「結婚したいほど好きな相手か」と悩んだ人も
結婚前に悩んだことを調査した結果、経済面の不安(38.0%)に続き、全体の23.3%の人が「結婚したいほど好きな相手かどうか」を悩んだよう。
一見不謹慎な悩みとも思えますが、結婚という人生の大きな決断となると、もしかしたら多くの人が一度は抱くことで、決して珍しい悩みではないのかもしれません。
「結婚の決め手に欠ける」ときに考えたいこと
実は「普通」が一番いいのかもしれない
外資系広告代理店営業の美和子さん(仮名・38歳)は、結婚相談所を通じてヤスシさん(建築会社勤務)に出会ったそう。
ヤスシさんとの連絡は、すごく素敵なラブコールを送ってくるわけでも、気の利いたスタンプを送ってくれるわけでもなく、ごく普通のやり取り。それでも、話題に共通性があり、特にイヤなところもなかったと、美和子さんは言います。
そんなヤスシさんからプロポーズを待つも、ヤスシさんの答えは…
「結婚したいけど、僕でいいのかなって、ちょっと自信がなかった。美和子さんが望んでるような素敵なプロポーズも、港区のマンションも、実現できるかなって…」
だったそう。
ところが美和子さんは、こんな“フツー”っぽさ満載なところも愛おしいと感じたそうです。
その後、無事にプロポーズを受け結婚した美和子さん。
勉強で通っているビジネススクールにいくと、野心あふれ、上昇志向の強いギラギラした男性たちがいっぱいいるけれど、家に帰ったときの穏やかで静かな“フツー”のヤスシさんに、いつも癒されるのだそう。
「すごく落ち着くんです。私今、フツーの幸せを実感してます」(美和子さん)
結婚にこれといった決め手がなくても、一緒の話題で盛り上がれる、安心して過ごせる、落ち着く、特にイヤなところがない…etc こんな普通に思えることが、実は一番大切なことなのかもしれませんよ。
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