TPOに合わせた洋服・小物選び
TPOは「Time(時間)・Place(場所)・Occasion(場合)」のこと。おしゃれは、素敵な洋服を組み合わせるだけでは実現しません。時と場合に応じた服装選びが必要です。どれだけおしゃれな服でも、その場に合わない着こなしをしていると浮いてしまいます。あまりにもTPOを考えない装いになれば、周りから常識知らずの人と思われることもあるため、着ていく場所や会う人などに合わせてコーディネートをしましょう。
いつもTシャツと合わせているラフなデニムパンツなら、とろみ素材のブラウスにレザーのバッグ、足もとにヒールのパンプスを合わせれば、友人とのランチやお出かけスタイルに。 組み合わせるアイテムの素材やデティールでラフ感やきちんと感を調整すると、バランスよくまとまります。
きちんと感をセーブする
30・40代の大人世代として、装い問わず意識したいのは「きちんと感」。清潔感が感じられない服装や、くたびれたTシャツにダボっとしたボトムではだらしなく見えてしまうこともあります。清潔さが保たれているか、きちんと見えるか、という視点を意識することで、初めて会う人にも印象良く、ハッピーオーラを感じる素敵なママに映るでしょう。
おすすめはどこかにきれいめアイテムを入れること。ゆるめのTシャツにはセンタープレスの美脚パンツを合わせたり、上下ラフな組み合わせの時は足元をパンプスにしたり、どこか一箇所に女性らしい要素を加えるとカジュアルさがセーブできて大人っぽく上品にまとまります。
シルエットを意識する
シルエットを意識することもおしゃれに着こなすためのポイントです。実際に着たときにきれいなラインが出ているか、試着して確認します。また、洋服同士のサイズ感が合っているかどうかも重要です。自分の体型や骨格にぴったりのアイテムを選べていても、トップスとボトムスのバランスが悪いとスタイルが悪く見えてしまいます。
逆に、スタイルに自信がなくとも、トップスとボトムスのバランスが取れていれば、おしゃれでスタイルよく見えるものです。ポイントは、ボリューム感を意識すること。オーバーサイズのトップスなら細身のボトムスを、ジャストサイズのトップスならハイライズのボトムスをあわせるなど、上下のアイテムの見えるボリューム感に強弱をつけると洗練されたスタイルに仕上がります。
トレンドはワンポイントで取り入れる
若い頃は全身にトレンドをふんだんに取り入れていた人もいるかもしれません。しかし、おしゃれママを目指すなら、トレンドはワンポイントがおすすめです。たとえば、プリント柄を取り入れたり、キャッチーな小物を取り入れたり。「何をどのように取り入れたらよいのか分からない」という場合は、ショップの店頭にあるマネキンを参考にしてみましょう。マネキンには旬のコーディネートが展示されているため、気に入ったコーディネートを参考にアイテム選びをすれば間違いありません。
トレンドアイテムが揃うおすすめデイリーブランド
おしゃれママはどのようなブランドで洋服を購入しているのでしょうか? プチプラでありながら素敵な洋服がそろう王道ブランドで、あなたにぴったりのコーディネートを見つけましょう。
ZARA
いち早くトレンドを商品化している「ZARA」は、流行を取り入れた旬なコーディネートをしたいときにぴったりです。手持ちの定番服にトレンド感のあるアイテムをプラスするのにもおすすめ。ZARAはスペイン発のブランドで、96の国と地域で2200店舗以上を展開しています。短期間のうちにさまざまなアイテムが発売されるので、小まめにショップをチェックしてみると、お気に入りのアイテムがきっと見つかるはずです。近くのショップやオンラインストアでチェックしてみましょう。
ユニクロ
高品質の定番アイテムを低価格で購入できる「ユニクロ」は、ベーシックアイテム選びに向いています。各カテゴリー、デザインの種類が幅広いので、あなたに似合うお気に入りがきっと見つかるはず。カラーバリエーションも豊富に展開されているので、気に入ったアイテムは色違いでゲットするのもおすすめです。デザイナーとのコラボシリーズも人気で、ユニクロならではの価格設定で洗練されたデザインの洋服が楽しめます。コラボシリーズはデザイナーだけではなくキャラクターとのコラボも多く、遊び心のあるコーディネートに取り入れたいアイテムが揃います。
GU
ユニクロを運営しているファーストリテイリングによって誕生した、プチプラのカジュアルウェアブランドが「GU」です。自由からつけられたブランド名の通り、好きなファッションを存分に楽しめる価格が魅力。普段なら着ないような色や、トレンド感たっぷりの小物類も、GUなら気軽にお試しできます。シンプルな定番服を着まわすことが多いママだからこそ、小物はトレンド感のあるものをGUで選んでみるのも良いでしょう。
