【目次】
・離乳食の本の選び方
・【これ1冊でOK】!おすすめの離乳食
・【時間をかけずに作れる】離乳食
・【アイデアいっぱい】離乳食
・【大人と一緒に】!とり分けできる離乳食
・【作って冷凍】!離乳食
・シェフが考案!【おいしさ引き出す】離乳食
・ライフスタイルに合った1冊を見つけよう
【目次】
離乳食の本の選び方
初めての赤ちゃんを育てるパパ・ママが、心配ながらも憧れを持つのが離乳食作りではないでしょうか。愛情を込めて作る離乳食を赤ちゃんが食べてくれることや、赤ちゃんが少しずつ成長していることに喜びを感じられます。「かわいい赤ちゃんのために離乳食の本を買って勉強しよう!」そう思ったのはいいものの、どんな本を選べばいいのでしょうか。離乳食の本を選ぶ際に注目したいポイントを紹介します。
基本が詳しく載っているものを選ぶ
初めて離乳食の本を購入するなら、基本的な情報が詳しく書かれているものを選びましょう。離乳食時期の赤ちゃんには何を食べさせられるか、どのように食べさせるべきか、きちんと書かれているものがおすすめです。離乳食をあげていて不安になったとき、調べればすぐに答えが出てくるような本であれば心強い味方になってくれます。さらに、医学や子育ての常識は日々更新されているため、購入するならなるべく最新の本が安心です。
月齢ごとに分けられているものを選ぶ
離乳食は赤ちゃんの月齢に合わせてかなり内容が異なります。離乳食を始めたばかりの時と、離乳食を卒業する間近の赤ちゃんでは食べられる食材の種類も固さも違います。赤ちゃんにとって適切な栄養が摂取できる離乳食を作ってあげるためにも、月齢に合わせたレシピが書かれた離乳食本を選びましょう。
これ1冊でOK!おすすめの離乳食の本
いざ離乳食本を探そうとすると、あまりに多くの本が発売されていて目移りしてしまいます。特に新米のパパ・ママは、初めて購入する1冊をどれにすればいいのか、迷ってしまいます。この1冊で初めての離乳食を一通りカバーできるような、初心者におすすめの本をいくつか紹介します。
学研プラス「最新版らくらくあんしん離乳食」
離乳食スタートから卒業まで、幅広い種類の離乳食レシピが掲載されています。もちろん、離乳食を食べやすくするためのコツや下ごしらえのポイント、赤ちゃんの好き嫌いに合わせて食べさせる工夫など、知っていると役立つ情報が盛りだくさんです。月齢別の離乳食は、歯茎で押しつぶすモグモグ期や、歯の生え始めなど、赤ちゃんの成長段階ごとのメニューが書かれているため、新米のパパ・ママでも自分の子どもの成長と見比べながら離乳食を判断できます。
商品名:学研プラス「最新版らくらくあんしん離乳食」
ベネッセコーポレーション「最新!離乳食新百科」
こちらも、赤ちゃんが食べられるものを月齢別に分けてレシピが書かれている離乳食本です。生後5カ月から1歳6カ月頃までカバーしています。歯の発達具合や、食べさせるときにどんな姿勢にさせたらいいかという情報もあり安心です。レシピだけでなく、離乳食の硬さや量の例をカラー写真付きで説明していて、文章だけでは判断しにくいことも視覚的にフォローしています。
商品名:ベネッセコーポレーション「最新!離乳食新百科」
主婦の友社「はじめてママ&パパの離乳食」
離乳食開始から1歳半までの離乳食はもちろん、それ以降の幼児食までレシピにまとめられています。献立例やレシピは300種類に及び、子どもも飽きない大満足のレパートリーです。赤ちゃんが1回あたりに食べられる目安量や、食べてもいい食品をまとめたガイドは切り離せるようになっているため、よく目につく場所に張り出してすぐに確認できるので便利です。
商品名:主婦の友社「はじめてママ&パパの離乳食」
西東社「やさしくわかる 月齢別 離乳食のきほん事典」
