えのきの賞味期限はどのくらい?
えのきの賞味期限は保存方法により変わります。えのきに賞味期限の表示がない理由と併せて確認しましょう。

冷蔵保存なら1週間程度
冷蔵庫のチルド室や野菜室でえのきを冷蔵保存した場合、賞味期限の目安は購入後1週間程度といわれています。えのきは空気に触れることで傷みやすくなるため、開封後は冷蔵保存でも2~3日以内に食べ切るのが理想です。
えのきをすぐに使わない場合は、パックや袋から出して新聞紙やキッチンペーパーで包むことで長持ちしやすくなることに期待できます。包んだえのきは保存袋やポリ袋に入れ、軽く口を閉じて冷蔵保存しましょう。
えのきを保存する際は、石づきを落とさないことがポイント。一部のみ料理に使う場合も、保存する分は石づきを落とさずに保存するのがおすすめです。
冷凍保存なら1か月程度
冷凍保存したえのきの賞味期限は1か月程度が目安とされていますが、なるべく早めに使う方が風味や食感を保てるでしょう。
冷凍保存する場合は解凍後すぐに料理で使えるように、石づきを落としておきます。3~4cmの長さに切ってから冷凍すると、炒め物やスープにすぐ使うことも可能です。
小分けにしてラップで包み、ジッパー付き保存袋に入れて冷凍するのがおすすめです。ほぐしながらバラで凍結すれば、凍った後もまとまらないためパラパラと取り出せます。
えのきに賞味期限の表示がない理由
えのきなどの農産物(生鮮食品)には、法律上、賞味期限の表示義務がありません。加工せずにそのまま販売する場合、名称・原産地・内容量の表示義務はあるものの、期限表示については不要とされているのです。
ただし、実際に市販されているえのきの中には「パック詰め日」「出荷日」「目安としての賞味期限」 が記載されていることも。これはあくまでもメーカーや販売店が独自に表示しているに過ぎないでしょう。
えのきをより長持ちさせる方法
えのきを「えのき氷」や「干しえのき」にすると、長期保存が可能になるほか、食材としても使いやすくなるでしょう。それぞれの具体的な方法を紹介します。

ペースト状にして凍らせる
えのきをペースト状にして凍らせたものがえのき氷です。えのきが細かく粉砕されているため食べやすく、製氷皿で冷凍保存すれば使う分だけすぐに取り出せます。
えのきと水を混ぜてミキサーにかけた後、ペースト状になったえのきを1時間程度煮詰めましょう。その後、粗熱を取って製氷皿に流し込み、凍ったら完成です。
えのき氷は一般的に2か月程度保存できるとされています。味噌汁やスープに溶かしたり、カレーやシチューの隠し味にしたりと、さまざまな使い方があります。
干しえのきにする
干しえのきは、えのきを乾燥させ水分を飛ばして保存性を高めたものです。2か月以上の保存が可能とされ、乾燥剤を一緒に入れておけば半年程度保存できるでしょう。
石づきを落としたえのきをザルに広げ、風通しのよい場所で2時間ほど天日干しします。水分がなくなったらフライパンで乾いりし、完全に水気を飛ばせば完成です。
干しえのきは、だし・具材・ふりかけ・薬味として活用でき、料理の幅が広がるでしょう。
えのきに関するよくある疑問
えのきについて抱きやすい疑問と回答をまとめました。ひと通りチェックしていきましょう。

えのきは生で食べても大丈夫?
えのきは一見「サラダにそのまま使えそう」と思われがちですが、生食は推奨されていません。食中毒のリスクがあるほか、胃腸に負担がかかり消化不良を起こす恐れもあるようです。
えのきの健康成分は加熱することで溶け出して摂取しやすくなるとされており、栄養効果の面からも加熱調理が最適といえるでしょう。
腐っているえのきはどのような状態?
えのきは水分が多く傷みやすいため、腐っているかどうかの見分けが非常に重要です。以下のような状態のえのきは食べないようにしましょう。
長持ちしやすいえのきの見分け方は?
えのきが長持ちするかどうかは、購入する時点でもある程度判断できるようです。長持ちしやすいえのきの特徴をまとめました。
まとめ
POINT
- えのきの賞味期限は、冷蔵保存で約1週間、冷凍保存で約1か月が目安
- えのき氷や干しえのきにすると、より長持ちに期待できる
- えのきを生で食べると体調を崩す恐れがあるため、加熱調理する
無駄なく、かつおいしく長持ちさせるために、えのきの賞味期限や保存方法を理解しておきましょう。
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Domani編集部
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