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2020.12.19

【猜疑心】の強い人ってどんな人?扱いにくい・自己肯定感が低いなどと言われる理由は

猜疑心が強い人に見られる特徴とは。臨床心理士・吉田美智子さんにお話をうかがいます。

猜疑心の意味とは

「猜疑」とは…人の言動をすなおに受け取らないで、何かたくらんでいるのではないかと疑うこと。「猜疑心」
(小学館刊・『大辞泉』)

猜疑心が起こるメカニズムとして、「相手が自分に対して正直に接していないのではないかと疑ってしまう。また、他人の方が自分より恵まれていると感じ、ずるい、悔しいと思う。これらの気持ちは、自分が大切にされていない、尊重されていないと感じたときに生じます」と話すのは臨床心理士・吉田美智子さん。

「自分だけが損をしていると感じると、周りの人に対して(あるいは社会に対して)猜疑心が湧き上がるのは、自然なこころの動きだといえます。誰だって騙されたくないし、自分のことを大切にして欲しいと願うものですよね」(吉田さん)。

猜疑心が強い人と接する時に困ったことがある人は約3割

「猜疑心が強い人」と接する時に、「困ったことがある人」は31.1%、「困ったことがない人」は68.9%となりました。約3割の人は「猜疑心が強い人」と何かしらのトラブルを経験したようです。

Q.猜疑心が強い人と接する時に困ったことがあるか

「はい」…31.1%
「いいえ」…68.9%

※アンケートは30~45歳の日本全国の有職既婚女性を対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。

 

猜疑心が強い人に見られる特徴

「猜疑心が生じると、常に周りの人を疑ってしまい、自分が損をしないように、自分が有利な立場にいなければ安心できなくなります。そのため、人を悪く言って自分の立場を正当化しようとしたり、不安を打ち消すために自分の考えをしつこく主張せずにはいられなくなります。

しかし、そうすればするほど人は離れていきますし、率直・本音でのコミュニケーションが不能になるために、取り繕った関係性になるでしょう。それが、猜疑心の強い人の〝自分が大事にされていない〟と感じる気持ちを、さらに強化し悪循環になってしまうのです」(吉田さん)

では実際、みんなが出会った猜疑心の強い人のエピソードを見てみましょう。

悪口を言う

・日常的に敵を作っているイメージで、隙あらば誰かしらの悪口を言っている。当たり散らす対象者を常にリサーチしている感じが怖い。(40代・千葉県・子ども1人)

・前職で人の気持ちを考えない言動をする女性がいました。同僚が好意でお土産や、差し入れをしても、「上司に気に入られようとしてる」とか「男性社員に媚を売っている」など悪口を言うのでうんざりしていました。 (30代・岐阜県・子ども2人)

・すぐに大きな声を出し、威嚇するかのように人の悪口を言う。 自分ばかり仕事をしていて、周りは何もしてないと思っている感じが本当に苦手! (30代・京都府・子ども3人)

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ねちっこい

・ただただねちっこい。不安な気持ちからなのか分からないが、何度も同じこと確認してくるし、「大丈夫だよ」と言っても何回も話しかけてくる。その度にいちいち説明したり、仕事の手を止めるのが面倒 (40代・愛知県・子ども2人)

・ひとりにターゲットを絞って、周りから見たらおかしいなと思うくらいしつこく付き纏っていた (40代・宮城県・子ども4人)

自分が正しいと思っている

・自分の中の正しさだけを信じており、反対意見を受け入れられない人物でした。相手と異なる意見を話す場面において、専門家の根拠資料など盛り込み、相手のことも尊重した上でお話ししたつもりでしたが、専門家の意見すら本当なの?と疑ってかかっている状態でした (30代・千葉県・子ども1人)

・自分を正当化するために嘘をつく人がいました。相手の言っていることが信じられないらしく、いつも自分の中の辞書や経験から判断するので、新しいことや反対意見には賛同せず、自分の意見の正しさを主張していました (40代・埼玉県・子ども3人)

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扱いにくい

・言ったことを斜め上に解釈されることがあり、上司にチクられたことがあった。最終的には上司の誤解は解け、その人から謝罪する形で話は終わったがその後話しかけることはしなくなった。 (30代・兵庫県・子ども1人)

・人としてそもそも物の受け入れ方が歪んでいる。あまのじゃくというか、ストレートに物事を受け止めないので、いちいち面倒が起こる。 (30代・神奈川県・子ども1人)

仕事ができない

・仕事があまり出来ない。自分に自信がない。 (40代・埼玉県・子ども1人)
・不平不満が多い。仕事できない。(40代・神奈川県・子ども2人)

自己肯定感が低い

・自分に自信がないから、猜疑心の塊のような言動になっているのかな。 (30代・埼玉県・子ども2人)

