机の感じがちょっと変わっているのに気づいていましたよね
草川「(笑顔)そうですね。美術さんが作るセットとか、細かい部分を見るのが好きなので。あと基本デスクで座って作業しているシーンが多かったので、そこは見ていましたね。なんかちょっとドラマのときと比べてスタイリッシュになっていたというか映画だと。その変わり映えが素敵だなと思っていました」
――やっぱりオフィスに入ると、佐藤さんも帰って来たという感じがしました?
佐藤「そうですね。とにかく私は自分のデスクに座って全体を眺めていたので、皆さんがどんどん戻って来るというか、最初から、会った瞬間から1年経ったっていう感じはしなかったんですけど、やっぱり撮影に入っていくとどんどん引き戻されたというか。それがお互いの力でというのが見ていて感じたので、とても楽しかったです」
写真をまとめて見る(24枚)――佐藤さんは変わったところ変わらなかったところ、現場に入られてどうでしたか?
佐藤「そうですね、本当に豊川のみんなはあんまり変わった感じはしなかったんですけど、やっぱり今回初めてあちら(柘植・湊)のペアとお会いできて(笑)すごくうれしかったです。“観てた人だ!”となりました」
(ゆうたろうさんと佐藤さん手を振り合う)
――やっぱり佐藤さんもなるんですね
佐藤「いや、もう、“あ、やっと会えた”みたいな感じはありました」
――その辺りも、映画では熱い感じもありましたが、鈴之助さんは変化、変わらなかったところはどこですか?
鈴之助「変わらなかったところは、本当に豊川のオフィスとかですね、細部まで美術スタッフさんが素晴らしくて、こだわって作っていただいていて、そういうのひとつにしても、こっちも気持ち入りますし、ありがたかったですし、変わらないですよね。社員の方々もほとんど全員変わらないんですよね、ほぼそのまんまでね」
佐藤「そうでしたね」
鈴之助「だから、本当にありがたかったですね、またみんなと会えて。変わったところは…これ、あんまり興味ないと思うんですけど、若干浦部のスーツがよりフィットするようになりました」
(場内笑い)
佐藤「わかんなかった(笑)」
鈴之助「ちょっと大きいんでね。サイズ感とかよくあるんですよ、大きめとか。よりやっぱり劇場版はフィットしてますね(笑)」
(キャストの皆さん笑っている)
――そこに気づいていた方いらっしゃいますか !?
鈴之助「いやいや!これは多分僕しかわからないです(笑)」
――二度目三度目の楽しみにしていただいて
鈴之助「そうですね!肩のあたりが(笑)」
写真をまとめて見る(24枚)――風間監督はドラマから映画に入られて、何か変化を感じられた、感じなかったところ、いかがでしょうか?
風間監督「今の話の流れから話しちゃうと、こちらとしてはオフィスのシチュエーションだったり、美術だったり、出来るだけ気付かれないようにと頑張って作っているんだけど(笑)拓ちゃんに気付かれちゃって悔しかったなという思いはあります(笑)」
草川「いやいやいや!僕はマイナスイメージはまったくなくて! スタイリッシュになっていったので、進化を感じましたよ。無駄を削ぎ落としたという感じになっていましたけどね」
(赤楚さん、町田さん笑っている)
風間監督「フォローしなくていいよ(笑)大丈夫ありがとう。そうですね、変化…基本的にはみんな同じ空気感のままに、作品に戻って来てくれたなというのがまず最初の印象でしたし、本当に撮影もスムーズにいったというか、楽しかったですね。赤楚くんは、久しぶりに会った時に、少~しだけ痩せてらっしゃったから、そこをまた安達に戻るために、お餅でしたっけ?頑張って食べたりとか」
赤楚「めちゃくちゃ食べました!」
風間「ね。そういう努力とかもあって安達に戻ってきたというのはあったかもしれませんね」
――そこはおにぎりじゃなくてお餅だったんですね。
赤楚「お餅が体重つくのに、気づいて、毎日体重計で計って。そこからお餅が自分に合うんだなというので、お餅ばっか食べてましたね」
――皆さんに伺いたいんですけれども、心の声が聞こえるという本作の設定にかけまして、今日ご登壇されている皆さんで、この人の心の声を聞いてみたいなという方を挙げていただきたいんですけども。赤楚さんどなたの声を聞いてみたいですか?
