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USBメモリの基本を学ぼう
USBメモリは、デスクワークをする人なら頻繁に使うこともあるのではないでしょうか。PC内のデータを持ち運んだり、記憶しておくのに便利なアイテムです。まずは、USBメモリとはどのようなものなのか、基本について学んでいきます。
USBメモリの「USB」とは、PCとキーボード、マウスなどの周辺機器の接続に使用される規格のひとつです。USB接続ができる記憶ストレージのことを、「USBメモリ」と呼びます。
PCに入っているデータの一部を一時的にUSBメモリに保存しておきたいときに重宝します。一度保存したあとにデータの上書きができたり、不要なデータの削除ができ、データの読み込みもスムーズなのがUSBメモリの特徴です。USBメモリがあればインターネット環境が整っていない外出先でも、スマホやノートPC、タブレットなどから文書や画像などのデータを一時保存することもできます。
コネクタの種類を知っておこう
USBメモリは、USBポートと呼ばれる挿し込み口にコネクタを挿すことでスマホやPCなどに接続できます。コネクタにもいくつか種類があり、使用する機器に合ったタイプを選ぶ必要があります。
ほとんどのPCに対応しているのが「USB Type A」で、iPhoneやiPadに最適なコネクタは「Lightning」です。
Androidスマホやタブレット、最新のノートPCに採用されているのが「USB Type C」で、「micro USB」はAndroidスマホやタブレットに対応しています。
最近では、2種類以上のコネクタを搭載したUSBメモリも販売されているため、使用用途に合ったコネクタを選びましょう。
USBメモリを選ぶときのポイントとは?
USBメモリ選びで確認しておくべきことは、コネクタの種類だけではありません。USBメモリ選びではどのようなポイントに注目すれば良いのか、詳しく解説します。
用途に合った容量の大きさ
USBメモリの容量は1~100GB以上のものが販売されており、多種多様です。動画などを保存する場合は容量が大きいものを、文書などの簡易的なファイルを保存する場合は容量の小さいものを選ぶなど、使用用途に合った容量かどうか確認しましょう。
メモリ容量が小さいものを選べば、すぐにメモリがいっぱいになり、保存したデータを頻繁に削除する手間が発生してしまいます。メモリ容量の目安として、文書データだけを保存するなら、4GB以下でも十分です。
音楽・画像などを保存するときは8~16GBを、加えて動画を保存することも多いという場合は32GB以上のUSBメモリを選びましょう。PCのバックアップ用として探しているのなら、128GB以上を選ぶことをおすすめします。
スムーズな転送速度にも注目
USBメモリの転送速度にも注目します。スムーズなデータ保存ができるかどうかは、転送速度の速さによって変わってきます。一般的なUSBメモリの転送速度は「USB 2.0」ですが、一度に容量の大きいデータを保存したり、容量の小さいデータでも複数のファイルを保存するときは、さらに高速転送できる「USB 3.1 Gen 1」や「USB 3.1 Gen 2」がおすすめです。
PCのバックアップや大量の画像・動画・音楽データの保存をメインに考えているのなら、上位モデルを検討してみるのもひとつの方法です。
サイズや端子の保護方法もチェック
USBメモリはシャープペンの芯入れ程度の大きさのものが多く、コンパクトで持ち運びに便利なサイズ感です。しかし、小さすぎると失くしてしまう恐れもあるため、サイズ感や保管方法も考慮して選びましょう。
また、ほこりや落下の衝撃による破損を防ぐためにも、端子の保護方法の確認も大切です。キャップでふたをする「キャップ式」、使用するときだけスライドまたはノックして端子を本体から出す「スライド式」「ノック式」、そして端子を覆うカバーを180度回転させて端子を出す「回転式」の4種類があります。
USBメモリの付加機能もチェック
USBメモリには、セキュリティや防塵・防水機能など付加機能が付いたものも販売されています。具体的な特徴を知っておき、自分に合ったUSBメモリを見つけましょう。
大事なデータを守るセキュリティ
USBメモリは、個人情報や社外秘のデータ保存に使用する人も少なくないでしょう。もしもUSBメモリの紛失時に、第三者が簡単に開いて中身を閲覧できる状態になれば、個人情報や社外秘データを流出してしまうかもしれません。
最近では、セキュリティソフトが本体に内蔵されていたり、保存したデータを暗号化したり、本体のロック解除に暗証番号が必要なものなど、セキュリティの高いUSBメモリが販売されています。情報漏洩を未然に防いで大事なデータを守るためにも、セキュリティの高いUSBメモリを検討することをおすすめします。
壊れにくい防塵・防水機能
USBメモリの端子は、落として衝撃を与えたり水に浸かったりすると、データの保存や読み込みに支障をきたし、壊れる可能性が高まります。丁寧に扱っていても、不慮の事故は避けられません。USBメモリ商品の中には、耐久性に優れ、防塵・防水機能つきのものも販売されています。そういった機能付きのUSBメモリを選べば、これまでよりも破損のリスクを最小限に抑えることができます。USBメモリを持ち歩く機会が多いのであれば、耐久性に優れているものや防塵・防水機能のあるUSBメモリもおすすめです。
