母の日シーズンにある花の種類と花言葉、そして注意点
(1)カーネーション
花言葉:「無垢で深い愛」
「母の日」と言えばカーネーション。 諸説ありますが、約100年前にアメリカの女性参政権運動家の母親が亡くなったこと偲び、娘が白いカーネーションを贈ったことが始まりで、「母の日」=カーネーションになったと言われています。今では色とりどりのカーネーションが売られていますが、実は色によって花言葉の意味が違います。
赤=「母への愛」、「愛を信じる」
白=「純粋な愛」、「私の愛は生きています」、「尊敬」
ピンク=「感謝」、「美しいしぐさ」
黄=「軽蔑」、「嫉妬」
オレンジ=「純粋な愛」、「あなたを熱愛します」
紫=「誇り」、「気品」
青=「永遠の幸福」
花言葉を見ると、黄色やオレンジは避けた方が良さそうです。また、白は亡くなった母へ贈るという習慣もアメリカにはあります。カーネーションは切り花も鉢物もどちらもあるので、ガーデニングが好きなお母さんには鉢物、お仕事を現役でしていたり忙しいお母さんには切り花を贈るといいかもしれません。
(2)アジサイ
花言葉:「移り気」、「浮気」
アジサイの花の色が時期によって変わるのでこのような花言葉になったようですが、こちらも花の色によって花言葉が変化します。
青=「辛抱強い愛情」
ピンク=「元気な女性」
白=「寛容」
母のことを思いイメージにあった色を選ぶのがいいかもしれません。ちなみにアジサイは道端でもよく見る花。それだけ育て方も簡単で、水をしっかりあげれば毎年成長を楽しむことができます。
(3)クレマチス
花言葉:「精神の美」
ツル性の花鉢で「テッセン」と呼ばれたりもします。色ごとの花言葉はありません。多年草なので、花が終わった後もきちんと育てれば次の年にも花が咲きます。ガーデニングをしていたり、花が好き、世話好きなお母さんにオススメ!
(4)カラー
花言葉:「華麗なる美」、「乙女のしとやかさ」、「清浄」
スッと伸びた茎の先に、しなやかに巻かれた花びらが綺麗ですよね。でも実はあの花のように見える部分は花ではなくガク。花はその中にある棒状のものなんです。
白=「愛情」、「凜とした美しさ」
黄=「壮大な美」
ピンク=「情熱」
紫=「夢見る美しさ」
こちらも多年草で、母の日シーズンは花鉢が1年で1番多く出荷します。もちろん切り花もあるので、お母さんのタイプによってどちらかを選んで。
(5)ブーゲンビリア
花言葉:「情熱」、「あなたは魅力に満ちている」
南国のイメージが強いブーゲンビリア。実は花びらと思っているあの色鮮やかな部分は葉の一部なんです。5月〜10月と開花時期も長く、霜の降りない地域であれば地植えができるので、シンボルツリーとしてもオススメ。お庭があるお家や、ベランダが広いお家に住んでいるお母さんに喜ばれそうですよね。
ここまで、長持ちする花鉢を中心にお伝えしてきましたが、もちろん花束やアレンジメントでもOK!! その際、覚えておきたいことは、母の日の代表的な花であるカーネーションは「大輪」と「スプレー」タイプの2種類があるということ。
「大輪」とは1本の茎に、ひとつの花。THEカーネーションは「大輪」ですよね。ボリュームもあるし、1本でもサマになります。
「スプレー」は1本の茎が枝分かれし、その先にいくつもの花を咲かせている状態。花自体は小ぶりになりますが、その分可愛さだったり、他の花と合わせてもマッチします。
毎年母の日にお花をあげている方は、毎年同じラインナップで悩ましいところだったりすると思いますが、実は新種も出ていたりします!お花屋さんに話を聞くと、新種を教えてくれたり、育て方や丈夫な種類なども教えてくれます。逆にお花を贈ったことがない方は、是非ともカーネーションを贈ってみてください。花屋で働いていても、私自身も子どもから贈られた1本のカーネーションがすごく嬉しくて、枯れる前にドライフラワーにしたほどです。この記事を参考にしてもらい、「いつもありがとう」の言葉と一緒にお花を贈ってみてくださいね♡