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2021.02.06

一匹狼な人ってどんな人?臨床心理士が語る上手な接し方

一匹狼と聞くと、近寄りがたい、ひとりが好きなどのイメージを持ちがちですが、その本心はどうなのでしょうか。臨床心理士の方にお話をうかがいました。

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そもそも一匹狼の意味とは

「一匹狼」=一匹狼とは《群れを離れて1匹だけで生きている狼の意から》組織の力に頼らないで、自分の力だけで行動する人(小学館刊・『大辞泉』)

会社でも園や学校でも、人と群れることなくひとりで行動する人がいるのではないでしょうか。ともすると〝ひとりぼっち〟  のように見えることもあるかもしれませんが、一匹狼とひとりぼっち、このふたつはどう違うのでしょうか。

「ひとりぼっちとは、辞書を引くと『ひとりきりであるさま、孤独、寂しさの意味を含む』とあります。どちらも〝 ひとり〟ですが、一匹狼は、組織に属するメリットとデメリットを理解したうえで自ら〝 ひとり〟を選んでいる。対して、ひとりぼっちは本人の願いに反して〝 ひとり〟であり、〝 ひとり〟のメリットを享受できず、寂しい、孤独な様子であるところが異なるところです」と臨床心理士・吉田美智子さんは話します。

自ら選択しての〝 ひとり〟か、本当はひとりになりたくないのに〝 ひとり〟になっているかの違いのよう。では実際に「一匹狼」な人はどれだけいるのでしょうか。

【アンケート】あなたの周りに一匹狼な人はいますか?

「はい」…24.2%
「いいえ」…75.8%

※アンケートは30~45歳の日本全国の有職既婚女性を対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。

全体の約4分の1は「一匹狼に遭遇したことがある」と回答しました。ではどのような言動が一匹狼と言われるのか調査してみました。

一匹狼な人に見られる3つの特徴

特徴1:ひとりが好き

「一匹狼」の言葉通り、集団でいることがなく、常にひとりで行動している。仕事仲間やママ友と世間話を楽しんだりせず、なんでもひとりでこなしている人がイメージのよう。誘っても、なかなか誘いに乗ってこないという人も。

特徴2:必要最低限のコミュニケーションで済ませる

会話はもちろん、LINEやメールのやり取りも、簡潔な返事だったり、話を早めに切り上げるような人。PTAや会社の集まりでは、やらなくてはいけないことを済ませたらすぐに帰るなど、必要最低限の会話のみで、雑談など不要な絡みを好まないようです。

特徴3:自己中心的

特徴1や2のような言動が、周りからは自己中心的に見えるようです。自由でマイペース、協調性がない、周りに同調しない、中には相手を思いやれないと否定的な意見も並びました。

【臨床心理士が解決!】一匹狼な人とうまく接するには?

「一匹狼な人は、組織やグループのメリット・デメリットを比較、理解したうえで、ひとりでいることにメリットを感じる人(所属することにはデメリットを強く感じる人)であるため、まずは、そのことを尊重してあげられるといいですね。

そして人や組織とどのくらいの距離を心地よく感じるのかは個人差があるので、『一匹狼でちょっと寂しそうに見えるわ』と他人には思えても、本人がそれが『ちょうどよい』のであれば、問題がないからです」(吉田さん)。

一匹狼の人を見ると、「本当は仲間に入りたい!?」などと勝手に心配をしてしまいますが、本人がいいと思っているのに無理に距離を詰めようとしたりするのはかえって迷惑になってしまうかもしれません。

「一匹狼の人は、基本的にひとりを好むかもしれませんが、コミュニケーションがとれないとか、協力して何か行うことができないというわけではありません。もしお願いすることがあれば、普通に声をかけても大丈夫ですし、素っ気ない返答がくるかもしれませんが、本人は無駄のない回答をしているだけかもしれません。シンプルな会話が上手に付き合うはじめの一歩のように思えます」(吉田さん)。

そして最後にこんなアドバイスも。

「もし対人関係にがんじがらめになって辛い時などは〝一匹狼〟な人が参考になるかもしれません。 少し観察したり、部分的に取り入れてみると、人間関係の何かヒントになると思います」(吉野さん)。

一匹狼の心の強さや、無駄を省いた言動などは参考になりそうですね。では皆さんはどのように対処しているのでしょうか。

あなたは〝寄り添う派?〟それとも〝放置派?〟

〝寄り添う派〟の意見 

・コミュニケーションをとる (40代・静岡県・子ども1人)

せっかく出会ったのだから仲良くなりたいなど、こちらからアクションを起こす人も。

・相手を尊重して、離れて行く時は無理に輪に引き入れようとしない (40代・神奈川県・子ども2人)

そっと見守るという関係性を築く人もいました。一見放置派のように見えますが、付かず離れずの距離感を保った相手を思いやっての行動かもしれません。

〝放置派〟の意見

・あまり踏み込んだ関係にならないこと (30代・三重県・子ども2人)

一匹狼と聞くと〝芯が強くぶれない人〟 というイメージが強く、パーソナルスペースを保つという意見も見られました。

・必要最低限の関わりでいいと思っています (40代・東京都・子ども2人)

相手が必要最低限のコミュニケーションしかとらないので、自分自身も相手に対して必要最低限で対応をするという人も。

一匹狼な人の行動・生き方を尊重することで、付き合い方が楽になる 

必要以外に人と多く交わることがない一匹狼な人、その生き方を知り理解することでこちら側の気持ちや言動も楽になるのではないでしょうか。相手が一匹狼だからと身構えずに接することでいい関係が築けるのかもしれません。

取材・文/福島孝代

写真/(C)Shutterstock.com

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臨床心理士 吉田美智子

臨床心理士

吉田美智子

東京・青山のカウンセリングルーム「はこにわサロン東京」主宰。自分らく生きる、働く、子育てするを応援中。オンラインや電話でのご相談も受け付けております。
HP
Twitter: @hakoniwasalon

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