子どもがひとり遊びを楽しめる商品3選
新型コロナウイルス感染症が拡大している中、4月7日に東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都道府県を対象に緊急事態宣言が発令されました。これを受けての在宅勤務と保育園登園自粛要請により、「仕事」と「育児」を同時にこなすご家庭が増えたのではないでしょうか。
我が家もそんな家庭のひとつです。なかなか一筋縄ではいかず、悪戦苦闘の日々を送っています。正直なところ、静かにしていて欲しいときはネット配信されている動画や映画に任せるのが一番手っ取り早く、頼ってしまうところもあるのですが、とは言え一日中となると罪悪感とともに健康面や生活習慣という意味での不安も拭えません。
そんな中、自宅にあったものやオンラインショッピングの購入品で、近くで親が見守りながら4歳の娘が「これならひとりでも楽しめる!」と実際に感じた商品をいくつかご紹介したいと思います。
1:お米のねんど
まずは定番の粘土ですが「お米のねんど」がおすすめ。「米粉」「塩分」「水」でできた粘土でこねたり切ったり丸めたり、手先を使って遊べて、色を学ぶこともできます。私が子供の頃のカラー粘土は独特の臭いが強い印象でしたが、こちらの商品はさほど気になりませんでした。発色もきれい。色のバラエティは豊富ですが、あえて赤、黄、青の三原色のみを与え、本人が混ぜて色を作り出すところから挑戦しても面白いと思います。小麦粘土と比べて乾きにくく、もし乾燥しても濡れたタオルで4、5時間包んでおくとまた柔らかい状態に戻ります。
質感を出すための道具も色々あります。こちらはお米の模様をつけるもの。
お弁当を作ろう!などテーマを与えてもいいかもしれません。小学生のお兄ちゃん(途中参戦)は彩りやケチャップのとろり感まで、こだわりを感じます(笑)
2:絵の具でお絵かき
色鉛筆のぬりえに飽きたらコレ!用意したものはこちら。
・絵の具、筆、パレット
・筆を洗うバケツ、タオル
・八つ切り画用紙
・うっかり床に描いてしまわないように保護用の布(レジャーシートでも可)
絵の具と筆は、100円ショップではなく文房具メーカーの品を使用したほうがいいと思います。絵の具の発色や、筆の描き味が異なります。私は絵の具も筆も「ぺんてる」で揃えました。バケツやパレットは100円のものでも十分です。画用紙のサイズは八つ切りが小さすぎず、場所も占領せず、ちょうどいいと感じます。
絵の具を準備すると、早速思い思いに色を塗り始めます。まだバケツでの筆のすすぎ方や、絵の具の混色がよくわかっていないのですが、本人は楽しんでいるようなので今後少しずつ教えていけたらいいかなと見守っています。
バケツの水は少量にし、うっかりバケツを倒したときの被害を最小限に留めるのをおすすめします。
3:スカリーノ
スイスのメーカーのおもちゃ「スカリーノ」は数種類の木のパーツを組み合わせて、ビー玉を転がして遊ぶおもちゃです。ビー玉が転がっていく様子は、人気の「ピタゴラスイッチ」を彷彿させます。始めは数個のパーツを組み合わせてまっすぐ進んでいただけのコースが、少しずつ複雑化してきました。
スカリーノは基本セットとエクステンションアイテムがあります。我が家にあるのは基本セット3(滝のセットと言われるもので部品が52個)と鉄琴セット(部品26個)です。基本セットなしに鉄琴セットや鈴の塔セットを購入すると少しパーツが足りなく感じます。
スカリーノを購入する際、最年少プロ棋士の藤井聡太さんが遊んでいた「キュボロ」にしようか迷いましたが、うちの娘にはまだ立方体の積み木の組み合わせの中でビー玉が動く道筋を整理することが難しいようで、まずはビー玉の進んでいくルートがオープンなスカリーノから遊んでもらうことにしました。
仕事をしているすぐ側に遊ぶスペースを作って見守れるようにしています。
現在の状況で親として気にかかる事は、環境が激変した子どもたちにおける精神面での影響です。時間をかけて黙々と取り組める遊びで、子どもたちの不安が少しでも和らぐようサポートしていきたいと思っています。
Domanist
土谷真澄
2児(男児&女児)の母。金融機関にてフルタイムで働くかたわら、自宅でボルダリングジムを運営。子どもの教育への関心が高く、情報収集に努める日々。観葉植物が好きで、特にコウモリランを偏愛している。
IG:https://www.instagram.com/masumitsuchitani/