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【連載:美人が飲む酒美味い酒】行ってきましたオーストラリア! 旅の醍醐味「食」を楽しみつつ、太らないコツは?
オーストラリアといえば、コアラとカンガルー…。それはそれでもちろん正解なんだけれど、オーストラリア第二の都市、メルボルンがあるビクトリア州は美食の宝庫でもあります。移民が多いので、さまざまな国のローカルフードが現地同様の味でいただける、というのもうれしいところ。大自然の中で育まれる野菜や果物は濃厚な味わいで、街には大きなマーケットも。『南半球の台所』と呼ばれることもあるそう。
先日、メルボルンに二週間ほど滞在していたのですが、初オーストラリアということもあって実は「前評判はいいけど、そうはいっても食べ物が大味なのではないか」と穿った見方をしていた私…大間違いでした。パリにもミラノにもローマにもN.Y.にもタイにも…美食の都市と言われるところにはそれなりに行き、それなりのレストランにも伺ってきましたけれど、徒歩圏内に世界中のグルメがギュッと集まっていて、高級と言われるところでなくても美味しいという意味では、メルボルンが一番かも。
通常は1時間、サマータイムでも2時間という時差の短さ、治安のよさ、アメリカやヨーロッパに比べれば物価がリーズナブル(それでもこの円安下では、日本の1.5倍くらいの感覚ではありますが…ちなみにオーストラリアの平均賃金は日本の2倍以上です)なので、変な緊張感なくリラックスできるというのも、食を存分に楽しめる理由だと思います。
お酒も潤沢。ワインはすでに有名ですが、近郊にはビールやウイスキーの醸造所もあります。今回は、日本では観光スポットとしてあまり知られていない、とっておきの場所をご紹介しますね。
1:オーストラリアワインをおしゃれに味わえるワイナリーが集まる【モートンペニンシュラ】
ビクトリア州のワイナリーといえば、ヤラ・バレーが有名ですが、モートンペニンシュラにはこじんまりとした、スタイリッシュなワイナリーが集まっています。大自然を眺めながらのワイン&タパスが最高なので、軽く飲んで食べて…といくつかハシゴするのがおすすめ。
おすすめワイナリー1:FOXEYS HANGOUT
小高い丘の上に立つ小さなワイナリー。キツネのマークが目印です。モーニントン・ペニンシュラではじめて、オーストラリアン・サーティファイド・オーガニック(Australian Certified Organic)のバイオダイナミック認証を取得したワイン醸造施設でつくられているのは、風味豊かでユニークなワイン。タパスが豊富なので、地元の味を少しずつ楽しめます。
おすすめワイナリー2:MONTALT
単一畑のシャルドネとピノ・ノワールに特化した、受賞歴のあるワイナリー。ピッツェリアとレストラン、小さなショップが併設されていて、目の前には羊とペンギンのオブジェが佇む庭、その向こうには広大なブドウ畑が。オープンテラスでワインとピッツァ、気に入ったらお土産も…なんて最高の午後を過ごせます。
2:スタイリッシュなビクトリア産ウイスキーの醸造所【Starward Distillery & Bar】
メルボルンの街から歩いても行けるオーストラリア産ウイスキーの醸造所&バー。ドアを開けるとウイスキー樽の香りがするモダンな空間が。あちらこちらにStarwardのボトルが飾られ、バースペース、軽食をいただけるテーブルも。
「ウイスキーフライト」というロマンティックな名前のついたテイスティングもできます。スタッフがとてもフレンドリーにウイスキーについて教えてくれるので、色々と質問してみるのもいいかも。
3:さまざまなフレーバーのクラフトビールがずらり揃う【Moon Dog World】
2010年にメルボルンで設立されたムーン・ドッグ。メルボルンの隣町、プレストンにはビールの醸造所が。広い空間に72のビールタップ、滝、ラグーン、ビアガーデン、遊び場、高台のサンデッキ…子どももペットもウェルカムなファミリー感たっぷりのくつろいだ雰囲気です。地元の人たちも平日の昼からクラフトビールのテイスティングを楽しんでいる様子。なんと2階ではビールを飲みながら会議をしているグループも。クラフトビール好きならぜひ訪れたい場所です。
旅先で飲んで食べても太らなかった理由…思い当たるのはこの4つ
さてさて、宿泊先には体組成計がなく、こんなに飲んでばかりで大丈夫なのか私????と思っていたけど、帰国して測ってみたら体脂肪率が1%減っていました。
実は渡航前にトレーナーさんに対策を聞いてあって、それを守っていたからかもしれません。
・よく歩く⇨毎日2万歩くらい歩いていました。
・タンパク質をしっかり摂る⇨なにせビーフのおいしい場所。いっぱいお肉を食べました。
・水を飲む⇨お酒を飲むと水分が失われてしまうので、お酒の倍くらい水を飲みます。
・よく眠る⇨時差が少ないせいか毎日ぐっすり。
美容のため、と我慢ばかりしていたら、何のためにキレイになるのかわからない。ダイエットとリバウンドを繰り返さないためにも楽しみながら、美活を習慣化できるといいですね。
書き手
下河辺さやこ
(シモコウベサヤコ):小学館ユニバーサルメディア局コンテンツ事業推進センター 編集長。「小学館 ビューティ・プロジェクト」統括プロデューサー。小学館入社後、『Oggi』、『Domani』、『AneCan』、『Precious』の副編集長を経て、一橋大学大学院でMABを取得後、事業開発を行う現セクションへ。日本テレビ系『それって実際!? どうなの課』ほかテレビ、イベント出演多数。著書に「男尊社会を生きていく昇進不安な女子たちへ」(主婦の友社)。インスタグラムアカウント:
https://www.instagram.com/sayako_shimokobe/