赤楚「これ難しい質問ですねぇ。全員の聞いてみたいですけどね。どうですか?」
町田「あ、喋らせる方向の?」
ゆうたろう「回しに入りました?」
(場内笑い)
赤楚「逃げてますね(笑)ちゃんと向き合いますね」
ゆうたろう「そうですね」
赤楚「それぞれ楽屋っていうか、控室で喋ったりする時があるじゃないですか。みんなで集まると絶対喋るんですけど、やっぱタイミング的に喋りたくないなと思ってたりすることもあるかもしれないじゃないですか」
(赤楚さん、キャストのみなさんをじっと見る)
佐藤「そんなことないと思います(笑)」
赤楚「ないですか!? ないですか?本当に楽しかったのかなというのは聞きたいなっていう(笑)。僕はすごく楽しかったですし、色鮮やかな日々を過ごさせていただいたんですけど、みんなも同じ気持ちだったらうれしいなっていうのはありますよね(笑)」
町田「いや、楽しかったしかないでしょ!」
赤楚「(草川に)楽しかったですか?」
草川「うん」
ゆうたろう「なんで急に自信なくすの?」
町田「なんで?そんな心配だったの?」
赤楚「いや、改めて…」
町田「改めてね。確認をね」
赤楚「確認の」
ゆうたろう「楽しかったです!」
佐藤「豊川のオフィスでは、ドラマ版でもそうだったけど、男性陣は常に一緒に行動していて、なんか本当に男子校みたいだった。ドラマ版の時にも思っていたんですけど、映画版ではみんなちょっと大人になってたりするのかなと思ったけど、全然違くて、ずっと一緒にいて」
町田「ま、子供ですね!」
佐藤「楽しそうだなと思ってましたよ(笑)」
――みんな楽しかったということで、赤楚さんいいんじゃないでしょうか、これは
赤楚「はい。ご満悦でございます(笑)」
――赤楚さんがMCポジションに行くのは珍しいので、ちょっとドキドキしています
赤楚(笑)
写真をまとめて見る(24枚)――町田さんはどなたのどんな行為を?
町田「これは欲張って2人いいですか?まずは風間さんですよね」
風間「僕ですか?」
町田「はい。でも、正直に全部話してくれているのでアレなんですけど、やっぱり毎カット毎カットどういう気持ちになってるんだろうなって。すげー気になっていたので」
風間「でもね、お伝えしていることに嘘はないですよ。本当に(笑)」
町田「嬉しいです!」
風間「安達と黒沢のシーンは、心根から本音で向き合って行くということで、出来るだけスタッフ間だったり、キャストに向き合う時に噓のないようにと思ってはいましたよ」
町田「……確認でした(ニッコリ)。ありがとうございます!」
赤楚「でも、したくなりますよね」
町田「わかる!」
赤楚「ドラマの時はめちゃくちゃ話し合ってやってみて、安達だったらこう、黒沢だったらこうと再確認してというのをやっていたのに、今回『OK!』みたいなことが割と多かったので」
風間「確かにね」
赤楚「まぁその前に話し合いはしていたんですけども、なりましたよね」
町田「ね」
赤楚「これ、安達なのかな?黒沢なのかな?みたいな」
風間「それは安達だったんだよ(笑)」
(町田さん大爆笑)
写真をまとめて見る(24枚)――そこはOKだったということですね、監督的には。もう一人の方は?
町田「もう一人はやっぱ浅香くんですかね」
(場内笑い)
浅香「俺ですか!?」
町田「結構ポーカーフェイスというか」
浅香「うんうん(首を傾げつつ)」
町田「冷静な感じがずっとあるから」
浅香「いやぁ、そうですか?大したこと考えてないですよ(笑)なんだろう?」
町田「いやいや」
浅香「なんだろう」
――どんなことを考えていそうですか?浅香さんは
町田「本当に、多分思いもよらないことを考えているんじゃないかなって」
(軽く吹き出す浅香さん)
町田「結構現場でも、ツボって」
浅香 「ああ、ああ(笑)」
町田「独特なところでツボって…」
赤楚「あったな〜。確かにありましたね」
町田「安達と喋ってる2人の…皆さん観たからいいのか、あ、言えるんだ(うれしそう)」
(場内笑い)
町田「4人で引っ越しのパーティーをしてたんですけど、その時に2人が喋るシーンがあるんですけど、その時に赤楚くんの顔を見てずっと笑ってるから、どうしたんだろうと思って」
(このとき浅香さんはときどき俯きながら笑っている)
ゆうたろう「結構、3~4回くらい撮り直しましたよね」
風間「珍しいよね、ああいうの」
町田「珍しいと思って。ポーカーフェイスなのに」
ゆうたろう「初めて見ました。あんな顔するんだと思って」
赤楚「あまりにも不安になって聞きましたもん、僕。『僕の芝居、変でしたかね…?』って」
(場内笑い)
町田「(笑) 不安になるよね!」
赤楚「はい(笑)」
浅香「本当に申し訳なかった(笑)」
赤楚「そしたら、アレですよね。あぐらかいている膝が当たっていて、それがおかしくてみたいな」
浅香「ただ(膝が)当たっただけなんだよ(笑)。だから大したことじゃないんですよ」
町田「だから、楽しいこと考えてるんだなって」
浅香「う~ん、そうですね。いや、本当に何も考えてないです!ぶっちゃけ」
町田「そんなことはない(笑)」
――ゆうたろうさんは、どなたのどんな心の声を聞いてみたいですか?
