謝らない人、周囲にいる?
身近に謝らない人がいて、悩んでいるということはありませんか? 実態を探るべく、女性100人にリサーチしてみました。
【質問】職場に「謝らない人」はいますか?
・いる…32.5%
・いない…67.5%
※アンケートは30〜45歳の日本全国のワーキングマザーを対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数120名。
職場に謝らない人が「いる」と答えたのは32.5%でした。どんな出来事から、その人のことを謝らない人だと思ってしまったのでしょうか。体験談を紹介します。
その人のことを「謝らない人」だと思った理由は?
・トラブルを起こしたので注意したところ、そんなことしたら気がつくはずですけどね~とかおかしいな~と言って謝らない(30代・岡山県)
・指示をした人の指示が間違えていて、その指示に従った私が注意されているにも関わらず、そのまま立ち去った時(30代・千葉県)
・軽いことでも謝るイメージがない。謝っていても、顔で謝ることに抵抗がある人なんだとすぐわかる(40代・愛知県)
・しっかり調べて指摘しても、何時間も屁理屈を言って、面倒なのでこっちが引き下がる(30代・埼玉県)
謝らない人の特徴
ここからは謝らない人の特徴を見ていきましょう。いくつかピックアップして紹介します。
プライドが高い
プライドが高く、自分は優秀であると考えている人は、謝らないことが多いでしょう。「自分がミスをするなんてあり得ない」「相手の指示が悪い」のように考えるため、謝る必要性を感じていないのかもしれません。特に立場が上がったり、成功をつかんだりすると、謝らなくていいと思いがちです。
自己中心的
他人がどう思うかよりも、自分の気持ちを常に優先する。そういう自己中心的な考えを持つ人も、謝らない傾向にあります。自分に非があるとわかっていても、謝るのが嫌だと思ったら、「謝らない」を選ぶでしょう。
勇気がない
謝ると、自分の非を認めることになりますが、実はこれには勇気が必要。謝ると責任を負うことになるため、それをおそれて謝らない人もいます。謝ることには、精神的な強さや心の余裕が必要になるのです。
臆病
臆病な人も、謝らない傾向があります。「謝って怒られるのが怖い」「許してもらえないかもしれない」「恨まれるのではないか」などと考え、不安になって謝ることを避けたくなるのです。また、自分が弱いことを悟られるのが怖くて謝らないという人も。臆病で気が弱い人ほど謝れないでしょう。
謝らない人の心理とは?
何があっても謝らない人がいると、不思議に思いませんか? どう考えても素直に謝るほうがいいのに、頑なに拒む人もいますよね。ここからは謝らない人の心理を探ります。よくある理由を紹介しますので、謝らない人の心理状態に思いをめぐらせてみましょう。
自尊心が高すぎて間違いを認められない
上述したように、謝ることは、自分の間違いを認めることでもあります。人は誰でも間違うもの。間違うことは特別なことではありません。たいていの場合、失敗したとしても素直に謝れば解決に向かうでしょう。また、失敗を次に生かすことで、よりよい結果が生まれる可能性もありますよね。
大半の人はそれを理解しているため、素直に謝罪することができます。しかし、自尊心の高すぎる人は、自分のプライドを守るのに必死。非を認めることに強い抵抗を感じ、「謝らない」を選択してしまいます。
自分の責任を認めたくない
自分の非を認めると、責任を取ったり、叱責されたりすると考え、頑なに謝らないということもあります。悪いのは自分だけではないと考えて、謝ることを避けるでしょう。たとえば、打ち合わせに遅れてしまっても、「電車が遅延したので仕方ない」などと主張はしますが、謝ることはしません。
謝る場面だと気付いていない
謝らなかったのは、謝る場面だと気づいていなかったから、というケースもあります。自分が迷惑をかけたと感じていない、あるいは謝る必要があると思っていないなどの可能性があるでしょう。謝ることを促されて、「なんで私が謝るの?」と驚くような反応をする人もいます。
他人や運が悪かったと考えている
他人や運が悪いと考え、謝ることをしない人もいます。自分に非があるとわかっているけれど、自分だけが悪いわけではないと考えてしまいます。たとえば、自分が何か失敗したのに「部長の指示の出し方が悪い。あれではわからない」「私も悪いけど、きちんと教えてくれない先輩も悪いと思う」などと考える人は、責任転嫁をして謝らないでしょう。
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謝らない人にはどう対応する?
謝らない人にどう対応すればいいか、悩む人もいるでしょう。謝らない人の特徴や心理を把握したところで、次は対応策を見ていきましょう。
悪いところを説明して謝罪を促す
謝らないといけないと気づいていない人には、どこが悪いのかを論理的に説明し、なぜ謝らないといけないのかを伝えるようにしてください。「ダブルチェックをお願いしたら、ミスは防げたかもしれない。フォローしてくれた人にお礼と謝罪をしたほうがいいよ」と説明すれば、相手は自分の非に気づくはず。謝罪もしやすくなるでしょう。
放置して様子を見る
意図的に謝らないのか、謝らないことに気づいていないのか、判断がつかないことがあるでしょう。その場合は、いったん何もせず、相手の様子を観察してください。意図的に謝らない場合は、言動にそれが現れるかもしれません。