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LIFESTYLE 雑学

2025.07.06

ヒラメとカレイの違いとは?味・見た目・煮付けレシピまで徹底解説

混同されがちなヒラメとカレイですが…実は見た目も味も大きく異なる魚です。両者の違いを目の位置や口の形から解説した上で、それぞれに合う煮付けレシピも紹介します。魚料理に慣れていなくても、違いを知って選べば煮付けの仕上がりもワンランクアップするはずですので、ぜひチェックしてみてください。

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ヒラメとカレイ、何がどう違う?

クエスチョンマークのイラスト

(c)Adobe Stock

ヒラメもカレイも同じ白身魚でスーパーに並んでいますが、魚料理を頻繁に作らない人には何が違うのかわからないかもしれません。しかし実際は、見た目にも味にも違いがあります。いったいどう違うのか、具体的に見ていきましょう。

ヒラメとカレイ、何がどう違う?
  1. 見た目の違いは「目の位置と口」
  2. 味や身の食感も違う

見た目の違いは「目の位置と口」

ヒラメもカレイも「表と裏」がある魚です。一般的な魚と違って普段は海底に平たい状態でおり、移動するときは体全体や腹ビレ・背ビレを動かします。

どちらも稚魚のうちはほかの魚と同じく目が左右に付いていますが、成魚になると左右ではなく表に二つ目が付いている形態に変わるのが特徴です。ヒラメとカレイの目の位置には、次のような違いがあります。

・ヒラメ:体の左側が表(目があるほう)のため、表にして置いたとき目が左に来る
・カレイ:体の右側が表のため、表にして置いたとき目が右に来る

口の大きさも違っており、ヒラメはカレイよりも口が大きくなっています。ただ、ヒラメ科の魚に「カレイ」と名付けられていたり、地域によってはヒラメとカレイが逆になっていたりする点に注意が必要です。

とはいえ、スーパーで買うときはラベルを見ればわかりますので、漁業に関わるのでない限りは厳密に見分けられなくても問題ありません。

味や身の食感も違う

ヒラメとカレイには、味や身の食感にも違いがあります。ヒラメは淡泊で引き締まった身が特徴です。高級魚に分類され、刺身やカルパッチョなど生のままでも使われます。

カレイは脂があり、身がやわらかく煮るとほぐれやすい魚です。家庭料理に多く使われますが、刺身には向きません。同じ白身魚でも、うまみの感じ方や口当たりに差があるため、それぞれに向く料理・向かない料理があります。

煮付けにはヒラメとカレイどちらがおすすめ?

フライパンで調理している写真

(c)Adobe Stock

魚の煮付けといえば思い浮かぶのはカレイですが、ヒラメも似た白身魚。どちらが煮付けに合っているのか、悩んだ経験がある人もいるのではないでしょうか。結論から言うと、どちらも煮付けに使えます。ただし、味や食感などの違いから向く煮付けの種類が違いますので、その点を詳しく解説します。

煮付けにはヒラメとカレイどちらがおすすめ?
  1. 定番の煮付けならカレイ
  2. 特別な日の煮付けには上品なヒラメ

定番の煮付けならカレイ

カレイは身がやわらかく、甘辛い煮汁がよく染みます。骨から身が取りやすいという特徴もあるため、子どもでも食べやすいでしょう。また、価格がヒラメと比べて安い傾向にあり、定番の煮付けに使いやすい魚です。

「今日は煮付けにしようかな」と思い立ったときは、カレイで家庭的な煮付けを作るのがよいでしょう。煮付けで一般的な甘辛い味付けに合い、ご飯も進むはずです。

特別な日の煮付けには上品なヒラメ

ヒラメのレシピとして、煮付けはあまりメジャーではないかもしれません。しかし、実はヒラメは煮付けにしてもおいしい魚。カレイと比べて身が淡泊で、味が上品に仕上がるのが特徴です。

ただ、カレイよりも価格は高めですので、親戚が集まる日や記念日など、特別な日に取り入れることをおすすめします。調理法として、ヒラメの上品な味わいを生かし、しょうゆではなく白だしを使う方法もあります。

