エナジーブランディング vol.38:
「捨てない断捨離」とその行先
皆さんは衣替え、無事終わりましたか?
私はこのゴールデンウィークにやっとクローゼットの整理が出来ました。今年は夫が長く帰省してくれて(笑)、仕事&オフを自由気ままに過ごせたミラクルGWとなり、念願だった「断捨離一日1箇所」を目標に過ごしていました。
クローゼットの衣替えから始まり、本棚、CDやDVD、アクセサリー、食糧棚、食器棚など… 今の家に越してきて10数年。棚を開ければ10年ぶりのさまざまなモノに出会う始末です。棚の中からは古いタオルやシーツ類も山のように出てきて(汗)「いつか雑巾に使う予定」のまま何年も、棚のスペースだけ取っていました…。
そんな我が家の断捨離、今回目標にしたのは「捨てないこと」。SDGsが浸透し、地球温暖化が真剣に危惧される現在です。出来る限り、再利用や再生プロジェクト、寄付先を探してみました。結果、以下のアクションに参加しました。
■本・市販CDやDVD、アクセサリー、ブランド系アイテム
ブックオフが運営する、身の回りにある不要になった物品を募って資金調達を行うクラウドファンディングサービス「キモチと。」のプロジェクト「ウルリッヒ病患者・家族の回活動支援」に参加しました。上記アイテムを箱に詰めて、ネットで申し込むと無料で宅配業者が取りに来てくれます。後日査定された金額がメールで届き、プロジェクトの支援に役立てられます。
■古い食器類
区の回収(リユース・再生)プロジェクトへ。私が住む自治体は食器・化粧瓶などのリユース・再生プロジェクトが昨年からスタートしていました。二次流通できるものはリユースされ、リユースできないものは土木資材に活用されるそうです。
■衣類やタオル・シーツなどの繊維製品
繊維製品の回収・再生の循環プラットフォーム「BIOLOGIC LOOP」の回収拠点、銀座ロフトの回収ボックスへ。
最近ではメルカリはもちろん、ブランド品買取ショップなどもどんどん増えていて「捨てる前に売る」が当たり前になりつつあります。それにプラスして
・売れないものも捨てないで回収・再生に参加する
・捨てる前に再生方法をネットで調べる
それが寄付となり、限りある地球資源の保護になり、ゴミ=燃やすことから派生する二酸化炭素削減にも繋がります。
銀座ロフトの回収ボックスに参加!
先ほど紹介した繊維製品の回収し、新たな資源に再生する循環プラットフォーム「BIOLOGIC LOOP」は、私も立ち上げから参加する(株)BPLabのプロジェクトです。
この4月から、だれもが使用済みの繊維製品を捨てないで回収に参加できる回収拠点として、銀座ロフトで取り組みがスタートしました。回収された繊維製品はBPLabが契約した廃棄物処理事業所において分別、マテリアルリサイクルにより再生・活用されます。衣類だけでなく、タオルやエコバッグ・カーテンなども回収の対象となるロフトとの取り組み。ぜひ皆さん、ご参加ください!
私は前述したタオル類を袋いっぱいに持参し、回収ボックスへ。そして新たにフェイスタオルを2枚だけ購入♡「捨てない断捨離」に挑戦してみたらさまざまな企業や自治体のアクションに出会い、部屋も気持ちもすっきりしたゴールデンウィークでした。
●銀座ロフト「BIOLOGIC LOOP」
■期間:2022年4月22日(金)~
■設置場所:銀座ロフト1階、3階、4階
■回収対象:繊維衣類品、繊維製品
(例:タオル、キャップ帽含む帽子、ナイロン含むエコバッグ、カーテン、ぬいぐるみなど)
※肌着、布マスク、布団、スリッパ、水や油などで濡れているものは回収の対象外となります。
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ブランディング コーチ
大島文子
ファッションや百貨店、化粧品、ライフスタイル雑貨などのブランディング支援、PRや販促を中心に活動している。6年前に(株)ブルーム&グローという会社を起業。
Oggi.jpにて連載していた「ブランディング仕事術」はこちら