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ブランチとはどのような食事?

ブランチは昼食を意味するランチと似ている言葉ですが、意味は異なります。聞いたことはあっても意味がわからないという人のために、まずは基礎知識を解説します。
朝食と昼食を兼ねた食事
ブランチとは、朝食と昼食を兼ねた食事のことです。「breakfast(朝食)」と「lunch(昼食)」を組み合わせて、「brunch」と書きます。
19世紀末にイギリスの上流階級や大学を中心に広まった言葉とされていて、もともとはスラングだったという説が有力です。欧米では文化として根付いており、家族や友人と交流する際にブランチを楽しむことがあります。
なお、IT用語にもブランチという言葉があるものの、スペルは「branch」で意味もまったく違います。IT用語のブランチが指すのは、プログラミングでコードの変更履歴を分岐させてそれぞれ管理する機能のことです。
時間帯について明確な定義はない
ブランチの時間帯は特に決まっていません。朝食と昼食を兼ねるため、おおよそ午前10時から11時ごろに食べるようです。
12時を超えると昼食感が強くなり、早朝では朝食に近くなってしまうため、上記の時間に食べるのが一般的とされています。
ほぼ毎日ブランチを食べるというブランチ派の人は、昼前にしっかりと食事をとり、あとは夕食のみという1日2食のリズムで生活しているとのことです。
休日に食べるのがおすすめ
毎日の仕事が忙しい人にとって、休日の朝はいつもよりゆっくり起きたいもの。そんな方にぴったりなのがブランチです。遅めの起床後は時間をかけてブランチを作り、昼前に贅沢な料理を楽しみましょう。
ブランチを食べた後は夕食まで時間があるため、普段の朝食や昼食としては少し重いメニューでもゆっくりと味わえます。家族や友人と一緒に料理をシェアしながら、優雅なひとときを楽しむのもおすすめです。
なお、カフェやレストランなどでも、週末や祝日にブランチメニューを提供している店があります。
ブランチのおすすめメニュー5選
イギリスで発祥したとされるブランチには、和食より洋食の方が合います。贅沢な気分を味わえるおすすめのブランチメニューをチェックしましょう。
スクランブルエッグ
スクランブルエッグはブランチの定番メニューのひとつです。いつもはサッと作って食べている人も、ブランチではふわふわでとろみのある、凝ったスクランブルエッグを作ってみましょう。
フライパンに卵液を加えた後、卵のふちや底が固まるまで10~20秒程度待つのが、スクランブルエッグをふわとろ食感に仕上げるコツです。マヨネーズを加えると、さらにふんわりとした仕上がりになります。
パンケーキ
パンケーキを食べる場合は、食事系メニューと組み合わせるのがおすすめです。ベーコンや卵を合わせることでグッとボリュームを出せるため、お腹も満たされるでしょう。レタスやアボカドも組み合わせると、より華やかに仕上がります。
デザート感覚でパンケーキを食べる場合も、いつものメープルシロップやバターのほかに、生クリームやお好きなフルーツなどを添えれば贅沢な気分を味わえます。

フレンチトースト
フレンチトーストをブランチのメニューにするなら、前日の夜からパンを卵液に浸しておきましょう。味が全体に染み込んで、一層おいしく仕上がります。また、焼く際にバターを使えば、濃厚な香りを楽しむこともできますよ。
定番のメープルシロップにバニラアイスを加えれば、優雅なひとときを過ごせるでしょう。ボリュームが足りないときは、パンの間にハムやチーズを挟んでサンドイッチ風に食べるのもおすすめです。
イングリッシュマフィン
トーストでももちろん構いませんが、ブランチではよりおしゃれな雰囲気を出すためにイングリッシュマフィンを使ってみましょう。ベーコン・レタス・トマトをパンで挟むBLTサンドなら、しっかりと食事をとりたい場合にも適しています。
家族や友人と一緒にブランチを楽しむときは、付け合わせとしてフルーツやヨーグルトを添えれば、さらに豪華な食事になります。
ガレット
フランスの郷土料理であるガレットは、そば粉で作られた薄いクレープ状の料理です。一般的には、ハム・卵・チーズ・野菜などを具材として包んで食べます。
そば粉は小麦粉より栄養価が高いため、健康志向の人に向くブランチメニューといえるでしょう。具材にも特に決まりはなく、好きなものを挟んで食べられるため、自分だけのお気に入りのメニューを考えてみるのも一興です。

まとめ
ブランチとは、朝食と昼食をまとめて済ませる食事のことを指します。時間帯の明確な定義はなく、午前10時から11時までの間に食べるのが一般的です。
ゆっくりと過ごしたい休日に、朝食と昼食を兼ねてブランチを楽しむ習慣が広まっています。普段より手の込んだ料理を作り、ゆったりとした時間を過ごして日頃の疲れを癒やしましょう。

メイン・アイキャッチ画像/(c)Adobe Stock
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Domani編集部
Domaniは1997年に小学館から創刊された30代・40代キャリア女性に向けたファッション雑誌。タイトルはイタリア語で「明日」を意味し、同じくイタリア語で「今日」を表す姉妹誌『Oggi』とともに働く女性を応援するコンテンツを発信している。現在 Domaniはデジタルメディアに特化し、「働くママ」に向けた「明日」も楽しむライフスタイルをWEBサイトとSNSで展開。働く自分、家族と過ごす自分、その境目がないほどに忙しい毎日を送るワーキングマザーたちが、効率良くおしゃれも美容も仕事も楽しみ、子供との時間をハッピーに過ごすための多様な情報を、発信力のある個性豊かな人気ママモデルや読者モデル、ファッションのみならずライフスタイルやビジネス・デジタルスキルにも関心が高いエディターたちを通して発信中。
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