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LIFESTYLE 雑学

2017.11.06

“ちょいブス”どころか“ちょい地味”が本当にモテる女の条件である。【銀座ではちょいブスがモテる!?の法則8】

 

自己プロデュースの達人にして、自称“ちょいブス”な元銀座のNo.1ホステスが、理想の「自分」に近づくための、独自の自己プロデュース術を伝授!

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あくまでも“街に溶け込むかどうか”が着こなしの基準です。

元・銀座のNo.1ホステスにして、現在35歳、広告代理店勤務、バツイチ、二児の母・勝友(かつとも=名字)。銀座時代、会社経営者に大手商社のエリート、政治家、医者・・・と、かずかずの、こう言ってはなんだが、いわゆる“一流の男たち”を虜にしてきた彼女のファッションを、一言で表すなら「シンプル」である。いや、むしろ、シンプルというよりは、コーディネートそのものは“ちょい地味”というほうがしっくりくるかもしれない。

基本はいつも、判で押したように、ダークトーンのベーシックカラーに、ほどよくタイトなシルエット。が、しかし、パッと見は“ちょい地味”でも、決して、つまらなさや安っぽさはなく、どこか“こなれた感”すらただよっている・・・。いったい、どういうアイテムを選び、どんなふうにコーディネートしたら、こんなふうになれるのだろうか。

以前、お伝えしたとおり「大人の女性は服装や髪型で自己主張すべきではない」というのが彼女の信念である。

勝友いわく「服を選ぶときは“体のラインがきれいに見えるかどうか”と“街に溶け込むことができるかどうか”、その2点が決め手になります。買い物に行くのはもっぱら銀座。特にお気に入りは松屋の『セオリー リュクス』。トレンドに左右されない定番アイテム、長く着られるアイテムを選びます。そのほか、色違いで何枚もそろえたいニット類や、これからの季節、防寒に欠かせないヒートテックは『ユニクロ』、ワンシーズン限りと割り切ってヘビロテするトレンドアイテムは『ZARA』で。

手持ちの服は、黒、茶、グレー、ベージュ、ネイビーのベーシックカラーのみ。清潔感があり、どんな相手にも不快感を与えない装いは、ビジネススキルのひとつだと思っているので、トレンドを意識しすぎたコーディネートや、華美な色、デザインは、基本的にセレクトしません。どうしても差し色が欲しいときは、小物かアクセサリーで取り入れます。

ベーシックな色やデザインのアイテム同士は、コーディネートしやすいというメリットもあるんですよ。どう組み合わせても不思議と“それなり”に見えるんです。気をつけていることといえば、全身がファストファッションにならないようすることぐらいです。たとえば一点『セオリー リュクス』が入るだけで、ほどよく高級感が出ますし、自分自身のモチベーションも上がります」。

そしてまた、そんな勝友がよく着ているのが、ひざ下丈のタイトスカートだ。それも、トレンドのレース素材やペンシルタイプではなく、秋冬ならウール素材で、体にフィットしすぎない王道のデザインを選ぶようにしているそう。

「現在は、広告代理店勤務なので、大企業のトップの方とお会いして、営業することもあります。そういうシーンで、フェミニンなレース素材や、タイトすぎる形は、真摯に仕事に取り組む姿勢をアピールするためには、ふさわしくないと思うんです。女性に生まれてきた以上、女性ならではのやわらかな雰囲気や気遣いを前面に押し出すのは、間違っていないと思います。そのほうがスムーズに進む仕事もたくさんありますから。

でも、クライアントと対等な立場でいるためにも、ビジネスの場では、過剰な色気は御法度です。そういう意味で、ベーシックなひざ下丈のタイトスカートは、ほどよい女性らしさがありながら、決して下品さや嫌らしさがない。私はずっとタイトスカート派ですが、ここ数年は、トレンドでもあるので、形がきれいなものが豊富で、本当にうれしい限りです」。

女らしいけれど、過剰な色気はない。そして、街に自然に溶け込むぐらいナチュラルだけど、清潔感があって、ほどよくセンスよく見える。もしかしたら、元・銀座No.1ホステスならではの、この絶妙なさじ加減が、世の男性を、そして一流の男たちを、引きつけるのだろうか。

おしゃれに見せたい、モテたい、そう思うあまり、もしかして私たちは、逆方向に進んでいるのだろうか、という自戒を込めつつ、今回の結論。『本当にモテる大人の女のファッションは、むしろ“ちょい地味”である』。

撮影/諸田 梢

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