こんにちはeditor_kaoです。
先日、ゴールデンウィーク中に開催された【Warai Mirai Fes 2022〜Road to EXPO 2025〜】のイベントレポートを投稿しましたが(記事はこちら!)、こちらのファッション連載では、特別編として、当日のフェススタイルについて触れたいと思います。
その前に、今回のフェスについておさらい。
【Warai Mirai Fes 2022〜Road to EXPO 2025〜とは】
大阪の万博記念公園で開催された、大阪・関西を国際的な文化芸術・エンターテインメント・スポーツ都市として発展させることを目指し立ち上げた14社による協議会「チーム関西」の第一弾イベント。国際博覧会担当である若宮健嗣大臣もコメントを寄せるなど、全国規模で、大きな注目が集まっています。
大きなステージでは、アーティストの音楽ライブや吉本興業所属の芸人さんによる漫才が。広場にはスポーツやゲーム、ワークショップなど、子どもが体験できるブースもたくさん。だれもが、それぞれに楽しめる大規模なイベントでした。
っていうか久しぶりのフェス、何を着て行けばいいの……?
実は私、コロナ禍に関係なく「フェス」というものを訪れたのが、本当に久しぶりすぎて。過去に数回、有名な音楽フェスに行ったことはあるのですが、今はあのときほどの体力もないし、当時暑すぎて熱中症になりかけたというトラウマもあり、「そこまでして行かなくても…」と、避けていたのです。
しかしながら今回は、いろんなジャンルが合わさった新しいタイプのイベント。フェスの最新事情も知りたいし、お笑い好きということもあり、フェスに参加することに。しかし、いざ取材することになったものの、さて、どんな着こなしで出かけるのが正しいのか……? これはけっこう悩んでしまいました。
仕事ではあるものの、開催者側ではないので、きちんとしたスタイルも場違いな気がして。さらに、私は最終日に参加したのですが、初日が豪雨&強風で大変な状況だったという情報も。当日も雨予報が出ていたため、いわゆるオンスタイルはないな、と判断しました。フェスに参加されたことがある方はご存知かもしれませんが、場所によっては、どんなに雨が降っても傘をさすことができないのです。
せっかくなので、SDGsについても考えてみた
また、このフェスの大きな目標のひとつが「SDGsの促進」。ファッション界も大きく関係するテーマだけに、そこにも配慮した着こなしをしてみたいと、勝手にいくつも縛りをつくって、コーディネートすることにしました。
で、私が考えたポイントはこの3つ!
- 熱中症と雨、両方の対策ができる
- 場の雰囲気に合った着こなしにする
- ファッションロスを配慮して、新しいアイテムを買い足さない
そして実際に着たコーディネートはこちら!
透湿・はっ水加工のあるフードブルゾン(ポイント1)に、白いチュニックTシャツ。全体的にシックな色調ですが、花柄パンツで、野外イベントのハッピー感を演出しました(ポイント2)。Tシャツもパンツもコットン素材なので、多少濡れたり汚れたりしても、洗濯機で洗えば大丈夫。
ちなみにTシャツをロング丈にしたのは、体型カバーをするためです。さらにレイヤードスタイルなら、アウトドアっぽさが軽減されて、ハットを脱げば会場を出ても違和感がないのでは、という目論見も(新幹線で東京に帰らなくてはならないため)。服もリュックもスニーカーも、普段から私が愛用しているものなので、ポイント3もクリア(実はサファリハットのみ、本来手持ちのキャップを持って行く予定だったのが、初日の豪雨の様子に怯えて買い足してしまいました。が、昨年から狙っていたものなので、ぎりぎりセーフということで!)。
手持ちの服でも、フェススタイルは可能でした!
フェスに行くというお祭り気分を盛り上げるのに、新しいファッションに挑戦するのもありですが、今回はSDGsを掲げるイベント。サステナブルなブランドを着ることも考えたけれど、まずは自分ができることからと、ファッションロスの視点から、手持ちのワードローブでコーディネートすることにしました。
ちなみに、周りの人々のフェススタイルもチェックしたのですが、みんなが思い思いの着こなしをしていたことが印象的でした。アーティストのライブが目的なら、オフィシャルTシャツを着ていたり、家族連れなら、親子でリンクコーディネートをしていたり。フェスの内容が多岐にわたっていたので、THEフェススタイル! という感じの人は、ほとんどいなくて。どうやら、私のほうが頭でっかちになっていたようです。
さて、この「Warai Mirai Fes 2022」レポートは、次が最終回。人気お笑い芸人・ぼる塾さんと、世界の食文化について学ぶワークショップに参加してきたので、そちらをレポートします! お楽しみに〜。
【今日のひと手間】
この取材、1泊2日の出張だったのですが、着替えや化粧品用のサブバッグとして、”レトラ”のメルカドバッグを持って行きました。メルカドバッグはメキシコの工芸品なので、現地の経済をサポートするという点では、SDGsにも関連があるアイテムなのです。実際に使い心地もよく、多少の雨に耐えられたり、自立するので荷物を整理しやすいのも優秀!
エディター
editor_kao
大人の実用ファッションを中心に、人物インタビューや日本の伝統文化など、ジャンルレスで雑誌やブランドサイト、ウエブマガジンで活動中。また、インスタグラム@editor_kaoでは、私服コーディネートを紹介するかたわら、さまざまなブランドや百貨店とのコラボレーションも手がけている。ライフスタイルWEBメディアkufura(クフラ)でも「4ケタアイテムで叶えるオシャレ」を連載中。
イラスト/柿崎こうこ