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LIFESTYLE 職場の悩み

2024.03.17

一体なぜ?「謝らない人」の心理や職場で困ったときの対処法

 

明らかに迷惑をかけているのに謝らない人は、一体何を考えているのか、心理状態が気になりませんか?ここでは、謝らない人になってしまった理由や対処法についてご紹介します。職場で困っている方や付き合い方を悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

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謝らない人、周囲にいる?

みなさん職場など周囲に、迷惑をかけているのに謝らない人はいますか?女性100人にリサーチしてみました。

【質問】職場に「謝らない人」はいますか?

【質問】職場に「謝らない人」はいますか?

・いる…32.5%
・いない…67.5%

※アンケートは30〜45歳の日本全国のワーキングマザーを対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数120名。

職場に謝らない人が「いる」と答えたのは32.5%でした。どんな出来事から、その人のことを謝らない人だと思ってしまったのでしょうか。体験談をご紹介します。

その人のことを「謝らない人」だと思った理由は?

・トラブルを起こしたので注意したところ、そんなことしたら気がつくはずですけどね~とかおかしいな~と言って謝らない(30代・岡山県)
・指示をした人の指示が間違えていて、その指示に従った私が注意されているにも関わらず、そのまま立ち去った時(30代・千葉県)
・軽いことでも謝るイメージがない。謝っていても、顔で謝ることに抵抗がある人なんだとすぐわかる(40代・愛知県)
・しっかり調べて指摘しても、何時間も屁理屈を言って、面倒なのでこっちが引き下がる(30代・埼玉県)

謝らない人の心理とは?

「なぜあの人は謝らないのだろう…?」と不思議に思ったことはありませんか。どう考えても謝るほうが自然な場面でも、頑なに謝ることを拒否する人がいます。しかし、謝らない人の中では、その理由が確立されているので、謝らないことは当然なのです。よくある理由を4つご紹介するので、謝らない人の心理状態に思いを巡らせてみましょう。

謝らない女性

(C)AdobeStock

自尊心が高すぎて間違いを認められない

謝ることは、自分の間違いを認めることです。人間は誰しも間違うことがあるので、間違ったからといって何も特別なことはありません。失敗の程度にもよりますが、大抵の場合は「次は注意します」と素直に謝れば解決します。しかし、自尊心が高すぎる人にとってはそのようなシンプルな問題ではありません。「自分が間違うなんてあってはならない」という思いや「間違ったことを他人に公表するなんて恥ずかしすぎる」という考えが錯綜し、言葉に詰まってしまうのです。

自分の責任を認めたくない

状況によっては、謝ることに責任が伴うことがあります。例えば、まったく新しいコンセプトのノートパソコンの広告作成を依頼されているとしましょう。プレゼンテーション用の資料をすでに社内で作成し、明日にはクライアントの電機メーカーと打ち合わせがあるとします。そこへ、「プレゼンテーション前に資料を送ってほしいと頼んだにもかかわらず、まだ送られてきていない」とクライアントから催促の電話がかかってきました。

このようなシチュエーションならば、誰が悪かったのかは一目瞭然です。資料をクライアントに送るようにと言われていた担当者に責任があります。しかし、ここで謝れば、責任が担当者である自分一人にあったことを認め、事後処理やクライアントへの謝罪・対応などのすべてを負うことになるでしょう。担当者が「責任が自分一人にあることを認めたくない」と考えるならば、謝らずに黙っているか、「なんで前もって言ってくれなかったのですか?」とあたかも周りに責任があるかのような態度をとるかもしれません。

謝る場面だと気付いていない

自分の責任を認めたくないことが理由で謝らない人は、ストレートに言えば「確信犯」です。謝らないことで自分の責任を逃れようとしています。しかし、謝らない人のすべてが確信犯ではありません。中には、本気で謝る場面だと気付いていないことがあるのです。そのような人に「あなたが悪いでしょ?謝らなきゃ」と言っても、「え?これって私のせいなの?」と驚きの反応が返ってきます。よく言えば無邪気なのですが、ちょっとイラっとしてしまうかもしれません。

なお、謝らない人の中には、あえて謝る場面であることに気付いていないふりをする人がいます。そのような人は何を言っても「知らなかった…」の一言で押し通す傾向があるので、話が通じにくいでしょう。

他人や運が悪かったと考えている

理由や状況に関係なく、物事に対して「悪いのは自分ではない」と考える人がいます。電車に乗り遅れて会社に遅刻したのも、「いつもよりも電車が早く出発した」と考えたり、「駅前の信号がなかなか変わらなかった」ことが理由と考えたりするでしょう。

また、「自分」ではなく「運」が悪かったと考える人もいます。例えば、部長に提出した資料に誤字が多いということを指摘されても、謝るのではなく「今日は部長がピリピリしているから、こんな細かいことを指摘するに違いない。運が悪かった」と考えるかもしれません。

誤字を指摘されることは、本来ならば喜ばしいことです。今後、注意して文章を書くようになるきっかけになり、クライアントに誤字のある資料を提出して会社の評価を落とすことを未然に防げたと考えることもできるでしょう。このように考える社員は、部長の指摘を「次は誤字のない文章を仕上げよう」「提出する前に2回は見直そう」と自分自身を高める糧としていきます。一方で、いつも他人や運が悪かったと考える人は、注意や叱責を成長の糧としません。「私が悪いわけじゃないのに」と言い訳をし、せっかくの成長のチャンスを見逃してしまいます。

▼あわせて読みたい

謝らない人にはどう対応する?

謝らない人について予想される心理を考えると、「そういう人なのだからしょうがない」と思えるようになるかもしれません。しかし、いくら背景にある心理がわかったところで、謝らない人と一緒に仕事をしていくのはつらいものです。イライラした気持ちが高まり、こちらの精神状態も穏やかではいられなくなってしまいます。謝らない人に対してどう対応すべきか見ていきましょう。

カフェで店員にクレームを入れる男性

(C)Shutterstock.com

悪いところを説明して謝罪を促す

謝らない人の中には、意図的に謝らないのではなく、どこが悪いのか分かっていない人もいるかもしれません。「クライアントに資料を送るのは、あなたの担当だったよね?ちゃんとみんなに謝ったほうがいいよ」などと率直に悪い部分を説明し、謝るように促してみましょう。悪いところを指摘すれば「本当だ!私が間違っていた」と気付きやすくなり、謝りやすくもなるでしょう。誰に謝るべきかについても教えてあげると、さらに素直に対応しやすくなるかもしれません。

放置して様子を見る

本当に悪いところに気付いていないのか、それとも意図的に謝らないのか、少し観察してみないと分からないこともあります。「なんで謝らないの!?」と怒る前に少し時間を置き、様子を見てみましょう。意図的に謝らない場合は、行動や言葉にやましさが見え隠れするかもしれません。意図的ではなく本気で悪いところに気付いていないと分かったときは、優しく、「これが間違っているよ。みんなに謝ろう」と導いてあげましょう。

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