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LIFESTYLE インタビュー

2019.04.21

実写映画『クロノス・ジョウンターの伝説』主演! 声優・下野紘さんに聞く、「声優」と「俳優」の違いって? スペシャルインタビューVol.02

 

忙しい毎日を送る女性たちに、癒しを! 頑張るワーキングウーマンたちにご褒美を! 大人の女性誌による、大人の女性のための、大人の男性声優に特化したインタビュー連載、『女は耳から恋をする』#耳恋。実写映画に初主演を果たした、下野 紘さんにインタビュー。声優と俳優、それぞれの演技の違いって?

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“声優”としての自分を切り離して、一から向き合いました―― 声優・下野紘さんが、”俳優”としての演技に挑む!

映画『クロノス・ジョウンターの伝説』にて、実写映画初主演に挑んでいる、人気声優・下野 紘さんに緊急インタビュー! 声優の垣根を跳び越えて、初めてのお仕事に挑む、その気持ちに迫ったVol.01に続いて、今回は俳優としての演技についてお伺いしました。

▲前回に引き続き、今回も「桜舞い散る中の下野さん」をお届けします!

普段の声優としてのお芝居と、俳優としてのお芝居とでは、いろいろと違った面があったかと思いますが・・・?

「そうですね、こんなにずっと自分を撮られたり、ずっと台詞があったりってなかなかなかったので、初めての経験でした。ここには後からナレーションが入ってくるけど、じゃあ自分はどういう表情でいたらいいのかな、とか。走ったり、転んだりする演技も、普段は絶対にしないこと。アフレコ現場でそれをやったら、マイクにノイズが乗っちゃいますからね(笑)。カメラワークに合わせて、走るスピードを調整したりとか、転びながらも演技しないといけなかったりとか、まさに体当たりで演じさせていただきました。」

“俳優”と”声優”。おなじ演技でも、全然違う、だからこそ面白い!

「アニメーションの場合、声を当てているキャラクター自体がデフォルメされていたりするので、それに合わせた芝居をしなくてはいけない。それに比べると、実写では”声の出し方”から、感情の持っていき方など、演じ方が全然ちがうんだな、と実感しました。その”違い”があるからこそ、面白かったりもして。」

と、穏やかに言葉を紡いでくださる下野さん。”俳優”としての演技は、アフレコ演技に比べて、日常的な下野 紘を出していくことが必要だった、と続けます。

「アニメのアフレコって、あるキャラクターを介して演じていくっていう部分がありますが、実写だと、自分自身の動きや表情がそのまま画面に現れますよね。もちろん、”吹原和彦”というキャラクターは存在しますが、その容れ物が僕なので。僕だったらこんな顔をする、僕だったらこんな動きをする、こんな声を出すっていう、僕自身の経験から導き出した演技が、ダイレクトに反映される、そこに制限がない、っていうのはすごく面白かったですね。」

▲撮影中、お天気がいいことも手伝って、始終軽快な足取りの下野さん。ブルーのロングガウンも、ひらひらとご機嫌に揺れていました。

「個人的には、声を抑えることってあまりないんですが、普通にしゃべってたら、もっと声を抑えてって演技指導が入って。周りとのバランスや現実感というところを出すためには、”声優としてのあたりまえ”って部分を切り離さないとできないなって」

なるべく、声優としての「下野 紘」を封印して演技に挑んだと話す下野さん。そんな下野さんの俳優としての新境地、ぜひスクリーンでご覧ください!

タイムマシーンを手に入れたら、使う? 使わない? 下野 紘さんの回答は・・・?

さて、下野 紘さんにこんな質問をぶつけてみました! ずばり、”次回作があるならば、どんな映画にチャレンジしてみたい?”

