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LIFESTYLE 雑学

2024.07.25

結婚の決め手って?「この人と結婚したい」と思った理由と妥協したポイント

「結婚したいほど好きな相手か」と悩んだ人も

結婚前に悩んだことを調査した結果、経済面の不安(38.0%)に続き、全体の23.3%の人が「結婚したいほど好きな相手かどうか」で悩んだようです。

文面だけ読むと「ん? どういうこと?」と思う人もいるかもしれません。しかし、結婚は人生を大きく左右します。このような思いを抱くのは不思議ではないでしょう。案外、多くの人が一度は考えたことがあるかもしれませんね。

「結婚の決め手にかける」ときに考えたいこと

「結婚の決め手にいまいちかけている」と思った時、あなたならどうしますか? ここでは、体験談を紹介します。

実は「普通」が一番いいのかもしれない

外資系広告代理店営業の美和子さん(仮名・38歳)は、結婚相談所を通じてヤスシさん(建築会社勤務)に出会ったそう。

ヤスシさんとの連絡は、すごく素敵なラブコールを送ってくるわけでも、気の利いたスタンプを送ってくれるわけでもなく、ごく普通のやり取り。それでも、話題に共通性があり、特にイヤなところもなかったと、美和子さんは言います。

花束

(c) Adobe Stock

そんなヤスシさんからプロポーズを待つも、ヤスシさんの答えは…

「結婚したいけど、僕でいいのかなって、ちょっと自信がなかった。美和子さんが望んでるような素敵なプロポーズも、港区のマンションも、実現できるかなって…」

だったそう。

ところが美和子さんは、こんな“フツー”っぽさ満載なところも愛おしいと感じたそうです。

実は「普通」が一番いいのかもしれない
その後、無事にプロポーズを受け結婚した美和子さん。

美和子さんの通うビジネススクールには野心あふれ、上昇志向の強いギラギラした男性たちがいっぱいいるけれど、家に帰ったときの穏やかで静かな“フツー”のヤスシさんに、いつも癒されるのだそう。

「すごく落ち着くんです。私今、フツーの幸せを実感してます」と、美和子さん。

結婚にこれといった決め手がなくても、一緒の話題で盛り上がれる、安心して過ごせる、落ち着く、特にイヤなところがない… etc 「普通」と思えることこそが、実は一番大切なのかもしれません。

結婚前に確認しておきたいこと

ここからは結婚前に確認しておきたいことを紹介します。結婚のスタイルにもよりますが、結婚相手は経済的なことを共有する相手です。特にお金に対する価値観は、しっかりと確認しておきましょう。

お金の価値観

結婚生活において、トラブルの種となりやすいのが「お金」です。お金のことで揉める夫婦は多いですが、その原因となるのが金銭感覚の違いです。結婚を考える相手の金銭感覚は必ず観察しておきましょう。具体的には次に挙げることをチェックしてください。

・お金をどのように使うタイプか
・貯金や節約に対する考え方
・金額の高い・低いの感覚
・お金の管理に対する考え方 など

また、ギャンブルが好きかどうかなども見ておくといいですね。節度をわきまえ、自分できちんとコントロールしながら楽しめる人はいいですが、そうでない場合は要注意です。

家族に対する態度

自分の家族とどのように接する人かも、チェックしておきましょう。特に親との接し方は重要です。

・親やきょうだいに対する言葉使いや態度
・親との距離感
・お正月やお盆の過ごし方

また、親戚とのつきあい方も確認しましょう。結婚すると、相手の家族や親戚とも関係を築くことになります。あまりの違いに順応できないということがないようにしたいですね。

将来設計

将来に対する考え方も確認しておきたい項目です。たとえば「子供を持たずに夫婦二人で、南国でのんびり暮らしたい」と考える人と、「共働きをしながら子供を育て、中高一貫の教育を受けさせたい」と考える人では、生き方が大きく異なります。特に「子供を持つ・持たない」で意見が分かれると、深い悩みになるでしょう。

また、住む場所や仕事についても、お互いの考えや価値観を把握しておきたいですね。将来設計やライフスタイルに関する考え方の違いは、意外に影響します。どこまで譲歩できるかも含め、話し合うようにしましょう。

上記以外にも「怒った時の態度や反応」「友達とのつきあい方」「結婚に求めるものは何か」などもチェックするといいかもしれません。

結婚の決め手にしなくてもいいこととは?

ここまでは結婚の決め手について紹介しましたが、結婚の決め手にしなくてもいいこともあります。次に挙げることは、重視する必要はないかもしれません。

趣味が合わない

趣味や好みが合わないと、結婚しても楽しめないのではと不安に思うかもしれませんが、そんなことはありません。大切なのは、相手の趣味や好みに興味を持ち、一度は試してみることです。意外とはまり、楽しさが増すかもしれません。また、お互いの趣味を認め合い、尊重することも重要です。お互いが趣味を楽しめるように、配慮したいですね。

恋愛経験が少ない

恋愛経験が少なくても、相手を理解したいと思う気持ちがあれば、関係性は深まります。大切なのは、過去ではなく、今と未来です。これからの自分たちに目を向け、関係を築いていきたいですね。

歳の差

歳の差が気になる人もいるでしょう。しかし、歳が近いからといって、理解し合えるわけではありません。また、歳が離れていても、努力なしにわかり合うことは難しいです。歳の差は結婚生活にあまり影響しないと考えていいかもしれません。ジェネレーションギャップさえも、楽しんでしまいましょう。

結婚するまでの交際期間

交際スタートから結婚するまでにかかった期間も、結婚にはあまり影響しないかもしれません。交際期間が短くても長くても、「思っていたのと違う」ということは必ずあります。長く交際していたのに、結婚してから「相手と合わない」と気がついたという話はたくさんあるんですよ。

最後に

結婚の決め手について、調査結果を紹介しました。結婚を視野に入れている人は、紹介した内容について自分はどうかを考えてみてください。どんな結婚生活を送り、何を優先したいですか? 自分の理想像を明確にしておくと、何を決め手としたいか見えてくるかもしれません。

TOP画像/(c)Adobe Stock

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