【目次】
・気が利くとはどういうこと?
・気が利く女性に共通する特徴
・正直迷惑!おせっかいな女性の特徴
・周りから好かれたい!気が利く人になる方法
気が利くとはどういうこと?
そもそも「気が利く」というのはどのようなことなのでしょうか?自分では気を利かせているつもりでも、場合によっては迷惑がられてしまうこともあるので、注意が必要です。
まずは、「気が利く」という言葉の意味をチェックしましょう。
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細やかな気配りができること
「気が利く」という言葉の意味を調べると、細かいところまで注意が及ぶことを指しているとわかります。「他の人が気付かないところに気付き、自ら対応できる人」のことを、気が利く人というのです。
友人のドリンクがなくなりそうになっているのに気づいて「次は何を飲む?」と聞いたり注文したりできる人や、職場で忙しそうにしている人を見つけて自然とサポートできる人なども、気が利く人といえます。
気が利く人は、自分のことだけでなく、常に周りにも意識を向けられる人です。だからこそ、相手が必要としているときに、自然と手を差し伸べられるのです。
自分本位のでしゃばり行動はNG
同じように相手に手を貸そうとする行為でも、好意の押し付けでは気が利く人とはいえません。相手が必要としていないのにサポートしようとすると、逆に気を遣わせてしまうことになり、単なる自己満足になってしまいます。
相手の気持ちを考えない言動は、気が利くどころか「迷惑」になる可能性があるのです。
また、「気が利く人に見られたいから親切にする」ということもあるでしょう。こうした場合にも、下心は見抜かれてしまいがちです。自分本位の考えでアドバイスや手助けをしようとしても、気が利く人にはなれません。
気が利く人に共通する特徴
相手に気を遣わせることなく、さらりと気が利く行動や発言ができる人には、どのような特徴があるのでしょうか?代表的な特徴を紹介します。

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あいさつや感謝の言葉をしっかり伝えられる
家庭や職場で、朝のあいさつを自分から言っていますか?あいさつや感謝の言葉を伝えるのは、社会人であれば当たり前のことです。
中でも「率先してあいさつをしたりお礼を伝えたりできる」のが気が利く人の特徴といえます。自分から先に伝えることで、うれしさや感謝を伝えているのです。
あいさつや感謝の言葉を毎日の習慣にしている人が多いのも、気が利く人の特徴です。何かしてもらったときや、普段は会わない人に会ったときには、あいさつもお礼もきちんと言える人がほとんどかもしれません。
常に周りを観察している
気が利く人の言動が、押し付けがましくなく、迷惑にならないのは「常に全体を見ているから」です。
物事の一部分だけ見ていると、相手にぴったりのサポートができないこともありますが、全体を観察できているため、最適な手助けができるのです。
そのため、困っている様子の人がいると「何か手伝いましょうか?」とタイミングよく声をかけられるのです。ちょうどいいときに声をかけたり手を差し伸べたりできる気が利く女性は、男女問わず好かれることが多いのです。
聞き上手である
聞き上手が多いのも、気が利く人の特徴です。相手が気持ちよく話せる会話の流れを作ることができ、「はい・いいえ」で答えられる質問をして、質問の答えから積極的に話題を広げていくのです。
よく答えを聞いて、相手が求めている質問を投げかけられるので、スムーズに会話が展開しやすいのも特徴です。
相手にペースを合わせるのも得意で、相づちのタイミングや話すスピードなどを相手に合わせて調節できます。ペースがかみ合いやすいことも、相手に気持ちよく会話してもらうポイントであるといえるかもしれません。
自分の話を聞いてほしい・理解してほしいと思っている人は大勢います。そのため、聞き上手であるという特徴も、気が利く人が好かれやすい理由のひとつなのです。
誕生日や記念日を覚えている
いつでも周りのことをよく見ていて、ベストなタイミングで声をかけたり手を差し伸べたりできる、気が利く人は、まめな性格をしていることが多いものです。そのため、「誕生日や記念日を忘れずにお祝い」してくれます。
お祝いとはいっても、基本的に相手の負担になるようなことはしません。おめでとうと一言伝えたりメールを送ったりするだけでも、お祝いの気持ちを十分に伝えられます。ちょっとしたサプライズで相手を喜ばせるのも得意です。
正直迷惑!おせっかいな人の特徴
自分では気が利く人のつもりでも、周りからするとおせっかいになっている人もいます。気が利くこととおせっかいの違いはどこにあるのでしょうか?
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その場の空気を読むのが苦手
せっかく気を遣ったつもりでも、おせっかいと迷惑がられる人は、「悪い意味でマイペース」という特徴があります。場の空気も相手の表情もうまく読めない、鈍感な部分があるのです。
そのため、よかれと思って手を貸しても、見当違いのサポートになってしまっていることがあります。優しさがあるのは相手にも伝わるのですが、求めている方向性ではないため、迷惑がられることもあるのです。
鈍感さが原因で場から浮いてしまがちですし、ときには嫌な空気を作り出して場を乱してしまうかもしれません。
自分の考えを押し付ける
相手の役に立ちたいという気持ちがあったとしても、価値観を押し付けるようなやり方ではただのおせっかいで迷惑になってしまいます。特に「自分の価値観が正しい」と思っている人は、「こうすれば絶対喜ぶだろう」と自分の考えを押し付けがちです。
しかも、自分の考えに自信があるため、相手の反論を認めません。価値観は人によってさまざまですし、単純にどれかひとつが正解とも言い切れないものです。
相手の価値観を否定するような助言やお説教は、迷惑なだけでなく、相手を傷つける可能性もあります。
他人のことばかり気にしている
情に厚く「他人のことが放っておけない」という人もいます。決して悪い特徴ではありませんが、こうしたタイプの人は行き過ぎると「自分のことを顧みず他人に尽くし過ぎる」傾向があるものです。
職場で困っている後輩を放っておけず手伝った結果、疲労で倒れて仕事に穴をあけてしまう、ということもあるかもしれません。手を差し伸べる優しさはありますが、自己管理不足で周りに迷惑をかけてしまうことがあるのです。
また、他人が気になって仕方がないあまり、根掘り葉掘り情報収集をしてしまう、というタイプもいます。相手の話したくないことまで聞き出そうとするのは、迷惑なおせっかいになりかねません。
周りから好かれたい!気が利く人になる方法
何も考えずに優しさだけで行動しても、相手にとっては迷惑ということもあります。では、どのようにすれば、さりげなく手を差し伸べられるようになるのでしょうか?気が利く人になるための方法を紹介します。
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身近にいる気が利く人をお手本にする
自己流で学ぶというのは難しいものです。そのため、まずは身近にいる気が利く人をお手本にすることから始めましょう。その人は、どのようなシーンでどのような行動をしているでしょうか?
観察してできそうなことがあれば、どんどん真似をしてみましょう。「気が利く人の目線になって観察する」ことも大切です。単に見える行動だけを真似するのではなく、なぜそうしたのかといった理由まで理解しやすくなるでしょう。
もし自分だったら、と考えてみる
相手の立場で物事を考えられることも重要なポイントです。自分目線で考えて行動していると、自己満足に陥ってしまいます。気が利く人ではなく、おせっかいな人になってしまうのです。
本当に気が利く人は、「相手の気持ちを考える想像力」があります。そして、どのようにすれば相手にとってよい状態になるのかを判断し、行動できるのです。
相手の気持ちを想像する力は、練習で身につけられます。自分だったらどうだろう?と考えることが、相手の立場や気持ちになって考える想像力を養う第一歩なのです。
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