「役はなんでもいいんですが、もしも出られる機会があるならばホラー作品に出たいです! 僕、日本のじめじめした陰気くさ~い感じのホラーが大好きなんで!」

と、ものすごくホラー推しの回答が。ちなみに、脅す方? 脅される方? と聞いてみると、

「脅されるほうが楽しいと思います! 脅す方は難しそうですね。たとえば幽霊の類いだったとして、どう演技するのか考えてみるとなかなか・・・。僕はまだ生きてますからね(笑)。幽霊になった経験がないからなあ・・・。でもどっちでも、やってみたいです! 冒頭で殺される役でもいいです!(笑)」

▲「ホラーゲームの声なんかはやったことあるんですけどね・・・。」と下野さん。下野さん主演のホラー映画、今後期待しております!

もうひとつ、こんな質問も! 「クロノス・ジョウンター」(=過去に戻れる機械)を手に入れたら、どうしますか?

「昔だったら迷い無く使う!って言っていたかもしれませんね。でも、今はいろんなことをやらせていただいて、毎日がとても充実しているので、使わないかなあ…」

「あ! でも!」と続ける下野さん。

「ただ、お酒が好きな方でございますので(笑)。そういう場でいろいろした失敗については、クロノス・ジョウンターを使って取り戻したいなって思うことはあります! 過去の何かを変えたいというより、過去の自分を止めたい!って感じですかね、うん(笑)」

▲「あのときの自分から、あの一杯を取り上げられたら~!」by下野さん

と、最後は笑いに満ちたエピソードで締めくくってくれた一方で、「いま、変えたいと思う過去はない」という、自分への信頼や、積み上げてきた経験への自信も感じる素敵な回答をいただきました。

次回は、下野さんのプライベートな部分についてもインタビューさせていただきます!

◆下野 紘さんへの次回インタビュー記事は4月24日配信! 引き続きチェックしてみてくださいね♡

■映画「クロノス・ジョウンターの伝説」 4/19~シネ・リーブル池袋ほか全国順次ロードショー!
大ヒット映画「黄泉がえり」や「この胸いっぱいの愛を」で知られるSF小説界の巨匠・梶尾真治の叙情SFの傑作「クロノス・ジョウンターの伝説」を「アリス・イン・ドリームランド」や「サンタクロースがやってきた」など海外との合作映画を手掛けてきた蜂須賀健太郎監督が完全映画化。
原作:梶尾真治『クロノス・ジョウンターの伝説』(徳間文庫)監督:蜂須賀健太郎 製作:松井智 鈴木ワタル 企画・プロデュース:大橋孝史 プロデューサー:高口聖世巨 横山一博 岩村修 アシスタントプロデューサー:馬場基晴 脚本:太田龍馬 蜂須賀健太郎 撮影監修:髙間賢治 撮影:古屋幸一 照明:石川欣男 録音:新井希望 編集・VFX:細沼孝之 音楽:YU NAMIKOSHI 美術:安本依里花 助監督:山之内優 制作:中村光耶 ヘアメイク:小倉友花 特殊造形:土肥良成 メイキング:寺島明智 製作:ハピネット パル企画 制作プロダクション:モバコン 配給:パル企画(2019/87分/カラー/シネマスコープ)
(C)2019梶尾真治/徳間書店・映画「クロノス・ジョウンターの伝説」製作委員会 

■公式サイトはこちら! ■公式Twitterはこちら

声優・俳優

下野 紘

しもの・ひろ/1980年生まれ。2001年、ゲーム『リリーのアトリエ~ザールブルグの錬金術師3~』で声優デビュー。翌年、アニメ『ラーゼフォン』にて初主演を果たす。以降、アニメを中心に、ゲームやドラマCD、吹き替え、ナレーション、ラジオなど数多く出演。2012年、第6回声優アワード歌唱賞受賞。2016年、シングル「リアル-REAL-」にて歌手としてソロデビュー。おもな出演作に、アニメ「進撃の巨人」、「うたの☆プリンスさまっ♪」シリーズなど。

カーディガン¥11,000・シャツ¥10,000(税抜)/VANQUISH ☎03-6455-1371
その他/スタイリスト私物

撮影/花村克彦 スタイリスト/ヨシダミホ ヘア&メーク/高橋 優(fringe) 編集/旧井菜月・福本絵里香(本誌)

 

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