自尊心が高すぎるから
僻みっぽくなる原因の一つに、「高すぎる自尊心」が挙げられます。自分が誰よりも優れているべきだと考えており、自分より優秀な他人がいるという状況に耐えられないのです。多くの場合、僻みっぽい人の自己評価と実際の実力には大きなギャップがあります。本人には自覚がないため、なぜ周囲が自分を評価してくれないのかが分かりません。その結果、どんどん他人への猜疑心ばかりが膨らんでしまい、心がひねくれてしまうのです。自分が誰よりも優れているという証明をしようとした結果、すぐに優劣をつけたがったり、発言でマウンティングをしたりするようになります。
▼あわせて読みたい
コンプレックスがあるから
コンプレックスを抱えているせいで僻みっぽい性格になることもあります。見た目や才能、家柄など自分の力ではどうにもできないことのほか、過去のトラウマなどコンプレックスの形はさまざまです。自分が持っていないものを他の人が持っていると感じたとき、僻みの気持ちが生まれやすくなります。自分のコンプレックスが強調され、気持ちを刺激されてしまうのです。
ストレスがたまっているから
ストレスをため込んでいるときに、僻みの感情を持ってしまう人もいます。ストレスは誰もが大なり小なり持っているものですが、ストレスをため込みやすいうえにキャパシティが小さい人は、ちょっとしたことで余裕を失ってしまうのです。ストレスに振り回されている間は余裕もないため、素直になれず、ひねくれた言動をしてしまいます。本来であれば嬉しく思えるよいことも、悪く捉えてしまうのです。好調そうな人を見つけると、うらやましさが憎らしさに変わり、攻撃的になってしまいます。
▼あわせて読みたい
【目次】
もっと素直に!僻み根性を直す方法
常に人を僻んでばかりいると、いつしか自分の性根に染みついた性格になってしまいます。周囲も自分も不快にさせ傷つける僻み根性は、なるべく早く直してしまいましょう。僻み根性を直すために心がけたい習慣は大きく分けて三つです。現在自分の僻みっぽい性格で悩んでいる人は実践して、素直さを取り戻しましょう!
人と比較するのをやめる
僻み根性を直す第一歩として、人との比較をやめることから始めましょう。そもそも僻みは気持ちを向ける対象がいなければ生まれない感情だからです。比較すると、相手の優れた面ばかりが際立って見えてしまいます。しかし、相手は人知れずコンプレックスを抱えていたり、不幸を感じていたりするかもしれません。自分が僻みを向けている立場や能力は、大変な努力の末に正当に手に入れたものかもしれないのです。自分と相手は置かれている状況も考えていることも全く違います。互いを見える部分だけで比較したところで何の意味もありません。
▼あわせて読みたい
自分の優れているところを見つける
人にばかり注意を向けることをやめたら、次は自分の優れているところに目を向けましょう。僻みっぽい性格を改善するためには、自分の得意分野を伸ばして自信を持つことが効果的です。自分の趣味をとことん楽しんだり、得意なスポーツに打ち込んだりしましょう。他人を気にすることなく没頭できる自分だけの世界があれば、心が乱されることもありません。
▼あわせて読みたい
どんなことにも感謝の気持ちをもつ
どんなことにも感謝をすることが、他人を僻む気持ちにブレーキをかけてくれます。僻んでいるときは、他人の親切をお節介だと思ったり、嫌みに感じたりして素直に受け取れません。人に感謝の気持ちを持って接したとき、相手の言葉や行動をねじ曲げることなく素直に捉えられるようになるはずです。今までは当たり前のように自分に与えられていたものが、本当はありがたいものだったのだと気付けます。気持ちが満たされれば、人を僻む気持ちは自然と薄れていくものです。
写真/(C)Shutterstock.com
▼あわせて読みたい