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LIFESTYLE 私の生き方

2020.06.02

いつだってエネルギッシュなMALIA.さん、バイタリティの源は…!?【MALIA.の育児育自論】

 

いつだってエネルギッシュなワーママであるMALIA.さんが、子育てと仕事の両立についてなど、とことんポジティブに語ってくれました。

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女性は自立しているべき

よく、バイタリティがすごい、って言われるんだよね。でも若いころは今の300倍も400倍もパワフルだった。毎日、何をどうやったって使いきれないくらい元気があふれちゃってた(笑)。だから今の私なんて、全然。

モデルの仕事を始めたのは中学生のときで、雑誌『egg』のストリートスナップに載ったのがきっかけ。なんとなスタートしたキャリアだったから、モデルが仕事だという実感も、自分がプロのモデルだという自覚も、長いこと芽生えてこなかった。私も若かったし、仕事があること、お金をもらえること、そのどちらもあたりまえのように感じてたしね。途中、カナダ留学を挟みつつ、帰国してからはそれまでのストリート雑誌や『Fine』に加えて、『ViVi』からも声がかかって。そんな矢先に妊娠がわかったの。このとき、18歳。それまで私にとっての仕事は、おこづかい稼ぎの手段だった。けど、産後すぐに復帰したのは、それ以上にモデルの仕事を早く再開したい、という思いに駆られたから。ママになって初めて、仕事にちゃんと向き合ったのかもしれないな。

さらに私の状況が変わったのは、26歳で3人の子どもを抱えてシングルになったとき。子どもを育てていかなきゃいけないし、この先もっとお金がかかるし、じゃあ私には何ができる? って考えに考えて起業することにしたの。具体的には『ピーチ・ジョン』の中で私がやらせてもらっていたマタニティブランドを、独立させて自分のブランドにしたわけ。そもそも誰かのお金でつくったものは、利益が出たとしてもそれは誰かの利益。私の利益じゃないんだよね。リスクがないぶん、プラス少ない。自分のお金でやらなくちゃ、って思ったの。

▲忙しいから週3は会議室でランチ。ケバブ率、高め(笑)

当時、女社長とか女性起業家みたいなのが流行ってた。だけど私はブームに乗りたかったわけじゃない、生きていくための必然。まだまだ自信がなかったから、社長です、なんて言いたくなかったし言えなかったし、取材も全部断ってた。肩書きは経営者です、と言えるようになったのは、やっとここ2、3年。きっと仕事に自信がもてるようになったからだと思う。

私、今すごく自信があるの

いろんな経験から私が実感したのは、女性は自立しているべき、ということ。自立って、自信につながるんだよね。

私にも、だれかに幸せにしてもらおう、って時代があった。旦那がリッチだと奥さんは幸せ、みたいなのを信じてた。かつてはそういう人と結婚してたこともあるけれど、そのころの私は、からっぽだった。何もないからもってる相手が欲しくなるし、その人に補ってもらおうとする。でも自分の穴は自分じゃないと埋められないとわかったの。

お金だけじゃなくて、自分ってものだったり、自信や経験値、勉強とかもそう。私は勉強が得意じゃなかったけれど、子どもたちには頑張ってもらいたいから、「筋肉は裏切らない!」的な感じで、「勉強は裏切らない!」って、よく言ってるよ(笑)。お金やモノはなくしたり取られちゃったりするかもしれないけれど、染み込んだ経験や知識はだれにも奪えないでしょう? 私がワックスの技術を学んだのも、技術はだれにも取り上げることができないからなの。そういうものを自分に欲しかったんだよね。私のからっぽだった部分は、時間や経験とともに埋まっていった。だから、少なからず私、いま、すごく自信があるの(笑)。

▲Anela Inc.のスタッフたち。私の大切な仲間♡ 

起業して10年の間にはいろんなことがあった。いちばんの苦労は ..会社を続けていくこと、これに尽きるよね。続けるって本当に大変。でも積み上げられた時間はいちばんの宝物だし、私の自信にもつながっている。

