今年はいつもより奮発して長く着られるコートを選ぶべし!買うべき名品って?
この冬どんなコートが狙い目かというと、例えば「飽きることなく長く着られシンプルなデザイのもの」や「着心地がよく物持ちのよい良質な素材のもの」です。特に素材は大切で、素材が良い時点で価格はアップしてしまいますが大人が選ぶべき服の条件に欠かせません。
1:”イレーヴ ”のチェスターコート
▲コート¥98,000(アングローバル<イレーヴ>)
お久しぶりなロング&リーンのダブルのチェスターコート。思い起こせば、ここまでベーシックなタイプのコートを購入したのは5年くらい前が最後でした。ここ最近はボリュームのあるシルエットや超ロング丈などデザイン性のあるものばかりを集めていたので、そろそろ普通のシルエットが恋しくなっています…(笑)。このタイミングでもう一度ベーシックなコートを新調しても良いのかもしれません。
ところで気になる素材はというと、こちらはカシミヤ混のウールのためさり気なくカシミヤ特有の上品な光沢があります。裏地付きで防寒対策もバッチリ。
詳しくは▶︎身長155センチの人気スタイリストがおすすめするチェスターコートって?
2:店に並べば瞬く間に「SOLD OUT」する”ハイク”のコート
ミニマムなデザインとちょっぴりモードなシルエットが人気のハイク。毎年コートは大人気で店頭に並ぶとすぐに売り切れてしまうというまぼろしのアイテムなのだとか。そんなハイクから今回紹介するのはトレンチ風コート。
▲コート¥130,000(ボウルズ<ハイク>)
右肩についたガンフラップやウエストベルトなど、トレンチコートのディテールをデザインに落とし込んだ、キリッとしたかっこいい一枚。それとは別に、なだらかな肩のラインやノーカラーのデザインは女性らしさを引き立てていて、まさに大人の女性にぴったりなコートです。
詳しくは▶︎「人気ですぐ完売する! 」“ハイク”の美しすぎるグレーコートは消費税UP前に絶対買うべき♡
3:大人が着るからこそ求められるのは、ウールの質!
▲コート¥230,000(ミューズ ドゥ ドゥーズィエム クラス 丸の内店<ドゥーズィエム クラス>)
読者からの人気の高い”ドゥーズィエムクラス”。今回紹介するガウンコートは超ロング丈シルエットで、羽織るとハンサムな印象になります。着丈の長いコートは重さが気になるところですが、裏地がなく一枚仕立てでつくられているため想像より軽く、あたたかいんです。
それを可能にさせているのが老舗のファブリックメーカー“コロンボ”が生産しているウール。コロンボはイタリアにある最高級天然生地メーカーで、プレスの人の話によると某有名メゾンもこのメーカーのウールを使用しているのだとか。実際にコートに触れてみると薄くて軽く、滑らかかつしなやかな質感で、いかにも高級な感じが伝わります。
詳しくは▶︎消費税UPすると5,000円近く差が出ちゃう!?「ドゥーズィエムクラス」で今すぐ買うべき“コロンボ”のウールコート
4:マッキントッシュのトレンチコート
トレンチコートを探すなら”マッキントッシュ”は外せないブランド。私も一着持っていますが、薄手アウターのバリエーションが欲しく、トレンチコートに代わるカジュアル過ぎないアウターを探していました。こうして選んだのがこちら。お父さんが通勤アウターとして着用しているステンカラーコートです。
▲コート¥178,000(マッキントッシュ青山店<マッキントッシュ>)
マッキントッシュのステンカラーコートは、トレンチ同様、生地の表面をゴム引き加工しているので大雨でない限り水をはじいてくれます。もちろん雨のシミがつくこともありません。
裏地をめくるとやや大柄のレオパードが。歩くときにちらっと裏地が見えるとおしゃれ。袖を折り返してレオパードを見せるのもかわいいんです。
▶︎不朽の名品こそ消費税UP前にゲット!秋から春までずっと着られる【マッキントッシュ】の「トレンチ風あったかコート」
5:「寒いけどおしゃれを諦めたくないし、我慢もしたくない」を叶えるカオスのもこもこアウター
真冬のピークになると、ヒートテックシリーズを重ね着して、タイツをはいて、ブーツを履いて、最終的にはミ○ュランのキャラクターばりのもこもこしたアウターをはおる、これくらいしないと凌げない日もありますよね。確かにこの格好、間違いではありません。だがしかし…。あまりにも防寒に走り過ぎていて見た目は諦め過ぎではないのか?と、自問するワケです。
そんなジレンマを抱える私が、今回の撮影で出合ったアウターがこちら。”カオス”のもこもこアウターです。
▲コート¥160,000(カオス表参道<カオス>)
一般的なダウンに比べるとノーカラー、釦レス、2個のポケットというシンプルなつくりで、アウトドア感ゼロ。さらに表地はすべてシルクを使用しているためパールのような光沢があり、カジュアル色の強い防寒アウターをエレガントに着用することができます。
次に、このアウターを実際にはおってみました。すると、着た感じはまるでお布団に包まれているかのような暖かさ! これがあれば外の仕事も楽になりそうです。ただ一方で、もこもこアウターだからこそ起こる着膨れ問題が気になりますが、これは両サイドに入った深めのスリットが抜け感を作り出してくれるため、着用してみると、思っていたよりもずっとすっきりして見えました。太って見えないって大事ですよね!