ゆうたろう「僕は、圧倒的に町田さんですね」
町田「俺ですか?」
ゆうたろう「なんか1番、黒沢すぎて嫉妬するくらい、嫌になるくらい“完璧”という言葉が似合うので。結構取材とかでも言ってるんですけど、なんだろう、疲れていてもそういう素振りをまったく見せないですし」
町田「めっちゃ言いますよ『疲れた』って」
ゆうたろう「(笑)。キャストさん、スタッフさんの中でもずっとコミュニケーションを取る方で。僕、結構寝顔撮ることにハマっていて、ドラマの撮影中に。拓弥くん、赤楚くん、浅香さんと鈴之助さんは撮れたんですよ。でも町田さんだけ、ずっと追っかけたりしてたんですけど」
町田「え!そんなことしてたの(笑)。全く気がつかなかった!」
ゆうたろう「そう。そんな素振りを一切見せなかったので、心からすごい人なんだなって改めて思ったので、心ではどう思っているんだろうなって、本音っていうのを知りたいですね」
町田「本当に、たぶん大したこと考えてない(笑)。ボーッとしてますね」
ゆうたろう「そういうところも見てみたいなって思いましたね」
浅香「結局さ、考えたんですけど、自分の声が一番聞いてみたくないですか?」
ゆうたろう「うわ~すごいこと言う!」
町田「自分のね」
浅香「だって、わかんないですもん、俺も。自分が何考えてるのか」
(場内笑い。町田さん大爆笑)
ゆうたろう「確かに」
浅香「極論言うとさ、自分の声聞きたいよね」
ゆうたろう「確かに、心の声はそうかもしれないですね」
――すごい深いことをサラッとおっしゃいましたね
町田「深すぎていまちょっとわかんなくなっちゃった(笑)」
――草川さんはどなたの心の声を聞いてみたいですか?
草川「深い話が出た後で恥ずかしいんですけども、僕は赤楚くんに実は一つありまして…。プライベートで連絡先を交換してるんですよ。しょっちゅうではないんですけど、タイミングでLINEをすると、未読スルーされるんですよ。
(赤楚さん苦笑い)
草川「すごくお忙しい方なのはわかるんですけども」
赤楚「いやいやいやいや…」
草川「だいぶ長い期間が空いて『そういえばLINE送ったけど、まだ返事きてないな』とパッと見ると、まだ未読なんですよ。その心の声は聞きたいですね~」
(場内笑い)
赤楚「あの…言い訳がましいかもしれないんですけど…未読がいっぱい溜まっていて、ちょっとどこから返事を返せばいいんだろうかっていうので、頭パンパンになって結局誰にもしないっていう…」
町田「迷子になっちゃうんだ」
赤楚「迷子になっちゃいますね」
――それで致し方なくスルーになってしまうと
赤楚「そうですね。既読してしまうことによって、返事しなきゃと脅迫されているような気持ちになるので」
(場内笑い)
――そんなつもりないですよね?
赤楚「そうですね……なるべく電話が一番うれしいんですけどね」
草川「次からは電話します!」
赤楚「もし何かあったらすぐ電話してほしい。電話だったら100%出るっていう」
草川「わかりました(笑) 心配になっちゃったんです。嫌われちゃったのかなと思って」
赤楚「(じっと草川さんの目を見て)いや、大好き!」
草川「あ、ありがとうございます(笑)」
(場内笑い)
――大好きいただきました。佐藤さんはどなたの声が?