コスパが良いと評判、おすすめUSBメモリ
USBメモリの中には、コスパが良いと評判のものが多数あります。リーズナブルな価格のUSBメモリを探している人には必見です。コスパが良いおすすめのUSBメモリを紹介します。
コンパクトで使いやすい トランセンド「JetFlash 790」
トランセンドの「JetFlash 790」は、USB Type Aのスライド式で、メモリ容量は8・16・32・64・128・256GBから選ぶことができます。データの転送速度は「USB 3.1 Gen 1」を採用しており、文書データや少量の画像・音楽・動画データの保存に使いたい人におすすめです。5年間の保証が付いているため、購入後も安心して使用できます。本体の取付穴にストラップやキーホルダーのひもを通しておけば、紛失対策にも。
商品名:トランセンド「JetFlash 790」
セキュリティに強い エレコム「MF-PUVT304GA1」
エレコム「MF-PUVT304GA1」はUSB Type Aのスライド式で、転送速度はUSB 3.1 Gen 1の旧モデル「USB 3.0」を採用しているUSBメモリです。メモリ容量は4GBのみで、ホワイトカラーがおしゃれな雰囲気を印象付けます。世界的に知られるセキュリティ会社「トレンドマイクロ」版のウイルスチェック機能や、パスワードロック機能、さらに保存データを全て暗号化でき、セキュリティ面に優れています。購入から1年間の保証とサポートが付いており、ウイルスチェック機能を1年間無料で使用することができます。1年以降は、ライセンスを更新することで使用可能です。
商品名:エレコム「MF-PUVT304GA1」
デザイン性が高い シリコンパワー「Jewel J80」
リング形状のデザインが美しい、シリコンパワーの「Jewel J80」は、デザイン性の高いUSBメモリを探している人におすすめです。指が入る大きさのリング部分は、人間工学に基づいて設計されており、USBポートの抜き差しが簡単にできるようになっています。
転送速度はUSB 3.1 Gen 1で、防塵・防水・耐振動機能が備わっているUSBメモリです。本体には、サンドブラスト技術と呼ばれる特殊な加工が施されており、傷や指紋が付きにくいという特徴があります。また永久保証があるのもうれしいポイント。データのパックアップ機能やファイルの暗号化、消去したデータの復旧など、便利なソフトウェアを公式HPからダウンロードできます。
商品名:シリコンパワー「Jewel J80」
iPhoneでも使えるおすすめUSBメモリ
Apple社が提供するiPhoneやiPadなどの端末には、Apple社の認定を受けたMFi認証のコネクタが搭載されたものを選ぶことが大切です。iPhoneでも安全に使えるおすすめのUSBメモリを紹介します。
PCとファイル共有がしやすい トランセンド「JetDrive Go 300」
トランセンドの「JetDrive Go 300」は、Apple社の認証を受けた「Lightning」と「USB 3.1 Gen 1」の2種類のコネクタが搭載されています。Lightning でiPhoneから移行したデータを、USB 3.1 Gen 1でPCに共有することができて非常に便利です。
メモリ容量は32・64・128GBの3種類から選べ、保証期間は2年。不正アクセスから大切なデータを守る「パスワード保護機能」があるのも特徴のひとつです。4桁のパスワード入力、もしくは指紋認証の「Touch ID」でロック解除できます。Lightningコネクタは長めに設計されているため、スマホケースに入れたままでも接続可能です。Lightning接続の際は専用アプリが必要なため、App Storeで事前にダウンロードしておきましょう。
商品名:トランセンド「JetDrive Go 300」
写真などの移動も簡単 I-O DATA「U3-IP2」
I-O DATAの「U3-IP2」は、Lightning対応はもちろんのこと、USB Type Aやmicro USBにも対応しているため、PCやAndroid間での写真や動画などのデータ共有が簡単にできます。AndroidとiPhone間での買い替え時のデータ移行や、容量不足の解消、インターネット環境のない場所でのデータ共有にも便利です。メモリ容量は16・32・64・128GBの4種類から選べます。キャップには紛失防止バンドが付いているため、キャップの紛失を防げます。無料ソフト「Quick SecureAES256」をダウンロードすれば、保存するファイルの暗号化も可能です。
商品名: I-O DATA「U3-IP2」
まとめ
USBメモリにはさまざまな種類があり、選び方も多岐に渡ります。まずはUSBメモリの使用用途を明確にして、選ぶときのポイントを参考に探してみましょう。USBメモリを探す手間を省きたいという人は、紹介したUSBメモリの中から選ぶことをおすすめします。容量や転送速度、サイズなど自分に合ったUSBメモリを検討してください。
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