いつもスマホを「握ってる」「探してる」状態からの解放
Apple Watchも使い慣れてきた今日このごろ。いちばん活用している機能が、今回紹介する3つですが、スマホが見つからなくても(バッグに入れたままでも)できるものばかり。これがかなり便利なのです。
電車に乗るのにSuicaもスマホももういらない!
まずひとつが、Apple Pay。交通カードのSuica、クレジットカード2枚がすでにiPhoneに入っているので、Apple Watchスタート時に同期したから、どれもすぐに使えます(Apple Watch用にSuicaが必要ですが、iPhoneのWalletアプリから新しいSuicaの発行も可能)。
スマホで改札が通れるようになった何年か前は、なんて便利でスムーズなんだと思ったものですが、時代は進み、今やスマホを取り出さずに通過できる! そして、こんなにも軽快だなんて! 急いでいる朝にバッグやポケットをがさごそしなくていいし、荷物が多いとき、両手がふさがっているときは特に助かる。
はじめは、手首をひっくりかえすようにして、時計の画面を改札機の読み取り部分に向けて使っていましたが、いろんなレビューを見るうち、手首の内側でも通過できることを知りました。改札は右手側にあるので、Apple Watchユーザーの中には(右利きでも)あえて右手にはめるというのを聞いたこともありますが、左手を伸ばすくらいの動作は、苦にならないです。
音楽もいいけど、「音で読書」もいい♪
スマホに入っている音楽はどれも、イヤフォンで聞きながらApple Watchで操作できます。また、最近お試ししているのがAmazonのオーディオブックAudible。本を朗読してくれるもので、語学勉強や落語ばかりでなく、小説やビジネス書も「聞いて楽しむ」。移動中や入浴中、ベッドの中など、手を使わずに本を読みたいときに、これがいいんです。
これまで小説は試したことがありましたが、初めて英語の本にトライ。読む速度を調整できて、ヒアリングの勉強にもなります。
最近いちばん活用しているのがお散歩のときで、スマホにダウンロードしたAudibleのコンテンツを転送しておけば、スマホは家において、Apple Watchで「本を聞きながら」歩けるというわけです。
Siriの便利さに目覚めた!
スマートスピーカーを使っているわけでもないし、スマホでさえSiriをそれほど活用していない私ですが、そういう方は案外多いのではないかと思います。でも、文字入力のキーボードもテンキーもないApple Watchでは、Siriがメインの入力方法。
家の掃除をしながら、リマインダーを選んで、今日やることで思いついたものを、次々Siriに伝える。煮詰まっていた企画やキャッチフレーズが浮かんだときも、その場でSiriに伝える。
メモ帳やスマホを取り出さなくても、腕の中でそれができてしまうのがいい! 仕事をしながら、キーボードの手を休めずに「9分後にアラーム」と言えばカウントダウンしてくれるし、初めて(!)Siriのお役立ちぶりに感激しております。
また、受け取ったLINEに対し、スマホを取り出さなず返信するときもSiriが活躍。Apple Watchには文字を打つキーボードはないから、Siriで返信するか(↓左)、あらかじめ用意されている定型文句や顔文字を選んで返信するか(↓右)のどちらか。どちらも簡単ですが、意外とSiriが手間いらずで、そして屋外でこっそりひとりつぶやいても聞き取ってくれるので、使用頻度は多いです。
ちなみに、Apple Watchのマイクは側面のダイヤル(竜頭)のすぐ下のすっごく小さな穴。小さい! でも高性能! マイクに近づくときは、手をさりげなく口元に持っていけばいいので、仕草もナチュラル。
今回紹介したことはどれも「スマホでやっていたことを、Apple Watchで代用する」もの。それによる軽快さ便利さは、予想以上でした。けれど、Apple Watchの本領発揮はまだここから。次回は、ボディメンテナンスでの活用術をレポートします!
南 ゆかり
フリーエディター・ライター。半年にわたって取材・執筆した書籍『真夏も雪の日もかき氷おかわり!』発売中! ほかに書籍『今の私は』(後藤真希・著)、Oggi誌面インタビュー連載「この人に今、これが聞きたい!」「お金に困らない女になる!」などなど。