この春放送開始!新ドラマのテーマは「友情」
新ドラマ『日曜の夜ぐらいは…』が、4月30日(日)22時より放送スタート。それぞれにままならない思いを抱えた3人の女性が偶然に巡り合い、友情を深めていくハートフルストーリー。主人公・岸田サチ役は清野菜名さん。不器用なサチがかけがえのない友情と出会い、変化していく物語を丁寧に演じます。
“次の1週間もがんばろう”と、背中を押してくれるような物語
写真をすべて見る──「友情」が大きな軸となる作品。今をときめくキャストのみなさんとの共演も話題ですが、岸井さん、生見さんの印象は?
物語の最初は、サチはただただクールというか、無愛想な印象だったのですが、岸井ゆきのさん演じる翔子と生見愛瑠さん演じる若葉…2人の明るさにとても助けられて、迷いなく吹っ切れていきます。
ゆきのちゃんと愛瑠ちゃんだからこそ、“引っ張り出してもらえた”という感覚がすごくありますね。現場では他愛もない会話をずっとしていて、お互いの共通点や、ふとした癖を発見することでグッと距離が近づいたりと、物語とリンクするような瞬間もあって。劇中の3人も、私たち3人も、これからどう発展するのかとてもワクワクしています。改めて『友情ってすごく素敵だな』と感じました。
──3人を見守るキャラクター・市川みねを演じる岡山天音さんについてはいかがですか?
天音くんは以前から何度かご一緒させていただいているのですが、最近だと『キングダム』で1年半くらい一緒に戦った関係なので(笑)、天音くんが現場にいると安心しますね。『キングダム』のときは緊張感もあってなかなか会話できなかったのですが、今回は現場に入ってすぐに、自然とたくさん喋ることができてすごくうれしいです。このドラマの温かい雰囲気が、そうさせてくれている気がします。
──ずばり清野さんが『日曜の夜ぐらいは…』のあとに言葉を入れるなら?
そうですね、難しいなぁ…。(しばし考えこみ)日曜の夜ぐらいは…『早く寝たい』!(笑) 。みなさんにもドラマ『日曜の夜ぐらいは…』で1日を締めていただいて、スッと眠りについて、明日からまたがんばっていただきたいです。私自身、台本を読んだあと心があたたまるような、充実感を感じられました。観たあとに少し背中を押してくれるような、“またここから1週間がんばろう”と思ってもらえる物語になっています。
清野さんが友情を深めたいときは「積極的にいきます!」
ドラマのテーマは「友情」。サチは友達作りに消極的なキャラクターですが、清野さん自身はというと…? 一方で、意外な共通点も明らかに。
──清野さん自身は、「友達になりたい」と思ったときはどうやって距離を縮めますか?
「“新しい友達と出会いたい”という気持ちは、すごくあるんですが…大人になるとなかなか難しいですよね。でもまずは、がんばって連絡先を聞きます」
──演じるサチとは違って、友達作りには積極的なんですね。
チャンスを逃すとその人とはもう会えないかもしれないですからね。特に私たちのような仕事をしていると、お仕事で一緒にならない限り会うこともできないので。仲良くなりたい人には積極的に話しかけるようにしています。
──サチは休みなくアルバイトを続けていますが、清野さんもアルバイト経験がおありだそうですね。演じる上で通じる部分はありましたか?
私は居酒屋でアルバイトをしていたのですが、もう大変でしたね。多いときは80人くらいの団体さんが何組も来て。お料理やジョッキを両手に何個も持ってひたすら運んで…とにかく体力勝負でした。サチが働くファミレスで、忙しさがピークになるシーンでは、当時の雰囲気も思い出しながら演じました。
何かを続ける秘訣は“好きでいること”。続けることで新しい発見があるのが楽しい
“体力勝負”といえば、アクションが得意で運動神経抜群な清野さん。その秘訣や、多忙な毎日をいきいきと過ごすコツについてもお話を伺いました。
──清野さんといえば抜群の運動神経。さまざまな作品で華麗なアクションを披露していますよね。今回の撮影でも、ポージングがとても綺麗で。鍛えられた体幹を感じました。
運動は今までずっと続けてきた、私にとって欠かせないもの。走るのがすごく好きなんです。最近買ったランニングマシンがもうすぐ届くので、「好きな時間に家で走れるんだ」ってすごく楽しみで、ワクワクしています(笑)。
──運動がなかなか続かない我々からすると、ただただ「すごい!」の一言です(笑)。続ける秘訣はありますか?
やっぱり“好きでいること”だと思います。興味をもって追求していると、ずっと続けていても新しい発見がどんどんあって楽しいんですよ。
──子供のころは、どんなお子さんでしたか?
元気いっぱいで、じっとしていられない子でした。裸足で外を駆け回って、いつもお母さんに『靴履きなさい!』って言われていましたね(笑)。地面をつかめる感じが好きで。泥の上だったり、草むらだったり、感触が全然違うのが楽しかったんです。
──幼い頃から好奇心旺盛な、感受性豊かな子だったんですね。そんな清野さんが大人になった今、無条件にテンションがあがるものはなんですか?
今、自分のなかでブームなのが植物です。家の中を森にしたい!というくらい、自宅にもたくさん飾っています。出先に飾られている植物を見るのも“あがる”瞬間で。葉っぱを触りながら『手入れは行き届いてるかな?』なんて見守ってしまいます(笑)。植物にはちいさな発見がたくさんあって、幸せな気分にしてくれますね。
──毎日をご機嫌に過ごすために、心がけていることはありますか?
笑うことと、肯定すること。もともと私はネガティブで、ひとりでいるとけっこうマイナス思考になりがちなんですが…それを変えたくて、内面からハッピーになれるように心がけているんです。意見を言ったときに、“でも”、“だけど”って言われると自分でもいやですよね。なので、相手を理解しようとまずは共感することを大切にしています。
俳優
清野菜名
せいの・なな/1994年10月14日生まれ、愛知県出身。2014年、得意のアクションを活かして映画『TOKYO TRIBE』でヒロインを演じ、ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞。近年では、第35回日刊スポーツ映画大賞 助演女優賞、第65回ブルーリボン賞 助演女優賞、第46回日本アカデミー賞 優秀助演女優賞を受賞。待機作に映画『キングダム 運命の炎』(7月28日公開)がある。
ドラマ『日曜の夜ぐらいは…』
【放送情報】
2023年4月30日スタート 毎週日曜よる22時
【キャスト&スタッフ】
出演:清野菜名 岸井ゆきの 生見愛瑠 岡山天音
川村壱馬(THE RAMPAGE) 和久井映見 宮本信子 ほか
脚本:岡田惠和
主題歌 「ケセラセラ」/Mrs. GREEN APPLE(ユニバーサルミュージック/EMI Records)
演出:新城毅彦
制作著作:ABCテレビ
【第1話あらすじ】
岸田サチ(清野菜名)は、車イス生活を送る母・邦子(和久井映見)と二人暮らし。その毎日は、母の介助とアルバイトをこなすだけで淡々と過ぎていく。楽しいこととは無縁な暮らしの中、邦子が何を思ったか、車イスでは参加が難しいバスツアーに応募。代理で参加するハメになったサチは、そこで、野田翔子(岸井ゆきの)、樋口若葉(生見愛瑠)と、運命的な出会いを果たす…!
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撮影/千鶴 取材/徳永留依子
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