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WORK 雑学

2025.09.21

ラクトアイスとは?アイスクリームとの違いをわかりやすく解説

ラクトアイスとは「乳及び乳製品の成分規格等に関する命令(乳等命令)」で定められている3種類のアイスのうちの一つです。いったい、ほかのアイスとどのように違うのでしょうか? 食べやすいからとつい食べ過ぎてしまいがちなラクトアイスの注意点や、おいしく楽しむポイントも紹介します。

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ラクトアイスとは?4種類のアイスの違い

カップのバニラアイスの写真
(c)Adobe Stock

食品衛生法に基づいて定められている「乳及び乳製品の成分規格等に関する命令(乳等命令)」では、アイスを乳固形成分と乳脂肪分の含有量で以下の3種類に分類しています。

・ラクトアイス:乳固形分3.0%以上、乳脂肪分の規定はなし
・アイスミルク:乳固形分10.0%以上、うち乳脂肪分3.0%以上

・アイスクリーム:乳固形分15.0%以上、うち乳脂肪分8.0%以上

またこの3種類に分類されない乳固形成分3.0%未満のアイスには、アイスキャンディやアイスシャーベットといった氷菓があります。

ラクトアイスの特徴

ラクトアイスは、乳固形分や乳脂肪分をより多く含むアイスクリームやアイスミルクと比べて、コクがありながらもさっぱりした味わいをしています。口当たりがよいため、いくらでも食べられるという人もいるでしょう。

加えて、商品のバリエーションが豊富なのも特徴です。バニラやフルーツなど定番のフレーバーはもちろん、お菓子・餅・コーヒー・紅茶などほかの食品や飲み物と組み合わせたユニークなアイスが展開されています。

季節限定や店舗限定の商品もあり、比較的手頃な価格で購入しやすく、手に取りやすいのもラクトアイスの特徴です。

ラクトアイスはヘルシー?体に悪い?

砂糖の写真
(c)Adobe Stock

ラクトアイスはアイスクリームやアイスミルクと比べて乳固形分の割合が低く、乳脂肪分の規定がないため、ヘルシーなアイスだと解釈されがちです。しかし、植物油脂や砂糖が含まれているため、必ずしもヘルシーとは限りません。

ここからは、ラクトアイスだからこそ気になるポイントを見ていきましょう。

ラクトアイスはヘルシー?体に悪い?
  1. トランス脂肪酸への懸念
  2. 植物油脂や砂糖で高カロリー

トランス脂肪酸への懸念

乳脂肪分の含有量について規定のないラクトアイスは、植物油脂を含んでいることが多くあります。植物油脂生成の過程でできるトランス脂肪酸は、生活習慣病に悪影響を及ぼすといわれている成分です。

ラクトアイスを食べることで、トランス脂肪酸による影響があるのではないか? と心配する人もいます。

植物油脂や砂糖で高カロリー

ラクトアイスは乳脂肪分の含有量こそ少ないものの、植物油脂や砂糖はしっかり入っています。商品によっては、アイスクリームやアイスミルクよりカロリーが高い場合もある点に注意しましょう。

コクはあるのに口当たりが軽いため、気が付くとたくさん食べていた、なんてこともあるかもしれません。カロリーオーバーには要注意です。

ラクトアイスを楽しむポイント

アイスキャンディーが並んでいる写真
(c)Adobe Stock

バリエーション豊か、かつリーズナブルで気軽に買いやすいラクトアイス。ただ、植物油脂に含まれているトランス脂肪酸や、カロリーが高くなりがちな点は気になりますよね。

ここでは、そんな懸念点を心配しすぎることなく、おいしく楽しむためのポイントを紹介します。

食べ過ぎない

とてもシンプルですが…トランス脂肪酸やカロリーオーバーが気になる場合には、ラクトアイスを食べ過ぎないことが重要です。適量であれば、健康への影響を心配しすぎることなく楽しめます。

たとえば「1週間に2回まで」「食べる量は1回に1個まで」といったように上限を決めておくと、食べ過ぎない範囲でセーブできるのではないでしょうか。

また、同じラクトアイスでも単品売りより箱入りのほうが、一つあたりの容量が少ない場合があります。好きな商品に箱入りがあるならば、そちらを選ぶと1回当たりに食べる量を抑えやすくなるでしょう。

原材料表示や栄養成分表示をチェックする

ラクトアイスを購入するときには、原材料表示や栄養成分表示をチェックしましょう。パッケージの裏側や側面を見て確認すると、使われている材料やカロリーがわかります。

たとえば、カロリーオーバーに注意しつつ食べたい場合、1日の食事でとるカロリーとラクトアイスのカロリーを合計し、摂取目安を超えていないか確認するとよいでしょう。

「どのくらいまでならラクトアイスを健康的に食べられるか」という目安がはっきりするため、安心して食べられるはずです。

まとめ

ラクトアイスとは「乳及び乳製品の成分規格等に関する命令(乳等命令)」で定められている3種類のアイスのうち、乳固形分が3.0%以上で、乳脂肪分の規定がないものを指します。

バラエティ豊かな商品がリーズナブルな価格で販売されており、購入しやすいのが特徴です。

ただし、ラクトアイスは植物油脂や砂糖を多く含んでおり、トランス脂肪酸の摂取やカロリーオーバーを懸念している人もいます。健康的な範囲で楽しむには、あらかじめ食べる量を決めた上で、原材料表示や栄養成分表示を確認すると安心です。

メイン・アイキャッチ画像/(c)Adobe Stock

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Domani編集部

Domaniは1997年に小学館から創刊された30代・40代キャリア女性に向けたファッション雑誌。タイトルはイタリア語で「明日」を意味し、同じくイタリア語で「今日」を表す姉妹誌『Oggi』とともに働く女性を応援するコンテンツを発信している。現在 Domaniはデジタルメディアに特化し、「働くママ」に向けた「明日」も楽しむライフスタイルをWEBサイトとSNSで展開。働く自分、家族と過ごす自分、その境目がないほどに忙しい毎日を送るワーキングマザーたちが、効率良くおしゃれも美容も仕事も楽しみ、子供との時間をハッピーに過ごすための多様な情報を、発信力のある個性豊かな人気ママモデルや読者モデル、ファッションのみならずライフスタイルやビジネス・デジタルスキルにも関心が高いエディターたちを通して発信中。
https://domani.shogakukan.co.jp/

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