上司として必要なのは「強さ」を感じる華やぎ感
「多くの人と接するハレの日なら、いつもより華やかなメイクを」と考えますよね？ それはもちろん間違いではありませんが、管理職に就いたら華やかさだけでは不十分かもしれません。品格ある華やかなメイクは周囲を惹きつけるパワーがありますが、それと同時に実行力やリーダーシップといった「強さ」も併せ持つ、頼りになる存在と印象づけることが必要だからです。
印象を左右する目元は「ローズブラウン」でメイク
人の印象を決める重要パーツといわれる目元。パーティやプレゼンでは取引先とコミュニケーションを図ったり、信頼を得る必要があり、アイメイクはとても重要となります。そこで使いたいのがローズブラウンのアイシャドウ。初対面でも親しみやすい柔らかな雰囲気と適度な華やぎ感、管理職にふさわしい落ち着いた印象のすべてが叶うからです。
ローズブラウンの目元をつくる【アイパレット】
▲(左)ローズブラウンのアイメイク以外にも、様々な赤メイクを楽しめるバリエーション豊富な配色。ゴールド グリッターのトップコートを最後にのせれば華やかなアクセントに。ディオール ディオール バックステージ アイ パレット 009 ￥6,270（11月18日数量限定発売）
(右)一色一色は柔らかな色合いながらも、重ねるごとに色の奥行きが増して落ち着いた大人のまなざしに。中央のピンクパールはしっとり上品な輝きで大人の目元を明るくトーンアップする効果も。アルビオン エクシア アイカラー カンテット 06￥6,600
アイメイクの作り方を解説！
STEP_1 締め色を先に塗ってから明るい色を重ねて軽やかに仕上げる
アイシャドウパレット右下のローズブラウンを指でとり、二重幅にふわっと軽くのせます。その後、中央・左のくすみピンクをブラシでアイホール全体に。こうすると締め色が強く出すぎず、軽やかに仕上がるので垢抜けた印象も手に入ります。チップではなく指で締め色をのせることも色がベタッとつかないポイントです。
STEP_2 アイホールと同じ色を下まぶたにのせて肌なじみをアップ
中央・左のくすみピンクをブラシにとり、下まぶたにサッとのせます。下まぶたにほんのり血色感が加わることで上まぶたのくすみピンクがよりいっそうなじんで見え、自然な仕上がりに。最後に下・中央のブラウンを目尻5mm程度に細く入れてキュッと引き締めます。
STEP_3 グレーのアイライナーで強さのあるまなざしに
ローズブラウンで華やかな雰囲気をつけているので、アイラインはグレーを選んで堅実な印象を加えます。上まぶたのキワ1mm程度、やや太めにラインを描くと目元に強さが出るうえ、暖色系アイシャドウが腫れぼったく見えることも回避できます。ただし目頭までラインをしっかり入れるとキツく見えるので目頭は空け、まつげの生え始め辺りから目尻まで引きます。目尻まできたらそのまま目のフォルムに沿って2〜3mm長く伸ばします。
強さを表現するなら【深みのあるグレー】がおすすめ
▲グレーが白っぽく見えず、深みのある色合いをしっかり表現できるカラー。なめらかな描き心地のジェルタイプで、にじまずに長時間キープできるウォータープルーフ処方。エスティ ローダー ダブル ウェア ウォータープルーフ ジェル アイ ペンシル 05 ￥3,190
チークは【落ち着いたローズレッド】を小さく入れてすっきり見せる
アイメイクと調和させつつ自然な血色感を加えるのが、落ち着いたトーンのローズレッドです。ただ、目元がローズブラウンの時にチークを頬に幅広くふんわり入れると顔全体がぼやけてしまうことも。小さくシュッと入れることで華やかさと冴えた印象を両立できます。
大人の貫禄と血色感のバランスがちょうどいい【ローズレッド】
▲(左)ブラシで軽くのせるだけで、内側からポッと色づいたような血色感を演出。パールの繊細な輝きで立体感も際立ちます。アディクション ザ ブラッシュ 009P ￥3,300
(右)落ち着いたローズレッドでも色がくすまずクリアに発色。スキンケア成分が贅沢配合され、自然なツヤ感ももたらします。エスティ ローダー ピュア カラー エンヴィ ブラッシュ S 420 ￥6,490
頬骨の高い部分に小さく入れて冴えた顔立ちに
チークをブラシにとったら手の甲で2〜3回トントンとなじませてから頰へ。目尻の下、頰骨の高い位置に小さい勾玉（まがたま）を描くように動かします。ふんわり色づく程度でOK。
【くすみローズの濃密リップ】で意志のある印象に
唇も「強さ」を演出する重要パーツで、プレゼンやビジネスパーティでは自分より上の年齢や肩書きの相手とも接することが多いからこそ、唇の輪郭が際立つリップではっきりと発言するできる「強さ」を演出。くすみローズなら程よい柔らかさや落ち着いた雰囲気があり、キリッとするのに主張しすぎないところが魅力です。塗る時は、リップの角で唇の輪郭をとるようにし、口角まできちんと塗ります。
ハレの日に活躍する【品格あるくすみローズ】
▲(左)ふんわり軽やかでソフトマットに仕上がるリップ。ローズ由来のスキンケア成分を贅沢に配合していて、つけている間も乾燥が気になりません。ランコム ラプソリュ ルージュ インティマット 289 ￥4,730
(右)ややベージュニュアンスのあるローズ。シルクなどを配合することで、美しい発色ときめ細やかな光沢感が実現。色落ちしにくいのでパーティにもおすすめです。ジバンシイ ルージュ・アンテルディ・シルキー No.116 ￥5,060
強さと気品を併せ持った華やかさで、存在感を高めて
ジャケット￥14,300（アダストリア〈エルーラ〉） ブラウス￥26,400（カオス表参道〈カオス〉） パールのイヤーカフ￥16,500、ピアス￥60,500、2連にしたネックレス￥174,900（マリハ〈マリハ〉）
●この特集に使用した商品の価格はすべて、総額（税込）価格です。
撮影／向山裕信（vale.／人物）、黒石あみ（静物） ヘア＆メイク／佐伯エミー スタイリスト／柿原陽子 モデル／吉田明世 構成／片山幸代