佐藤「草川くんと同じで申し訳ないんですけど、赤楚くんに……。ちょっと似たような感じになってしまうんですけど、現場中にみんなにちょっとずつイタズラをしてケラケラ笑っているその心境を聞きたいなと思ったんですけど。
(場内ざわざわ&笑い)
佐藤「(町田さんを見ながら)特に、ドラマ版の時ですかね」
町田「うん。一番されがちだったかな」
佐藤「一番されがちでしたね。特に、美容グッズで電気の出るやつ。みんなにエイってやって、ケラケラケラっていう…いつも、あれを毎回やって楽しかったのかなっていうのを聞きたいです(笑)」
(赤楚さん俯いて聞いている&場内笑い)
町田「たまにトランス状態に入る時あるよね」
赤楚「あります、あります! なんですかね?」
町田「なんだろうね?」
赤楚「人が『きゃ~!』ってなってるのがすごい楽しいって思っちゃう」
(場内笑い)
赤楚「ビックリするリアクションが見たいっていう、例えば普段こうやって割とクールだったりしても、そういうリアクションの時だけ、素じゃないですけど、ギャップみたいなものを感じてしまって、それを楽しんでる部分はあるのかもしれないです」
――そんな一面があるんですね、赤楚さんね。
赤楚「(笑)」
――お時間の関係で鈴之助さんが最後になるんですけど、鈴之助さんお願いします
鈴之助「はい。僕はゆうたろうさんが知りたくて」
ゆうたろう「え~!」
鈴之助「世代的には一番若い世代で、若者の気持ちが知りたいですよね」
(場内笑い)
佐藤「そんなに!?」
町田「純粋に?(笑)」
鈴之助「純粋に!」
ゆうたろう「お父さんみたいな(笑)」
鈴之助「これからの若い方をすごいリスペクトしていますけど、やっぱりそれを知ってより自分の糧にしたいなっていう」
赤楚「最近流行りのポーズとかですよね。指ハートとか」
鈴之助「うん。何を考えているのか、どういう思考なのか知ったら強いじゃないですか」
――じゃあこの後のフォトセッションで、最近流行りのポーズをゆうたろうさんから教えていただいて、やっていただきたいと思います
ゆうたろう「はい。頑張ります!」
鈴之助「教えてください!」
――ということで、お時間が来てしまいました。最後に代表して赤楚さんより全国の皆さんにメッセージをお願いできますでしょうか。
赤楚「今日は、ご来場くださった皆様そしてライブビューイングで観てくださった皆様、本当にありがとうございます!短い時間だったんですけども、すごい楽しいです。この作品は、キャストスタッフ共に伝えたいことだったりとか、この作品に懸ける思いというのは、皆同じ方向を向きながら、真心を込めてやってきた作品なので、なんと言えばいいんですかね、何度でも観て欲しいですし、何より皆さまのやっぱり『チェリまほ』への愛がなければこうやって作品が出来ることはなかったので。本当に一番言いたいのは、皆さん本当にありがとうございました!これからもよろしくお願いいたします!」
写真をまとめて見る場内から割れんばかりの大きな拍手に包まれて舞台挨拶は終了。とにかく終始和やかなムードが溢れていて、キャストの皆さんが本当に仲良し!その様子を見ている会場の皆さんたちもとても幸せそうで、とにかく温かくて幸せな雰囲気に包まれた舞台挨拶でした。その後のフォトセッションでもずっと楽しそうな皆さん。今流行りのポーズでもと言われてチェリーのポーズをする際も大笑いしたり、顔を見合わせたりとチームワークの良さがうかがえました。最後にムービーカメラに向かって目線を送るとき、赤楚さんがカメラを探していると町田さんがカメラ位置を教えるひと幕も。そして、会場を後にする際もお客さんに手を振りながら最後まで笑顔でいる姿が印象的な最後の最後まであったかい気持ちに包まれるイベントとなりました。
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【STORY】
「おとぎ話はいつだって魔法がとけてハッピーエンドだ。魔法がとけたら俺はどこにでもいる30歳の男になってそれで終わりだと思っていた。でも…俺はまだおとぎ話の中にいて、魔法使いのままだ」
童貞のまま30歳を迎え、“触れた人の心が読める魔法”を手に入れたサラリーマン・安達(赤楚衛二)と社内の人気者で仕事も出来る同期・黒沢(町田啓太)は恋人同士。デートを重ねたり、社内恋愛も順調な幸せな日々の中、安達に転勤の話が舞い込む。やりたい仕事ができるチャンスに喜ぶ安達だが、転勤先は遥か1,200km離れた長崎だった―。転勤話をめぐり、互いを想い合うがゆえにすれ違ってしまう安達と黒沢。そして、遠距離恋愛をきっかけにふたりは未来について考え始めて…。はたしてこの恋、どうなる!?
出演:赤楚衛二 浅香航大 ゆうたろう 草川拓弥(超特急) 佐藤玲 鈴之助 松尾諭
/遠山俊也 榊原郁恵 鶴見辰吾 松下由樹/町田啓太
※榊原さんの「榊」は正しくは「木」へんに「神」
原作:豊田悠「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」(掲載 「ガンガンpixiv」スクウェア・エニックス刊)
(原作情報:コミックス1~8巻絶賛発売中)
監督:風間太樹 脚本:坂口理子 音楽:堀口純香
主題歌:「心音」Omoinotake(ソニー・ミュージックレーベルズ)
挿入歌:「Gimme Gimme」DEEP SQUAD (ソニー・ミュージックレーベルズ)
製作著作:「チェリまほ THE MOVIE~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~」製作委員会
制作:テレビ東京 ラフ・アット
配給:アスミック・エース
©豊田悠/SQUARE ENIX・「チェリまほ THE MOVIE」製作委員会
■公式サイト:https://cherimaho-movie.com
■公式twitter : @tx_cherimaho
■公式Instagram :@cherimaho_movie
撮影・取材/岡野亜紀子