心も体も元気にしてくれる場所が京都にありました。
昨年9月に生まれた娘ももうすぐ5か月。「赤ちゃんの時期なんて、ほんと一瞬だから」ってまわりの先輩ママたちが口をそろえていっていたけど、本当ですね。新生児だった頃なんて、もはや遠い昔のよう… (もっと写真撮っておけばよかった)!
仕事にも本格的に復帰し始めた今日この頃は、楽しさややり甲斐がうれしい反面、毎日バッタバタ! 気がつけばしばらくゆっくり美味しいものを食べに出かけられてないし、体の方も頭から足先まで凝り固まってる感じ。心も体もそろそろリセットしたい〜!
ということで今回は、今関西で注目を集めているグルメ&ビューティースポット「GOOD NATURE STATION」に行ってきました。
食べるだけじゃない!ママも地球もきれいになれる場所。
大阪梅田から約45分、東京品川からは新幹線を乗り継ぎ、約2時間半、京都河原町の中心地に位置している「GOOD NATURE STATION」は、2019年12月にオープンした9階建てのライフスタイル施設。
実はここ、今世界中で話題となっている「オーガニック」「サステイナビリティ」そして「循環型社会」をテーマにした、人にも地球環境にも優しい場所。館内は4つのフロアに分かれていて、食事、買い物、美容、宿泊が楽しめるんです。
▲ 河原町通りに面した入り口。隣接する高島屋京都店とは連絡通路で接続していて、駐車場の優待制度も。
食材や惣菜だけ調達するもよし、カフェでゆっくりするのもよし、レストランでの女子会もよし、ひとりでヘッドスパで癒されるのもよし! 宿泊してゆっくり過ごすもよし。出張で京都を訪れていた私はこの日1泊することに。
まずは、チェックイン。あたたかでモダンな空間にほっこり。
▲ 4階にあるロビーは、天然木を基調としたあたたかな空間。吹き抜けの中庭には、枯水山の庭園が設けられ、日曜日の朝にはヨガなどのプログラムも開催予定。隣にカフェ・レストラン&バーもあるし、待ち合わせ場所としてもよさそう! 右側の壁は、世界にその名をとどろかせるメディアアート集団・ライゾマティクスのデザイン。
▲ 長く奥にまでのびるこのチェックインカウンターは、麦の廃材でつくられたもの。こんなところにも「エコ」の心が。
▲ 全141室、11タイプの部屋の中から、今回私が宿泊したのがこちらの「デラックスツイン」。天然木が気持ちよくって、部屋の中は裸足でぺたぺた。テーブルには、コーヒーやお茶、それに甘いものも (画像右)。空調や照明、カーテンの開閉がタブレットひとつ (画像中央) でコントロールできるおかげで壁やベッドまわりもすっきり。24時間周期の生体リズムに合わせ、照明・波長・光のリズムをコントロールする照明が導入されているから、寝たい時間に合わせ徐々に照明が暗くなり、起きたい時間に合わせて徐々に照明が明るくなるという、体に優しい設計。普段は、気づいたら寝落ちしてた…とか、アラームに叩き起こされてカーテンをバッ!っとが多かったりもする私 (汗)。グッスリ眠れて爽やかに目覚める感覚が新鮮!
地元の農家さんから仕入れる新鮮な有機野菜が盛りだくさん。
荷物を置いて、1階の食品売り場「GOOD NATURE MARKET」に向かうと、まず目に飛び込んできたのは、美味しそうな有機野菜や果物、それにキラキラとした自然派ワインのセレクション!
▲ ひと際目を引いたのが、こちらのキノココーナー。欲しいものを自分で収穫して、パックに詰めるというセルフサービススタイルに、買い物にきていた子どもたちも大はしゃぎ! 「しいたけってこうやって木からニョキニョキって生えてるの〜!? すごい!」(※オープニング時のスペシャルイベント)
▲ ワイン好きなら立ち止まらずにはいられない、こちらの自然派ワインコーナー。1本約3,000~5,000円のフランスやイタリア産のワインを中心に約80アイテムがズラリ。16種の試飲ができるテイスティングマシン (有料) もあるので、どれにしようか迷った際には、先に試飲するのもあり。ワインのセレクトは、この道28年のベテランインポーターさんによるもの。
▲ こちらは、オリジナルフードブランド「SIZEN TO OZEN」の素材にこだわったオリジナルソースや創作カレーなどなど、本格シェフの味が手に入るコーナー。手間暇かけて煮詰めた野菜からは深い味わいがじわり…、とにかくうまみがすごくて、THE 万能調味料って感じ! これひとつ使うだけで、「いつも同じ味付けになっちゃう」なんていうママの悩みを解決してくれそう。ちなみに、フロアの中央にあるオープンキッチンでは、サラダやカレーやドリンクをその場で味わえるので、どれを買おうか迷ったら、まずはこちらで食べてみるのも手ですね!
▲ その中でも私のイチオシはこの「ファインカカオカレー」。しっかりと結構辛いです! ピリピリっと唐辛子のあの辛さ。でも美味しい! 名前にカカオって入っているだけあって、なんとショコラティエ自らコスタリカの農園に出向いて、栽培から乾燥、そして発酵方法までを監修してるんですって (超本気だ)。薫り高いカカオのコクと煮詰めた野菜のうまみが絡み合って、絶品! もちろんお土産用にGETしました!
働くママがきれいになれるスポット!
