みんなが思うネイルの疑問をネイル界のカリスマがお答え!
インスタライブ でみなさんからいただいた質問は、確かに!というものばかり。自分で爪のケアをするときに知っておきたいことを、トータルビューティーカンパニー「uka」代表でありトップスタイリストの渡邉季穂さんにお答えいただきました。
Q:除光液はノンアセトンのものがいいですか?
A:ジェルでないセルフネイルを落とすならノンアセトンがベスト
「アセトンは油脂を溶かしてしまうため、爪が白くなって乾燥してしまいます。ネイルカラーを使ったセルフネイルの場合は、ノンアセトンの除光液がおすすめ。もし爪が白くなったり乾いてしまったら、そのあとに美容液できちんと保湿してくださいね。とにかく乾燥させないことが大事です」(季穂さん)
▲こちらはノンアセトンのもの。uka ネイルカラー リムーバー 24:40 80ml ¥2,500(税別)
Q:週1のセルフネイルとジェルネイルではどちらが傷みにくいですか?
A:自分で塗り替えられるならセルフネイルに
「セルフネイルをきちんと塗り替えられるなら、そちらの方が爪は傷みにくいです。除光液はノンアセトンをおすすめします。除去したらすぐに保湿してください。ジェルネイルを持たせるだけ持たせて、浮いてきたらビリッと力ずくで剥がす人がいますが、あれは絶対にダメ!爪の表面が持っていかれてボロボロになります。無理矢理でなく、丁寧に落として保湿するのが一番大事です」(季穂さん)
Q:爪の縦ジワは消えませんか?
A:残念ながら完璧には消えません
「これは実は顔のシワと一緒で、年齢とともに出てくるもの。一度できてしまうと元どおりになるのは難しいです。若い肌に戻らないのと同じです。今以上にひどくならないようにお手入れが肝心です」(季穂さん)
Q:除光液で落としたあとすぐにマニキュアを塗ってもいいですか?
A:保湿してから塗ればOK
「ノンアセトンの除光液で落としたあと、油分をとってから美容液を塗ってきちんと浸透させまてください。そのあと、ベースコート→マニキュアを塗ります。マニキュアは厚く塗ると剥がれやすくなるため、薄く塗って重ね塗りするのがおすすめ。一度塗ったらしっかり乾かしてから重ね塗りをしてください」(季穂さん)
Q:甘皮は切っても大丈夫ですか?
A:切ってもいいですが、切りすぎないように
「甘皮とは、爪の根元にある薄い皮のこと。お湯につけてしっかりふやかしてから、プッシャーやオレンジスティックの先端にコットンを巻き付けたもので、爪の先から根元に向けて押し上げると、皮脂が根元にたまって甘皮とともに盛り上がります。これをニッパーなどで切る程度でOK。気をつけてほしいのは、切りすぎないこと。甘皮は新しい爪をつくる爪母(そうぼ)細胞を保護する働きがあるため、切りすぎるとささくれができたり爪母を傷めてしまうこともあります」(季穂さん)
▲貝印 KOBAKO キューティクルプッシャーM ¥2,000(税別)
▲貝印 KOBAKO コンパクトニッパー ¥2,000(税別)
Q:子どもの爪はどう切ったらいいですか?
A:先端が丸くなっているハサミを使って寝ている間にカット
「お風呂に入れて爪を柔かくしてから、先端が丸くなっているハサミを使って寝ているスキにそっとカットしましょう。角はちょっとヤスリで整えてあげても。物心がついた女の子なら『じっとしているととってもきれいになるよ』と言うと、おとなしくしているんですよ。おしゃれのモチベーションってすごい!」(季穂さん)
Q:子どもの爪がキレイに生えてこないのが心配
A:マグネシウムが足りていないのかも
「爪が変形していたりデコボコしていたりするのは、マグネシウムが足りていない可能性があります。爪母組織がある爪の根元に損傷があるとキレイに生えてこないことも」(季穂さん)
正しい知識を身につけて、ネイルサロンに行けない間はセルフケアを楽しみましょう。
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uka代表/トップネイリスト
渡邉季穂
トータルビューティーカンパニー「uka」の代表を務め、トップネイリストとしてサロンワークのほか、撮影、セミナーの講演、プロダクトの開発など精力的に活動。それぞれの個性を生かしながらも上品でナチュラルなネイルスタイルにはファンが多く、著名人や美容関係者からの支持も厚い。まさに、ネイル界のカリスマ。
▶︎ukaホームページ
▶︎@instauka
構成/斉藤裕子