セルフネイルの爪へのダメ―ジ
近年は、簡単に使用できるジェルネイルキットなども多数販売されており、自宅でセルフネイルをしている人も多いです。しかし、間違ったセルフネイルやケア方法によって、爪がダメージを受けることで爪が割れることも珍しくありません。
自宅でできる手軽さから、頻繁にネイルを塗り替えると爪にダメージを与えてしまいます。特に除光液を頻繁に使用すると、爪の水分が必要以上に奪われることで、爪割れにつながります。
爪の先が割れたときの対処法
気を付けていても爪の先が割れることはあります。万が一のときに備えて、どのような対処法があるのか把握しておくと安心です。
絆創膏で応急処置をする
絆創膏は、簡単な応急処置の方法の一つです。爪割れの部分を絆創膏で保護すれば、どこかに引っかけて悪化させてしまうことを避けられます。
爪が割れやすい人は、応急処置用の絆創膏を、バッグの中などに常備しておきましょう。ケガの備えにもなって一石二鳥です。なお、水に強いウォータープルーフタイプの絆創膏であれば、手を洗うときも気にならないのでおすすめです。
ネイルサロンへ相談をする
ネイルサロンは、ネイルをしてもらうだけでなく、さまざまな爪のトラブルを解消する施術も提供しています。ネイルサロンに相談するメリットは、爪のプロともいえるネイリストが、実際に爪の状態を見て、適した施術をしてくれるという点です。グルーで補強する、アクリルをつける、などの方法があります。
こんなときは迷わず病院へ
「爪割れで病院に行くのは大げさ」と思う人もいますが、すぐに病院で診察した方がよい場合もあります。大きく割れている、痛みがあるときなど
爪が大きく割れて出血がひどい場合や、痛みがある場合は、雑菌によって症状がさらに悪化する可能性があります。消毒などの応急処置をして、病院できちんと診察してもらいましょう。また、爪が割れる原因が、乾燥や栄養不足によるものではないこともあります。カンジタ菌や白癬菌などが原因でトラブルが起こっていることもあるのです。
このような場合は自己治療ではなかなか治せないため、すぐに病院で適切な治療を受けましょう。
受診するのは何科?
「皮膚科」で受診することができます。
的確な処置をしてもらうために、医師に詳しく状況を説明しましょう。爪が割れやすくなった時期や、爪のトラブル以外の症状の有無、日頃のネイルケア方法などについてです
割れにくくするための対策はある?
爪を割れにくくするために、日頃から手軽にできる対策があります。栄養バランスのよい食事を心がけるなど、内側からのケアと合わせて行いましょう。
保湿クリームやセラムを塗る
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保湿クリームやセラムを塗ることで爪割れを防止することができます。ヒアルロン酸やセラミド、スクワランなど保湿成分が含まれているタイプもあり、爪を乾燥から守ってくれます。
ドラッグストアで簡単に手に入るものもありますし、使い方も「塗るだけ」で簡単です。日頃の手のケアに爪のケアもプラスして、美しい手元を目指しましょう。
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爪の切り方を変える
爪切りの方法を工夫することも、爪割れの対策になります。一般的に使用される「グリップ型」の爪切りは、使いやすさとコスパに優れていますが、爪を切る際に爪に負担がかかりやすいこともあります。
したがって、爪が割れやすい人や爪が弱っているときは、爪切りではなく「ネイルファイル」を使うことでダメージを軽減できます。爪切りを使いたい場合は、切れ味のいい爪切りを選びましょう。そして、バチンと衝撃を与えないように、ゆっくり丁寧に端から切っていくのがポイントです。また、爪を切るタイミングは、爪がふやけて切りやすくなっている入浴後がおすすめです。
写真・イラスト/(C)Shutterstock.com
監修
山本美樹
ネイルサロン クチュリエール 主宰。クチュリエール ネイルビューティーカレッジ 学校長。クチュリエール(株) 代表取締役社長。JNA本部認定講師。GME グランド・マスターエデュケーター。JNA日本ネイリスト選手権大会(2004)プロフェッショナル部門総合 チャンピオンなど、多数のコンテストで活躍。国内各地や海外などでセミナーも行い、ネイリストの育成や雑誌等、メディアを通じて幅広くネイルの魅力を発信するなど、積極的に取り組み、ネイリストとして活躍の場を広げている。
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