おすすめママコーデ
- シアーシャツ×グレータンクトップ×ボタニカル柄スカート
- 黒シャツ×ロゴT×シアーカーデ×グレーパンツ
- ミントグリーンのベロアT×グリーンカーデ×白スカート
- ラッフル付きブラウス×白パンツ
- きれい色オールインワン×白スニーカー
- ペプラムジレ×白ブラウス×ネイビーパンツ
- ノーカラージャケット×ギャザーブラウス×スティックパンツ
- 白スエット×サテンスカート
- ギャザーワンピース×黒ブーツ
- ベージュとネイビーの切り替えワンピース×ぺたんこサンダル
- 白ロゴT×ワイドデニムパンツ
シアーシャツ×グレータンクトップ×ボタニカル柄スカート
ベーシックカラーのうす軽シャツもアリですが、シンプルコーデのアクセントになるさわやかカラーも狙い目。涼しげなミントブルーのシアーシャツを、グレーのタンクトップとボタニカル柄のフレアスカートのシックなカジュアルコーデに合わせて。トレンドに左右されにくい、ヒップまで隠れるやや長め丈も使い勝手良好。
黒シャツ×ロゴT×シアーカーデ×グレーパンツ
薄手でシャカッとした素材感が涼やかで、シャツとしても羽織りとしても重宝する1枚。やや立ち上がりのあるクルーネックなのでどんなインナーとも好バランスで、サイドのスリットが抜け感たっぷり。撥水だけでなく、接触冷感やイージーケア、UVカットと夏に嬉しい機能性が満載。ロゴTにシアーカーデを重ねた今旬レイヤードで、洗練された大人めカジュアルに仕上げて。
ミントグリーンのベロアT×グリーンカーデ×白スカート
トップスのグリーングラデを主役にした、初夏らしいさわやかなコーデ。トレンドのベロアをミントグリーンがさわやかに引き立て、鮮やかなグリーンニットの肩掛けでメリハリをつけて。ボトムは春夏になると着たくなる白のフレアスカートできれいめフェミニンに仕上げて。
ラッフル付きブラウス×白パンツ
右袖はパフスリーブ、左袖はラッフルがたっぷりとあしらわれ、手の動作で一層華やかさが際立つフェミニンブラウス。白だとより甘さが強調されるところ、ライトブルーならさわやかで品の良さが漂って。クロップド丈なのでインでもアウトでも楽しめる。
きれい色オールインワン×白スニーカー
機能性はもとより、今っぽいデザイン性でこの春特に注目を集めている〝アシックス〟のスニーカー。「GT-2160」の白メッシュはシャープなラインとブラックのアクセントが凛々しい印象。艶やかなイエローのオールインワンで大人カジュアルに。
ペプラムジレ×白ブラウス×ネイビーパンツ
くるみボタンとペプラム裾の大人可愛いディテールがセレモニーにぴったりなジレと、細身ストレートの美シルエットパンツのセット。それだけでも着映え効果十分ですが、首元のビジューとパフスリーブが目を引く白ブラウスで一層華やかにまとめて。
ノーカラージャケット×ギャザーブラウス×スティックパンツ
ジャケットに強い”カオス”らしい、サッと羽織るだけできちんと感とカジュアル感が楽しめるボクシージャケット。リネン100%のキャンバス地で仕立てられ、無駄のないノーカラーのシルエットと柔らかいショルダーラインが今どきのリラクシーさを感じさせて。ギャザーブラウスとスティックパンツの王道な合わせも、このジャケットを投入するだけで一段と新鮮に。
白スエット×サテンスカート
カジュアルなスエットトップスをきれいめに着こなすなら、リッチなアイテムで大人っぽく昇華が有効。スポーティにまとめがちなオーバーサイズの白スエットを、サテンのフレアスカートで艶やかフェミニンに格上げ。量感たっぷりのグレーストールが白×ネイビーの知的配色を上手につないで。
ギャザーワンピース×黒ブーツ
とろんと柔らかなドレープ素材で仕立てられ、肩、袖口、スカート部分の細かいギャザーが動くたびにフェミニンに映える1枚。薄手なのでジャケットやジレ、カーデなどアレンジも楽しめ、ほぼオールシーズン網羅する汎用性の高さも嬉しい。
ベージュとネイビーの切り替えワンピース×ぺたんこサンダル
引き締めカラーであるネイビーの切り替えで、モード感がありつつ着やせ効果もバッチリのワンピ。両サイドをネイビーの落ち感素材に切り替え、色とボリュームを抑えることで、前から見るとIラインのような縦長シルエットに。肩はノースリーブながらたっぷりと分量を取ることで気になる二の腕もすっきり。
白ロゴT×ワイドデニムパンツ
見慣れた白T×デニムパンツは運動会でもかぶりがちな鉄板コーデ。最旬シルエットできちんと今どきにアップデートを意識して。薄手でつるんとした質感が大人っぽいメッセージTは、やや長めのスリーブがこの春夏らしいシルエット。ハイウエストのワイドパンツに合わせて旬を捉えたカジュアルな仕上がりに。