ヒラメとカレイを使った煮付けのレシピ

カレイの煮つけの写真

(c)Adobe Stock

ヒラメとカレイの特徴がわかったことで、実際に煮付けを作ってみたくなった方もいるのではないでしょうか? それぞれの持ち味を生かした基本の煮付けレシピを紹介します。

定番・カレイの煮付け(しょうゆベース)

カレイは煮汁が染みやすく油がのっているので、しょうゆベースで甘辛い煮付けにするとご飯が進みます。どの種類のカレイでも煮付けにできますが、おすすめなのはナメタガレイやアカガレイの切り身です。

<材料(2人分)>
・カレイ(切り身):2切れ
・みりん:大さじ2
・酒:大さじ3
・しょうゆ:大さじ2
・砂糖:小さじ2〜3(大さじ1か若干少ないくらい)
・水:100〜150mL
※ショウガがあればトッピングに2g程度用意する

<作り方>
・カレイの表面の水気を取っておく
・鍋かフライパンにみりん・酒・しょうゆ・砂糖と水を合わせて入れ、沸騰させる
・煮汁が沸騰したらカレイの切り身を投入する(切り身同士が重ならないよう注意)
・煮汁が行き渡るように落としぶたをし、中火より若干弱めの火加減で6〜10分煮る
・器にカレイを盛って煮汁をかける

トッピングにショウガを使う場合は、下準備の段階で皮をむいて薄切りにしておくと盛り付けがスムーズです。

上品なヒラメの煮付け(白だしベース)

ヒラメの煮付けはカレイと同じしょうゆベースでも問題ありませんが、白だしベースの煮付けにすると、より上品な味わいが際立ちます。おもてなし料理としても最適です。

<材料(2人分)>
・ヒラメ(切り身):2枚
・白だし:30mL
・水:200mL
・塩:少々

<作り方>
・ヒラメの切り身には十字に切れ目を入れ、少量の塩を振って5〜10分置く
・鍋かフライパンに白だしと水を入れ、沸騰させる
・煮汁が沸騰したらヒラメの切り身を投入する(切り身同士が重ならないよう注意)
・煮汁が行き渡るように落としぶたをし、中火より若干弱めの火加減で10〜20分煮る
・器にヒラメを盛って煮汁をかける

野菜を一緒に煮ても、おいしい一皿に仕上がります。野菜も一緒に煮る場合は、水や白だしの量を加減しながら増やしてください。

まとめ

調理中の女性の写真

(c)Adobe Stock

ヒラメとカレイは、似ているようで見た目にも味・食感にも違いがある魚です。見た目では目の位置が逆で、口の大きさも違います。ヒラメは上品で淡泊、カレイは身がやわらかく脂がのっているので、適した料理が違うことを覚えておきましょう。

煮付けにはヒラメもカレイも使えますが、定番の家庭料理としての煮付けならカレイがおすすめです。ヒラメの煮付けは、その上品な味わいや価格から、特別な日のおもてなし料理に適しています。

紹介したレシピを参考に、煮付けを作ってヒラメとカレイの違いを舌でも感じてみましょう。

メイン・アイキャッチ画像/(c)Adobe Stock

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Domani編集部

Domaniは1997年に小学館から創刊された30代・40代キャリア女性に向けたファッション雑誌。タイトルはイタリア語で「明日」を意味し、同じくイタリア語で「今日」を表す姉妹誌『Oggi』とともに働く女性を応援するコンテンツを発信している。現在 Domaniはデジタルメディアに特化し、「働くママ」に向けた「明日」も楽しむライフスタイルをWEBサイトとSNSで展開。働く自分、家族と過ごす自分、その境目がないほどに忙しい毎日を送るワーキングマザーたちが、効率良くおしゃれも美容も仕事も楽しみ、子供との時間をハッピーに過ごすための多様な情報を、発信力のある個性豊かな人気ママモデルや読者モデル、ファッションのみならずライフスタイルやビジネス・デジタルスキルにも関心が高いエディターたちを通して発信中。
https://domani.shogakukan.co.jp/

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