詳しくは▶︎「ダウンみたいにあったかいのに着膨れしない!」まだ暑いけど消費税UP前に買っておきたい『カオス』のシルクアウター
6:最高の発色! ドゥロワーの着映えコート
前述した通り、クローゼットにあるコートの色は大体黒かネイビーに偏りがちになるという気持ちはよくわかります。確かに着まわしやすさから、あると便利な色であることは間違いありません。ただし逆をいうと、いつも一辺倒で代わり映えしないというのも事実だったり…。もし一枚でもきれい色のコートがあれば、パーティなど特別なシーンで映えますし、イベント感を出すことができます。
では、そんなカラーコートを購入するならどこのブランドがおすすめか? 私のおすすめは、色出しがきれいな”ドゥロワー ”です。特にピンクはドゥロワー を象徴する色と言っても良いくらい人気の色。ピンクというと甘く幼いイメージがあるかもしれませんが、上質なウール素材とミニマムなデザインが子どもっぽさを回避してくれます。
▲“ドゥロワー„のコート(ピンク)¥140,000(ドゥロワー 六本木店)
また生地をよく見るとピンク色に混じって白い毛がミックスされているんです。この杢調のピンクがカジュアルな雰囲気をつくり出し、ベタ塗りのピンクよりもなじみが良くなります。
▶︎いよいよ消費税増税!「10万円超えでも完売必至!“ドゥロワー ”のコートは9月中に買っておきたい」
7:ベーシックで本格的なデザインのドゥロワーのPコートは今が買い!
もうひとつドゥロワー から紹介するのはPコートです。近頃コートの着丈はロングが主流だったため、手持ちのミディ丈スカートを合わせるとバランスが悪くなるという悩みを持つ人は少なくないかと思います。そんな方にぴったりなのがまさにPコートなんです。
▲“ドゥロワー„のコート(ブラック)¥125,000(ドゥロワー 六本木店)
Pコートといえばイギリス海軍のミリタリーコートとして知られていますが、海軍のコートと同様、厚く張りのあるメルトン素材をドゥロワーも使用しており、メンズっぽいハードな雰囲気があります。だからこそ、スカートやワンピースなどフェミニンなアイテムを着たときに女性らしさが引き立つのです。余談ですが、フロント釦はドゥロワーのロゴ入り。どこのブランドかひと目でわかるところもポイントが高いです。
▶︎いよいよ消費税増税!「10万円超えでも完売必至!“ドゥロワー ”のコートは9月中に買っておきたい」
8:女っぽさが匂い立つマディソンブルーのチェスターコート
世代問わず毎シーズン注目度の高い”マディソンブルー”。人気の理由はベーシックで合わせやすいデザインとどこか女性らしいエッセンスが散りばめられているところにあります。そんなマディソンブルーから今回おすすめするコートはロング&リーンのベーシックなチェスターです。
▲コート¥170,000(マディソンブルー<マディソンブルー>)
フロントに配したマディソンブルー定番のパール釦がワンポイントになっており、例えば寒い時期に、コートの釦をすべて留めてしまったとしても華やかさはキープされます。仕事後に急なディナーやパーティにお呼ばれしても、このコートがあれば浮くことなく、キラキラ感を出すことができるのではないでしょうか。
▶︎毎年売り切れ続出!“マディソンブルー”のチェスターコートを消費税増税前に買うべき理由とは?