その1 − 肌がよろこぶ植物エキス100%のスキンケア
「GOOD NATURE STATION」オリジナルコスメブランドの「NEMOHAMO」は、その名の通り、植物の根・葉・茎・花・実など全草を余すことなく使い、酵素やビタミンやミネラルを損なわないよう、低温真空抽出法でエキス化している天然由来成分100%のスキンケア。
▲ くすみや肌のどんより感が気になるママにおすすめしたいのは、この赤いパッケージが目印のローションやオイルなど13アイテム (見るからに効きそう!)。水も石油由来原料も一切使われていない天然成分オンリーのスキンケアなので、肌にのせた瞬間、植物のパワーがぎゅっ! 画像右端のこの2か月間熟成の石鹸は、肌のカサカサや毛穴が気になる人におすすめ。やわらかいふわふわの泡で肌を優しく押すように洗うことで、余分な汚れをオフしながらうるおいチャージ。石鹸は弱アルカリ性、肌は弱酸性と真逆の性質だから、使い続けることで肌が鍛えられふっくら丈夫になるんですって。
小さな子どもがいると、常に顔は寄せてくるし手は舐めるし…、肌につけるものはできるだけ自然由来のものが安心ですよね。
働くママがきれいになれるスポット!
その2 - 疲れた頭と体とことんほぐしてくれるベッドスパ
そしてこちらは体を癒し整えてくれる、トータルビューティサロンの「眠れる森の美女」。
▲ おすすめは、全身に効果をもたらすといわれるヘッドスパ。現代人が抱えるさまざまな不調を頭皮に程よい刺激を与えることで改善してくれる、巷では「かけこみ寺的場所」ともっぱらの評判メニュー。
▲ 私も頭をグイグイっと推してもらいました。ちなみに、足裏マッサージも同時にしていただいたんですけど、すごいですよ (笑)。笑っちゃうくらい全身の血がぐわんぐわん巡るのがわかる! 私の血流って今まで停滞、いや止まってたんじゃないかって疑ってしまうくらい。こうやって細胞を刺激することで、気が整い、自己免疫と自己治癒力も高まるんだとか。育児に仕事に家事に日々奔走して、自分の体のことは後回しになってしまいがちなママたちにこそ、是非一度試して欲しいヘッドスパです。体中がポカポカしますよ!
癒しは続く…、フォトジェニックなスイーツラボ!
体を刺激した後は、甘いものでさらに胃袋を満たしたい!
▲ 大きなガラスと白い壁で区切られているここスイーツラボの「RAU」は、まるでアートギャラリーのような閑静な空間。その場で購入して客室でゆっくり食べたり、一部は3階のカフェでコーヒーやお茶と共にいただいたり。
▲ 私がいただいたのはこちらのデセール(dessert)。ジャジャン♪ デセールにはすべて2文字の名前がつけられているそうで、花瓶をイメージしてつくられたこちらの名前は「bin赤」。見た目は割とボリューミーで、スマホと同じくらいの背丈なんですけど、上から下に食べ進めていく間にいろいろな隠し味に出合えて食べていて楽しい! 野苺とローズマリーがベースになっているソースは甘酸っぱさが絶妙だし、ムースの部分はアールグレー風味で上品な味わい。あっという間に食べきりました♡
1日の〆は、一つ星の味をカジュアルに楽しめるレストラン&バーにてゆっくりと。
今回のディナーはここ、レストラン&バー「ERUTAN」にて。メニューは、オープンからわずか10ヶ月でイタリア・ミラノで日本人初となる一つ星を獲得した徳吉洋二シェフが監修。
▲ ディナーの他に、ランチ、モーニングやティータイムもやっていて、カウンター席、テーブル席の他に個室もあり、予約をすればキッズメニューも対応可とのこと。
▲ 四季折々の野菜を中心としたアラカルトは見て楽しい、味わって美味しい、そしてどれも写真におさめたくなる美しさ!
ワインの数も豊富で、その数なんと300-400種類! 価格帯も、ボトルで3-4,000円のものが多く、お財布にも優しめです。メニューにのっていないものも随時入荷されるとのことなので、詳しくは当日ソムリエさんまで。
お祝い事やスペシャルオケージョンにはプレミアムガストロノミーへ
より上質な、大人の雰囲気溢れる空間を楽しみたい方は2階へ。鹿児島の名店「CAINOYA」や創作料理をフルオープンキッチンで楽しめる「TAKAYAMA」、そして山海の旬な食材をアートのようなひと皿に仕上げる「VELROSIER」などもおすすめ。
また、4階のカフェ・レストラン&バー「Hyssop」では、ハーブなど植物の恵みを使ったヴィーガンメニューが楽しめます。
▲カフェ・レストラン&バー「Hyssop」の「お花畑のスープパスタ」とボタニカルドリンク「ローズ・オレンジ」。
「フードロス」問題は循環させることで解決!
多くのレストランを抱えるここ「GOOD NATURE STATION」では、食品廃棄をできるだけ削減できるよう生ゴミ処理機が設置されています。農業用の肥料として廃棄分を活用、それがまた新たな食材を育て、巡り巡ってテーブルに並ぶという「循環型社会」が自社内で整えられているんです。またそれ以外にも、野菜の皮や葉っぱや根っこなど素材本来の姿を楽しめるサラダなどのメニューがあったり、テイクアウトは可能な限り紙素材や木製素材を使用したりと、あらゆる場面で持続可能な新しい消費スタイルを追求し続けています。
美味しいものと美容スポットで心も体も満たされ、リセット完了。また明日から全力でワーママを頑張るぞ!と思えた旅でした。
ビジュアル・エディター
有田 千幸
外資系航空会社のCA、建築設計事務所の秘書・広報を経て34歳で美容エディターに転身。現在はビジュアル・エディターとして元会社員ならではの実用目線を活かした記事をWEB、誌面、インスタグラムで配信。日・英・中のトリリンガル。身長170cm。ワインエキスパート。chiyuki_arita_official