離乳食に関する基本知識と、月齢別にまとめた離乳食レシピを掲載しています。離乳食スタートから1歳半頃まで活用可能です。日常食のほか、お祝いごとや季節に合わせた離乳食も紹介されていて、イベント毎の離乳食の参考にもなります。多くの新米パパ・ママがぶつかるであろう疑問・トラブルに対する回答をQ&A方式でまとめているページもあり、気になったときについページをめくりたくなる安心感があります。
商品名:西東社「やさしくわかる 月齢別 離乳食のきほん事典」
簡単楽々!時間をかけずに作れる離乳食の本
初めて離乳食を作るときは、不慣れでなかなか手際よくできないものです。さらに、毎日の家事育児に追われて忙しくしていると、離乳食にじっくり時間をかけるのが難しい場合も出てきます。離乳食本の中には、時短で手軽に作れるレシピに絞ってまとめられたものもあります。3冊のおすすめ本を紹介しますので、参考にしてみてください。
ベネッセコーポレーション「忙しいママのための超かんたん離乳食」
その名のとおり、忙しくてできるだけ時間を節約したいママ・パパのために、短時間かつ手軽に作ることができる離乳食レシピをまとめています。冷凍保存や電子レンジの活用などを応用して作る離乳食もあり、レパートリーに入れておけば助かるレシピがたくさんあります。全344品あるので、毎日の離乳食の献立を考えるのにも役立つ本です。
商品名:ベネッセコーポレーション「忙しいママのための超かんたん離乳食」
成美堂出版「いちばんやさしい きほんの離乳食」
離乳食初心者でも簡単かつ時短で作れるレシピのほか、既製品のベビーフードを上手に利用した、パパ・ママの負担が軽減できる離乳食も紹介しています。また、大人の食事を材料にして作る「とり分けメニュー」もあり、効率良くおいしい離乳食が作れるアイデアが満載です。レシピは素材別に解説されているので、今ある食材でどんな離乳食が作れるのかを考えやすくなっています。
商品名:成美堂出版「いちばんやさしい きほんの離乳食」
主婦と生活社「世界一簡単な赤ちゃんごはん」
離乳食の考え方や基本知識をしっかり押さえているのは当然ながら、大きな特徴は「油や砂糖を使わないナチュラル志向の薄味レシピ」を紹介していることです。野菜本来のうま味を楽しめるレシピが満載で、大人向けの献立に共通する食材をつぶしたり、刻んだりすることで赤ちゃんも食べられるように工夫しています。大人用と子ども用で別々に食事を作るのが大変だという人にピッタリです。
商品名:主婦と生活社「世界一簡単な赤ちゃんごはん」
ベネッセコーポレーション「電子レンジで離乳食 最新版」
電子レンジは手早く食事の準備ができる上に、火を使わないので近くに赤ちゃんがいても安全な点が強みです。鍋やフライパンを出さなくてもいいので、後片付けまで時短になるのが嬉しいですね。こちらの本は電子レンジを活用したレシピを多数紹介しているため、離乳食作りが大幅に時間短縮できます。疲れているときや忙しいときの救世主になってくれる本です。
商品名:ベネッセコーポレーション「電子レンジで離乳食 最新版」
料理研究家発!アイデアいっぱい離乳食の本
離乳食作りに少し慣れてきたら、もう一歩工夫したレシピを試したくなるかもしれません。せっかくならパパ・ママも楽しんで離乳食作りができるといいですよね。人気の料理研究家が考案した、アイデアレシピ満載の離乳食本を紹介します。
赤ちゃんとママ社「みきママさんちのアイデア離乳食」
ブログやYouTubeで人気の料理研究家、「みきママ」こと藤原美樹さんのアイデアを盛り込んだレシピが掲載されている離乳食本です。管理栄養士が監修しているので、レシピの栄養面でも安心できます。赤ちゃんの月齢に合わせて考案された離乳食レシピのほか、とり分けメニュー、リメイクメニューの紹介もあります。読み込めば毎日の離乳食作りが手軽に、かつ楽しくなるはずです。