スタッフの存在も大きいの。うちのスタッフたちは、産休や育休を取ってもちゃんと戻ってきてくれる。ほとんどがママだから、熱だ、ノロだ、インフルだ…いろいろあって当然。それをフォローし合えるチームワークができているところも自慢!だから離職率もすごく低いし。長くいてくれるスタッフがいる、それは大きな自信になる。言葉にしてみると、結婚生活と同じだ(笑)。長く一緒にいられたら、結婚生活にも自信がもてるんだろうね、きっと。 

だって、NO CHOICEじゃない?

子ども4人いて仕事もあって、両立は大変じゃない? と聞かれたりするけれど、あまり感じたことないかも。子育てにはリミットがあるじゃない。いつか必ず終わっちゃう。飛行機で泣いちゃって、みたいな瞬間的なハプニングやトラブルはあったかもしれないけど、それ以上の大変を感じたことはないかなぁ。

逆にみんなは何が大変?専業主婦は24時間、ずーっとママ、それも大変だしスゴイ。私には起業より先に育児があったから、子育てしながらビジネスのことを考えるのがあたりまえだった、というのも大きいかもね。

私は働いている自分も子育てをしてる自分も両方大好き。両立ってことは両方があってそのぶん感謝できることも増えてるってことでしょ。葛藤があるのはしょうがないよ、自分の時間を子育てに100%使っているわけじゃない後ろめたさとか、いろんな「初めて」を保育士さんより先に見ることができなかった寂しさとか、もちろんあったよ。でも、そんなこと言ってもしょうがないしね。自分も働いているし、彼らも一生懸命大人になってるわけで。一緒にいられる時間をフルに頑張って、成長を目にすることができる時間を大切に向き合っていけば、それでいいよ。だって、NO CHOICEじゃない?働かなきゃだし、そこで悲しくなったってしょうがないよね。仕事をやめるわけにはいかないもん。

▲YouTube始めました!「MALIA. CHANNEL」チャンネル登録してね♡

女の子の〝キラキラモーメント〟を常に追い求めてる

でもね、この、モノをつくる仕事が大好きなんだなぁ、って最近実感する。それはね、消しゴムが始まり(笑)。小学生のとき、イチゴ味、メロン味、みたいなにいい香りのする消しゴムがすごく流行ったの。お出かけしたとき、ちょっと変わった香りの消しゴムを買ってもらって、それを小学校に持っていったら、女の子たちがみんな、ワーーー♡ってキラキラしたの。女の子の顔がパッと輝く、 その瞬間…これって男の子にはないんだよね、このかわいいモノ、素敵なモノを共有する時間がすごく好きだった。

私のモノづくりは、今でもその感覚が原点。「これつくったんだけど、どう?」「めっちゃよかったんだけどー♡」「でっしょー!!いいよねぇ♡」この〝キラキラモーメント〟を常に追い求めてる。今は私と一緒にやってるスタッフのキラキラを見るのがすごく幸せ。女を武器に仕事したことはないけれど(笑)、女でいることはすごく大切にしているし、大好きなキラキラモーメントが共有できる仕事で本当にラッキーだと思う。これが私のバイタリティの源なんだろうな。

MALIA.の仕事論〜シングルマザーの働き方

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Domani6/7月号「MALIA.の育児育自論」より
本誌構成時スタッフ:構成/西道倫子 再構成/WebDomani編集部

モデル・経営者

MALIA.さん

3 男1 女の4 人のママ。10代から数々の女性誌で活躍してきた人気モデル。 バラエティ番組にタレントとして出演するほか、ブラジリアンワックスサ ロンの先駆けである「Moalani Wax」のオーナーであり、アパレルメーカ ー〝Anela Tokyo〟も手がけるなど、活躍の幅は多岐にわたっている。

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