・幸せそうな人を見ると自分がとことん不幸だと感じるという人がいた。例えば、同僚が結婚して幸せそうにしているのを見ると、お祝いしてあげる気持ちや、ほっこりする気持ちにはなれなくて、ただただ自分が不幸だとネガティブになるらしい。 (30代・東京都・子ども1人)

キャリアがある

・アパレル販売員ですが、キャリアが上の人ほど、キャリアがある人に対しての妬みが非常強いです。よく売れる人に対しても、あれは売り方がおかしいとか、売れて当たり前など、必ず何かイチャモンをつけてますが、2人いるとお互いがお互いそう思い合ってて、空気が悪いです。 (30代・青森県・子ども1人)

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臨床心理士が教える「猜疑心が強い人」との付き合い方

ほどよく距離をとりながらも、誠実に対応する

「猜疑心が強い人は人を信頼できなくなってしまった経験があるという人が多いようです。ですから、猜疑心の下には不信感や孤独感、傷つきなどがあると考えられます。相手の人が大切な人である場合は、ほどよく距離をとりながらも、誠実に対応することが大切です」(吉田さん)。

「加害的な場合やパワーハラスメントを起こしている場合は、巻き込まれないように距離をとること、反応すると余計に絡まれますから(相手の猜疑心を刺激するので)できれば淡々と、自分以外の人とも相談しながら、対応できるとよいですね。ご本人が猜疑心を持て余して困っている場合は、専門家に相談してみてくださるといいとも思います」(吉田さん)。

【体験談】猜疑心が強い人と上手く関わる方法

みなさんの対策として、反論しない、距離を置く、大事なことは話さないなど、密な関わりを避ける傾向にあるようです。

反論しない

・あまり反論しないこと。自分の考えに固執しているので、そこを否定すると大騒ぎになるので、フワッとしておきます (30代・神奈川県・子ども1人)

・頷くだけにし、大人しくしておくのが一番! その人と違った意見を言うなど、波風を立てるのは危険です。言いたい気持ちをグッと抑え、静かにその時間を過ごすのがベスト (30代・東京都・子ども2人)

距離を置く

・ほどほどに接する。相手から話しかけられても、最低限しか相手にしないようにしている (40代・群馬県・子ども2人)

・自己肯定感のない人と一緒にいると疲れるので少し距離をとる。特に意見交換が必要なシーンでは、こちらが一歩下がって見守る形にしている (40代・富山県・子ども1人)

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大事なことは話さない

・プライベートの話はしない。家族構成ぐらいは話せるけど、日常生活の話は余り明かしたくない (40代・大阪府・子ども2人)

・私の内面の的なことは知られたくないし、否定もされたくないので、深く話さないようにしている (40代・大阪府・子ども2人)

放っておく

・角が立たない程度に受け流しています。こちらも本音は言わず、「うんうん」と頷いて分かったフリをしてその場をやり過ごす (40代・千葉県・子ども2人)

・巻き込まれたくないので、一応話は聞いて適当に合わせておきます。でも一緒になって悪口などは言いません。あくまで、聞くのみです (30代・青森県・子ども1人)

気にしない

・何を言っても直らないので気にしないこと。いちいちこちらがショックを受けたり、不快な思いをするのはバカバカしいので (30代・埼玉県・子ども2人)

・もうその人のアイデンティティとして捉え、何を言われても気にしないと決めました。なので会話はほぼ覚えていません(笑) (40代・神奈川県・子ども2人)

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肯定する

・相手が何でも猜疑心で妬んできたら、そんなことないよと肯定してあげる。優しい言葉をかけ続ければ、私に対しての猜疑心はなくなるような気がして (40代・兵庫県・子ども2人)

はぐらかす

・あの人こうだよねと悪口の同意を求められても、違う話ではぐらかして同意しない。同意してしまうと、そこに仲間意識が生まれて、一緒にされるのは困るので (40代・宮城県・子ども4人)


猜疑心のある人と接するときは、距離の取り方や接し方の工夫を。もし、自分自身に猜疑心があると感じる人は、何がそうさせているのか今一度考えてみるのもいいかもしれません。「猜疑心」は人間関係を良好にすることはありませんし、人生を豊かにするものでもありません。自己肯定感を高めれば、ずっと生きやすくなり、人生が豊かなものになっていくはずです。

取材・文/福島孝代

写真/(C)Shutterstock.com

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臨床心理士

吉田美智子

東京・青山のカウンセリングルーム「はこにわサロン東京」主宰。自分らく生きる、働く、子育てするを応援中。オンラインや電話でのご相談も受け付けております。
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Twitter: @hakoniwasalon

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