商品名:赤ちゃんとママ社「みきママさんちのアイデア離乳食」
主婦の友「みきママのスーパー離乳食&パパごはん」
同じく「みきママ」さんのアイデアが多数掲載されているのが「みきママのスーパー離乳食&パパごはん」です。タイトルどおり、赤ちゃんの離乳食作りと同時に大人用の献立に悩んでいるママにとって、役立つ内容となっています。離乳食の前半は冷凍、後半は大人の食事からとり分け、幼児食になったら大人向け調味料は後入れすることで味の濃さを調整できる、と提案しています。電子レンジや炊飯器などの家電を活用し、スイッチを入れるだけで調理できるお手軽な時短調理テクニックは、思わず真似したくなるものばかりです。
商品名:主婦の友社「みきママのスーパー離乳食&パパごはん」
扶桑社「クリトモの大人もおいしい離乳食」
料理研究家である栗原友さんのレシピをまとめた本であり、全89種類のこだわりレシピが掲載されています。さまざまな食材を使用したユニークな離乳食メニューが多く「サバのポテトサラダ」「ひよこ豆と魚のフムス風」「ピーマン粥」など、料理名を聞くだけで気になるレシピもあります。野菜本来の味を楽しみながら、栄養バランスもしっかりとれる離乳食が選べる本です。
商品名:扶桑社「クリトモの大人もおいしい離乳食」
大人と一緒に!とり分けできる離乳食の本
赤ちゃんの分だけ別で離乳食を作るのもいいですが、赤ちゃんでも食べられるものを大人の食事からとり分けできるのもおすすめです。料理する手間が少なくなり、同じものを親子で食べているということに幸せを感じられます。大人の食事から離乳食としてとり分けできるレシピ本を紹介します。
日東書院本社「おとなごはんと一緒に作るあかちゃんごはん 離乳食編」
大人の食事の一部を赤ちゃんの離乳食としてとり分けられるように、レシピを提案している本です。おかゆや蒸し野菜、肉や魚の煮つけ、ホイル焼きなど、赤ちゃんが口にしても問題ないように調味料や食材・調理方法が工夫されています。また、赤ちゃんの成長に合わせてどのように離乳食を進めればいいかの基本や、離乳食とり分けのテクニック、さらには食物アレルギーについても説明されているため、とり分けの不安を解消できます。
商品名:日東書院本社「おとなごはんと一緒に作るあかちゃんごはん 離乳食編」
北海道新聞社「赤ちゃんもママもうれしい とりわけごはん」
北海道札幌市にある人気の子連れカフェ運営者が提案しているだけあり、見栄えのいいおしゃれなレシピが多数掲載されています。赤ちゃんはもちろん、大人もおいしく食べられるのが嬉しいですね。とり分けのほか、作り置きレシピや、短時間ですぐにできるレシピなど、時間のないパパ・ママも大助かりの内容です。
商品名:北海道新聞社「赤ちゃんもママもうれしい とりわけごはん」
金の星社「平野レミのあかちゃんといっしょごはん」
料理愛好家の平野レミさんも、離乳食のレシピ本を出しています。時短テクニックや調理の工夫を、テレビなどで多数紹介してきた平野レミさんの本だけに、ためになる離乳食レシピがたくさん載っています。大人用の1品から4品の離乳食をとり分けるアイデアは必見です。とり分けるタイミングや味付けの注意、赤ちゃんに適した食材の硬さ、大きさなども参考になります。
商品名:金の星社「平野レミのあかちゃんといっしょごはん」
作って冷凍!フリージング離乳食の本
料理の時短テクニックの一つである冷凍保存は、離乳食に応用すると非常に便利です。1回に必要な離乳食はそう多くないので、食事のたびに調理していると手間がかかります。時間のある時にまとめて作り、冷凍保存しておけばとても楽になりますよ。冷凍できる離乳食レシピを紹介している本を3冊、紹介します。
大泉書店「1週間分作りおき!フリージング離乳食」
