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2020.12.22

「ひも」の位置がマスクによって異なるのはどうして?【マスク研究家が答えます】

市販のマスクを比べてみると、商品によってひもの位置や形がまちまち…?そんなマスクに関する疑問に、マスク研究家・飯田裕貴子さんが答えます。

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Q:なぜマスクの「ひも」の位置はまちまちなのでしょう?

A:市販のマスクの位置づけは〝雑貨〟なので形状に基準がないのです

「みなさんが街で手に入れる、一般的な不織布のプリーツマスクの位置づけは、実は〝雑貨〟です。ですので、形状や材質、性能についての明確な基準はありません。そのため、製造メーカーごとにプリーツの織り方やフィルター部分のサイズ、ひもをつける位置などが異なっているのです。マスクのプリーツは下向き、ひもはマスクの内側についている場合が多いですが、そうでないといけないというルールはありません。

私も、こんなにも感染予防で使用されているマスクが、雑貨という位置づけであることに驚いたことがありました。

ちなみにアメリカには、医療用マスクの米国規格 (ASTM-F2100-11) が存在します。将来的に、日本でもマスクの規格がつくられれば、〝ひも〟の位置が統一される日がいつか来るかもしれません。」(マスク研究家・飯田裕貴子さん)

感染対策に欠かせないものとなっているマスクが、まさか〝雑貨〟という扱いだったとは!形状などの基準も特にないため、商品によってひもの位置が違っていたのですね。マスクの意外な事実に、驚いた人も多いのではないでしょうか。

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『感染症時代のマスクの教科書』

マスク研究家 飯田裕貴子・内科医 眞鍋葉子/共著
小学館刊 A5判 128ページ 1,300円+税

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マスク研究家

飯田裕貴子

株式会社環境管理センター アスベスト対策事業部 技術部長
労働衛生工学を専門とし、マスクやアスベスト等の粉じん対策で使用する呼吸用保護具研究に携わるマスク研究の第一人者。大阪府立大学大学院農学生命科学研究科(当時)修了後、食品添加物や原材料を扱う会社で細菌検査室研究員として勤務。その後、医療食品会社の衛生管理員や労働科学研究所の研究員、産業保健協会研究開発グループリーダーを経て、東京工業大学大学院博士後期課程を修了。2019年10月より現職に。内外からのマスク関係の問い合わせを一手に引き受けている。バラエティ番組『マツコの知らない世界』(TBS系)、情報番組『あさイチ』(NHK)にマスク研究家としても出演。

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写真/Shutterstock.com

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