9: “カールドノヒュー”のラグジュアリーなムートンコート
スタイリストや編集スタッフが真冬のロケ(外撮影)をするときにかぶり率の高い“カールドノヒュー”のレザーアイテム。ただ暖かいだけでなく、素材の良さを活かしたミニマムなデザインも人気の理由です。大量のリアルレザーを使用しているからには高額にはなりますが、飽きること無く長く着られるため重宝すること間違いありません。
▲コート¥400,000(ショールーム セッション<KARL DONOGHUE>)
そして今回紹介するカールドノヒューのムートンは、まず何と言っても、表面にある羊の毛の滑らかさ。その心地よさに思わずずっと触れていたくなります。また光を当てると美しく上品な艶が浮かび上がり、身にまとうだけでリッチな気分に。最近はフェイクムートンやフェイクファーの需要が高まりつつありますが、たまに「本物」を着るとテンションが上がりませんか? 例えば、成功させたい仕事がある日にお守りがわりに着るのも良し。それくらいパワーに満ちた一着で存在感のあるコートです。
詳しくは▶︎オバ見えNG!ファッション編集者が実践してる本物ムートンの着こなしテクニックって?
10:エブールらしいオーバーシルエットの 「ウィンターホワイト」コート
エクリュのガウンコート。寒い季節になると着たくなるNo.1カラーのホワイト系のカラーは、肌色がワントーン上がるレフ板効果が期待できるので、外勤の日や大切な予定がある日こそ着てあげたい色なんです。
▲コート(エクリュ)¥110,000(ebure)
そしてコートの形はエブールらしい、背中を抜いて着られるくらいのオーバーサイズ&マキシ丈。後ろのすそは深めのスリット入りなので、マキシ丈でも歩きやすい仕様になっています。まだまだ今シーズンも、超ロング丈コートのブームは続きそうですね!
詳しくは▶︎問い合わせ殺到!大人気ブランド“エブール”の「増税前に手に入れたいコート」3選
11:エブールのアルパカ混モフモフコート
グレーのノーカラーコート。ウールとアルパカの毛を使用した生地で、触った瞬間のモフモフ感が堪りません(笑)。表面は滑らかで、はおるととても暖かく、真冬でもインナーコートがいらないくらいです。
▲コート(グレー)¥170,000(ebure)
こちらもエクリュのコートと同様にスリットが。こちらは両側に入っているため、例えばパーティに着ていく際に高いヒールを履いたとしても、足さばきが良いので歩きやすくて安心です。
詳しくは▶︎問い合わせ殺到!大人気ブランド“エブール”の「増税前に手に入れたいコート」3選
12:“エブール×ロンハーマン”コラボレーションのミドル丈コート
アウターをはおる季節になると、コーディネートのバランスが急に難しくなることってありますよね? 例えば手持ちのミドル丈スカートをはきたいけどロングコートしか持っていない場合、どうにもバランスが悪く胴長に見えてしまうなんてことも…。それを回避するためにも、ミドル丈コートは一枚持っていると便利です。
▲“エブール フォー ロンハーマン„のコート¥180,000(ロンハーマン)
今回、ロンハーマンとのコラボレーションで生まれた、この赤味のあるブラウンは、シックカラーの多いエブールとまた違って新鮮! テディベアーのようにフサフサとしたシャギー素材は室内で着ると汗をかくくらいあったか。インナーコートもいらない程です。
▲コート(エクリュ)¥110,000(ebure)
詳しくは▶︎問い合わせ殺到!大人気ブランド“エブール”の「増税前に手に入れたいコート」3選
13:サヤカ デイヴィスのニュアンスバイカラーの薄軽コート
シンプルなデザインの中に、女性らしいディテールが光る“サヤカ デイヴィス”のコートは、表地がベージュ、裏地がアイボリーというバイカラー仕様(リバーシブルではないです)。色違いの2枚のウールを縫い合わせて一枚にしているので、裏地がなくても暖かく、さらに軽い! 一日中外で仕事をしなくてはいけない日にとても便利なコートです。
▲コート¥112,000(ショールーム セッション<SAYAKA DAVIS>)
デザインは、釦レスでフードとポケットが付いただけのシンプルな構造。なのに、大人はこれが不思議なほどよく似合うんです。
詳しくは▶︎「軽い!暖かい!美人見え!」消費税UP前に早くも完売しそうな“サヤカ デイヴィス ”のニュアンスカラーコート
14:エス マックスマーラキャメル色のコート
ここ数年、ネイビーやグレーに並ぶ勢いで人気を集めているキャメル。私も「今年こそはキャメルのコートが欲しい」と心に決めてから既に3年もの月日が経過してしまいました。もちろんあれこれ試着してみたものの、どうも着た感じが学生っぽくなってしまい、何だか若作り感が否めないんですよね…。ところが、今回この企画でいよいよ理想のコートにめぐり合うことが! 時間をかけてようやくお気に入りの一枚が見つかったブランドというのが”エス マックスマーラ”です。
▲“エス マックスマーラ(キャメル)„のコート¥159,000(マックスマーラ ジャパン)
色もさることながら、着たときの軽さも高ポイント! 最近トレンドのリバー仕立て(生地を二枚を縫い合わせた仕様)になっており裏地がいらず、薄くて軽いのが特徴です。また素材はピュアウール100%なので暖かい! ウール100%はずしっとして重たいという概念はもはや昔の話ですね。
本当に文句なしの”エス マックスマーラ”ですが、最後にだめ押しのひと言を…。 こんなにクオリティが高いのに、マックスマーラより少しだけお値段がお・ト・ク♡ さあ気になった方は”エス マックスマーラ”のコートを今すぐ試着しにいってみて下さいね!