こちらは生後5カ月から1歳半の子ども向けに離乳食レシピをまとめています。冷凍保存を想定した食材の下ごしらえと、適切なフリージング方法を実践すれば、冷凍離乳食のストックをまとめて用意できます。7日間使える分の離乳食を一度に作れるので、忙しいパパ・ママにとって大助かりの本です。
商品名:大泉書店「1週間分作りおき!フリージング離乳食」
池田書店「1週間分まとめて作る フリージング&時短 離乳食」
こちらも生後5カ月から1歳半の子ども向けの離乳食レシピです。土日に作り置きして保存し、平日に利用するというサイクルを想定しています。掲載されている離乳食は時短レシピばかりで、約5分あれば完成します。時短・栄養・おいしさにこだわっており、冷凍で離乳食を作ると味が落ちる気がして心配だという人も安心して活用できる本です。
商品名:池田書店「1週間分まとめて作る フリージング&時短 離乳食」
主婦の友社「最新!フリージング離乳食」
下ごしらえを済ませてフリージングした食材を使ったおいしい離乳食を作る方法を紹介しています。離乳食そのものではなく、食材をフリージングしたいと考える人におすすめです。簡単な冷凍方法を食材別に紹介するほか、冷凍済みの食材を複数組み合わせるレシピも掲載されています。さらに、鉄分やカルシウムなど赤ちゃんの成長に必要な栄養素を補える料理が多いため、赤ちゃんの健康にも配慮できます。
商品名:主婦の友社「最新!フリージング離乳食」
シェフが考案!おいしさ引き出す離乳食の本
赤ちゃんの味覚を豊かにするために、本格的な離乳食を作りたい人は、シェフが考案した離乳食にチャレンジしてみるのもおすすめです。シェフと聞くと専門的で難しいように感じるかもしれませんが、家庭向けに簡単に調理するための工夫が紹介されていることがほとんどです。おすすめの3冊を紹介します。
NHK出版「和の離乳食 本物の味を赤ちゃんから」
「赤ちゃんには和食の繊細な味が分かるようになってほしい…」そんな希望がある人には、和風の離乳食レシピが掲載されている本がおすすめです。日本料理店の料理長が提案したレシピは、食材本来のうまみを引き出します。「同じ素材で大人も赤ちゃんも楽しめる食卓作り」がテーマで、赤ちゃんだけでなく大人の食事メニューの参考にもなる内容が盛りだくさんです。家庭でも簡単にできる出汁のとり方も書かれていて、気軽にチャレンジできます。
商品名:NHK出版「和の離乳食 本物の味を赤ちゃんから」
木楽舎「ま・ごはん」
西麻布に店を構えるイタリアンレストランのシェフが提案するのは、五感を豊かにするための、こだわりオリジナルレシピです。全64種類のメニューは、だしを基本に使った離乳食が中心で、子どもの好き嫌いをなくすことを目標としています。子どもの味覚を成長させたいと考えている人におすすめの本です。
商品名:木楽舎「ま・ごはん」
彩流社「野菜から始めるやさしいフレンチ離乳食」
こちらはフレンチシェフが実際に自分の子どもに作っている離乳食のレシピ本です。おいしい離乳食で赤ちゃんに食の喜びを知ってもらうことで、人生を豊かにしてもらいたいというシェフの考えに基づき、こだわりを感じられるオシャレなメニューがいくつも紹介されています。料理名は本格フレンチを思わせますが、使う食材は家庭にあるものばかりなので気軽に挑戦できる離乳食本です。
商品名:彩流社「野菜から始めるやさしいフレンチ離乳食」
ライフスタイルに合った1冊を見つけよう
離乳食は毎日食べるものだからこそ、大切なのはパパ・ママが無理せず作れるかどうかです。自分のライフスタイルに合わせて、時短を重視するのか、とことんこだわって離乳食作りをするのかを考えましょう。お気に入りの1冊が見つかれば、離乳食作りがより楽しくなりますよ!
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