ヘアケアに力を入れる【正しいヘアドライ】
毛髪診断士の細川ひろ子さんに、正しいヘアドライの方法を聞きました。まず大前提に、自然乾燥はNG! ドライヤーの熱で髪の傷みを心配するかもしれませんが、自然乾燥は髪と頭皮にデメリットしかないそうです。細川さん曰く、断然ドライヤーを使用しほうがよいとのこと。
「自然乾燥は、髪や頭皮を長時間湿ったまま放置しているということ。これは、頭皮に雑菌が繁殖しやすい環境を自らつくっているのと同じです。また、髪のキューティクルは水分や熱によって開く性質があるため、半乾きの髪は摩擦の影響を受けやすい状態。そのまま放置していると、ちょっとした刺激でキューティクルが剥がれてしまいます。さらに悪いのは、髪を乾かすのがめんどうだからと、濡れたまま眠ってしまうこと。枕との摩擦で髪がよりダメージを受けてしまうので、シャンプー後は、ドライヤーを使ってできるだけ早く髪を乾かし、開いたキューティクルを閉じるようにしてください」(細川さん)
【正しいヘアドライのポイント】
・60度程度の低温かつ、1200W程度の強風で一気に乾かす。
・ドライヤーは髪から20cm離し、小刻みに動かしながら乾かす。
・頭皮全体を乾かしたら通常の温度に切り替え、髪を乾かす。
・髪が8割ほど乾いたら、冷風に切り替える。
「顔周りからドライヤーの風を当てると、髪が広がりやすくなってしまいます。前髪や顔周りのくせが気になる方は、そこを引っ張りながらドライヤーを上から当てて乾かすときれいに仕上がります」(細川さん)
ヘアケアに力を入れる【スカルプアイテム】
元気な髪を育てるために、頭皮マッサージにプラスして頭皮に活力を与えるエッセンスも併用しましょう。少しの時間でも毎日続ければ、10年後も満足な状態でいられるはずですよ。
\おすすめはこれ!/
▲コスメデコルテ AQ アブソリュート スカルプ&ヘア ショット 170ml 7,700円(税込)
根元からパワーがみなぎる髪を育ててくれる、スカルプ&ヘア美容液。1日1〜2回を目安に少量ずつ直接頭皮に塗布しマッサージ。頭皮環境を健やかに育むだけでなく、根元からふんわりと立ち上がる髪へと導いてくれる。
▲コスメシューティカル アクティバート SCスカルプローション 80ml 18,150円(税込)
ヒト幹細胞培養液配合の頭皮用ローション。毛根と血流にアプローチし、健康的な髪と発毛サイクルを取り戻してくれる。毎日10〜17プッシュを頭皮にスプレーするのがおすすめ。
▲自由が丘クリニックドクターズコスメティクス JC スカルプエッセンス 100ml 11,000 円(税込)
ヒト幹細胞培養上清液と温泉善玉菌のパワーで若々しい頭皮と髪へ導くドクターズコスメ。最新毛髪化学を応用した処方が頭皮環境へと働きかけ、ヘアサイクルを健全に。健康的な頭皮と強く美しい髪を目指す。
正しい生活習慣を意識する【睡眠】
ヘアケアも大事ですが、髪の成長を促すためには正しい生活習慣も意識しなければなりません。
例えば睡眠。資生堂プロフェショナル ヘアケアマーケティング担当の林 貴士さん曰く、寝る時間が遅いと髪の成長を妨げるのだそう。
「夜寝る時間が遅いと成長ホルモンの分泌が少なくなり、肌や髪の成長を妨げます。またストレスを抱えると女性は男性ホルモンが増え、皮脂の分泌が増えることがあるため、心身ともリラックスする時間をとることが大切です」(林さん)
正しい生活習慣を意識する【食事】
髪の成長には、口から摂取する食事も非常に強く関わっていると言われています。林さん曰く、血行をよくする効果のある食べ物がおすすめだそう。ただし、あくまでバランスを意識することが重要とのこと。
「血液をサラサラにしたり、血行をよくする効果の期待できる食べ物を摂るよう心がけましょう。血液は弱アルカリ性なので、ほうれん草やキュウリ、シイタケといった強アルカリ性の食品がおすすめです。ただし、そればかり摂ればよいということではありません。お肉やお米、たまごなども毎日の食卓にはかかせない食品ですよね。大事なのは偏りのないバランスの取れた食事を摂ることです」(林さん)
他にも毛の成長に重要な、ビタミン・ミネラル・アミノ酸・亜鉛なども積極的に摂取することが推奨されています。バランスのよい食事でこれらを補いましょう。
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