詳しくは▶︎もう買った?ファッションエディターがこぞって狙う“エス マックスマーラ”のコート
15:エス マックスマーラの上質素材が心地よい絶品ガウン!
グレーのガウンコートはリラックス感と緊張感の両方を併せ持つシルエットは、まさしく大人の女性を象ったよう。一方で、テーラード部分が細く控え目に付いているなど、かわいらしいディテールがポイントになっています。
▲“エス マックスマーラ(グレー)„のコート¥171,000(マックスマーラ ジャパン)
素材はキャメルのコートと同じくピュアウール100%で、こちらもリバー仕立てのため着丈がマキシ丈くらいあるにもかかわらず軽いことに驚きます。またチクチクせず、触り心地も滑らか。一日中着用していても疲れない、心地の良いコートです。
詳しくは▶︎もう買った?ファッションエディターがこぞって狙う“エス マックスマーラ”のコート
16:グレイッシュなカーキのウールトレンチコート
コレクションブランドである“シクラス”のトレンチコートは一見ベーシックな形に見えますが、ビッグな襟やコクーン型になったそでなど、細かいディテールが光ります。もうコートは何周もしている私たち世代にとって、これくらいのエッセンスがないと物足りなかったりしませんか?
▲コート¥240,000(ザ シークレットクロゼット二子玉川<シクラス>)
ちょっとモードなデザインですが、素材はとにかく正統派。トレンドのリバー仕立ての薄軽コートとは違い、メンズコートのようにハードなウールの質感は迫力があります。張りがあるので、後ろの襟を立てた着こなしも可能。ハンサム・オブ・ハンサムな逸品です。
▶︎本当にあった「あったかトレンチコート」!増税前に “シクラス”の最強コートを手に入れなくちゃ♡
17:ますます進化するウールリッチのあったかダウン
”ザ・ノースフェイス”など、アウトドアやスポーツブランドをいくつも抱える「ゴールドウィン」の子会社となった”ウールリッチ”。これからあらゆるノウハウが結集し、さらなるハイテク素材を使用したコートが生まれていくのかしら? そんな今もっとも期待度の高いブランドといっても過言ではないウールリッチの、今シーズンイチオシのデザインがこちら。
▲コート¥138,000(ウールリッチ 青山店<WOOLRICH>)
超ボリューミーなラビットファーが印象的で、フードを被ると顔が埋もれてしまいそうなくらいフワッフワであったか。完全に顔周りの風をシャットアウトできます。また袖の内側にリブがあるため袖口から入る風もシャットアウト。体を冷えからとことんガードしてくれます。
しかし! 防いでくれるのは風だけではありません。素材表面にラミネート加工を施しているため突然の雨でも水を弾いてくれるので安心です。寒い季節の悩みを全て取っ払ってくれる、機能性豊かな”ウールリッチ”のコート、これは要チェックです。
詳しくは▶︎大本命アウター!新しくなった“ウールリッチ”の「防寒・防風・撥水」ダウンコート
撮影/黒石あみ スタイリスト/渡辺智佳 構成/望月琴海
エディター
望月琴海
アパレル企業の企画部門に所属したのち転職し、『AneCan』で編集アシスタントを経てエディターに。2月に出産し、現在は『WEB Domani』を中心に執筆を行う。