<お悩み>本来担当ではない雑務のせいで残業が増えています
事務職ではないのに、女性ということだけで当番で雑務(電話番、会議の準備など)が回ってくることにイライラ。正直事務職の方でやってほしい…。その雑務の結果、事務職の方は早く帰り、自分だけ残業ということもしばしば。でも事務のお局さまに意見すると後が怖い…。雑務を避けるいい方法はないでしょうか?
(31歳・既婚・子あり0歳・金融系会社秘書)
<お答え>雑務も仕事の一部だと思ってやるしかない
うーん、イライラするのはすごくわかるけど、方法はないね。
僕は自分で会社を立ち上げていて、いちおう経営者ですけど、結局ほかの会社とつきあうじゃないですか。その会社の雑務を毎日しているんです。
たとえば、雑誌の取材を受けたとします。その後原稿チェックをすると、まあ、素人以下のひどい文章が送られてきたりする。で、大幅に修正する必要があるんですよね。それでも1週間とか時間があればまだいいですけど、翌日の午前中までとか言ってきたりするんですよ。
向こうが完璧な文章を書いてくれれば、そんな手間はないのに。これは、ほかの会社の雑務をこっちが引き受けているんです。結局経営者でも、雑務からは逃れられない。
こういう場合はもう、〝これも仕事〟と割り切ったほうがいいと思います。残業代はもらえるんでしょ? 僕もそうですけど、こういうタイプは転職しても経営者になっても、結局何かにイライラするのではないかと思います。
取材/赤木さと子(スタッフ・オン) 撮影/黒石あみ
芸人・ソロキャンプYouTuber
ヒロシ
1972年生まれ。熊本県育ち。2000年代初めに「ヒロシです。」のフレーズで始まる自虐ネタで大ブレイク。2015年には日めくり『まいにち、ネガティブ』(自由国民社)が10万部を越える大ヒットに。2015年より、YouTuberとして「ヒロシちゃんねる」を開設。自身で撮影、編集したソロキャンプ動画をアップし人気に。現在チャンネル登録者数は50万人を突破。2018年12月に『働き方1.9〜君も好きなことだけして生きていける〜』(講談社)を発売。2019年11月1日には新刊『ひとりで生きていく』(廣済堂出版)を発売! レギュラー番組『迷宮グルメ異郷の駅前食堂』(BS朝日・毎週火曜22:00〜)が絶賛放送中!
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