仕事に没頭しているとき
「仕事を認められたり、楽しくて没頭する時」 (40代・福島県・子ども1人)
「仕事がいつも以上に忙しい時」 (40代・京都府・子ども2人)
達成感
「自分の努力を認めてもらえたり、達成感を感じた時」 (30代・東京都・子ども3人)
「すごく忙しかったのにミスがなく、無事終わった時」 (30代・静岡県・子ども1人)
「難しい仕事が無事に終わった瞬間」 (40代・広島県・子ども2人)
喜んでもらえたとき
「お客様に喜ばれた時。会社から高く評価してもらった時」 (30代・東京都・子ども2人)
「お客様が満足してくださったとき」 (40代・愛知県・子ども1人)
良い結果が出せたとき
「教師をしています。 児童の成長がはっきり分かる瞬間があります。 その一瞬のためにがんばっています」 (30代・青森県・子ども2人)
「ボーナスに反映された時」 (30代・埼玉県・子ども2人)
スムーズに進められたとき
「プロジェクトが問題なく達成出来た時」 (30代・愛知県・子ども1人)
「思うようにはかどり残業なく終われた時」 (40代・兵庫県・子ども2人)
感謝されたとき
「お客様に感謝された時」 (40代・千葉県・子ども2人)
「患者さんに感謝の言葉を頂いた時」 (30代・神奈川県・子ども3人)
頑張っていることに対して、感謝の言葉をかけたもらうと、今までやってきたことが肯定されたような気持ちになります。仕事へさらにやりがいを感じるのではないでしょうか。
臨床心理士が語る「仕事にやりがいを持ちたい!」と思ったときにすべきこと
「仕事にやりがいを感じたいと思われたら、上のセリグマン博士が提唱する5つの指標をチェックしてみてください。でも、全部揃わないといけないというわけではありません。ひとつでもあって、自分が納得していたら、やりがいを感じられると思います。
また今、やりがいを感じられない時はこんな工夫はどうでしょうか。
● あえて「前向き」にやってみる
● 自分に何か工夫できる点がないか考えてみる
● 職場の人に相談を持ちかけたり、意見を聞いてみる
● 自分の希望と異なっていても、今これをやる意味を考えてみる
● 自分だけの達成ポイントを作る
ちなみに仕事にやりがいを感じられない人の中には、ご自分の心身のコンディションが整わなかったり、ほかに心配事があったり、職場の雰囲気がとても悪いなど、『やりがいどころではない』という人もいるかもしれません。わたしたちはいつもやりがいのある仕事に出会えるとは限りませんから、割り切って期限を設けたり、無心に徹したり、あるいは現状打開するために誰かに相談してみるなども合わせて検討してみてください」(吉田さん)。
では読者の皆さんは、今の仕事にもっとやりがいを感じるために何を心がけているのでしょうか。
読者が実践している「やりがいのある仕事にするため」の方法
・努力
・真面目に取り組む
・スキルアップ
・目標を掲げる
・楽しみを見つける
・挑戦する
「努力」したり「真面目に取り組む」ことで、仕事の質も上がり、周囲からも信用されるため、さらにやりがいを感じられるようになるという声が多数寄せられました。また、「スキルアップ」や「目標を掲げる」ことで、自分を盛り立てるという作戦をとっている人も。ただ漫然と過ぎていく毎日にしないためにも、「楽しみを見つける」「挑戦する」など、仕事をポジティブに進める工夫も大切かもしれません。
・好きな仕事に就く
・会社や職種を知る
・人に感謝される仕事に就く
自分が得意な事を見つけ、「好きな仕事に就く」という人や、自分の目標に合う仕事を見つけるためにも「会社や職種を知る」といった、仕事そのものの見極めや見直しを実践している人もいました。また「人に感謝される仕事に就く」ことで、仕事に張り合いを求めるという考えも。
このほかにも「運」も関係していると感じている人や、「責任のある立場」になるとやりがいを感じられるという回答や「職場の人間関係が上手くいく」ことでモチベーションがアップするなどという意見もありました。
仕事にやりがいを感じるポイントは人それぞれ
「周りの人に感謝される」「自分の思った通りに仕事が進む」「給料やキャリアがアップする」など、仕事にやりがいを感じるポイントは人それぞれだ。今の仕事にやりがいを感じられないと思っているのなら、自分が「何で満足するのか」「やりがいを感じられるのか」を改めて考えてみるといいかもしれません。
取材・文/福島孝代
写真/(C)Shutterstock.com
臨床心理士
吉田美智子
東京・青山のカウンセリングルーム「はこにわサロン東京」主宰。自分らく生きる、働く、子育てするを応援中。オンラインや電話でのご相談も受け付けております。
HP
Twitter: @hakoniwasalon
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