気にしない
結局のところ、いくら言っても、自分の非を認めない人や、謝らない人もいます。しかし、最終的に困るのは、その人自身。謝らない人だとわかると信頼されなくなり、人が離れていくでしょう。ある意味、自然な流れといえます。
それを考えると、謝らない人のことを気にしないのも一つ。謝らない人のフォローをさせられたり、迷惑をかけられたりするかもしれませんが、一時的なことと割り切るようにします。謝らない人とは距離を保ち、ストレスを回避するといいですね。
謝らない人が許せないという気持ちを抑える方法
「謝らない人がいても気にしないことが最善だ」ということを頭では理解していても、気持ちが許せないこともありますよね。そのような場合は、次のように考えてみてください。
自分に直せる点がないか振り返ってみる
謝らない人に対して怒りを覚えるときは、その怒りの正体を探ってみるといいですね。その人に怒っているように見えて、実は違うことに怒りを覚えているのかもしれません。また、自分の怒りは正しいのかも考えてみてください。誤解をしていないか、解釈が間違っていないかなどをチェックすると、見落としや見逃しに気づくことがあるかもしれません。
想像力を広げて謝らない事情を察する
想像力を広げて、「なぜ謝らないのか」を考えてみるのもいいですね。謝らない人は、謝る必要があるとわかっているけれど、精神的につらいことがあって現実逃避をしているのかもしれません。また、軽く「それは悪かったね」と言ったことで、謝ったつもりになっているということもあります。
職場の謝らない人を謝らせる方法
ここからは職場にいる謝らない人の対処法を見ていきましょう。たとえば迷惑をかけた相手が取引先や顧客だった場合は、上司と相談するなどして迅速に対応しなければなりません。本人の謝罪が必要になるケースもあるでしょう。職場の謝らない人を謝らせるには、次の方法が有効かもしれません。
謝り方を丁寧に教える
謝り方を知らない人もいますので、まずは丁寧に謝罪の方法を教えるといいですね。「明日、A社に行ったら、〇〇さんに『このたびは本当に失礼いたしました。私が納期を間違えていました』と頭を下げて伝えてね」と、具体的な謝り方を説明するようにしてください。
一緒に謝る
謝り慣れていない人であれば、一緒に謝るのも一つ。謝らない人の不安を軽減するかもしれません。また、一緒に謝りに行くことで、謝らない人のフォローをすることができます。謝罪の場が新たなトラブルになることを防ぐことができるでしょう。
謝らない人を無理に謝らせようとするのはNG。相手によっては逆恨みにつながる可能性があります。手に負えないと感じたら、上司など周りの人に相談を。誰かに相談することで、何かよい策が見つかるかもしれません。
最後に
謝らない人がいると、何かと厄介ですよね。特にビジネスシーンでは、仕事に支障が出ることも。だからと言って、謝らない人を無理やり謝らせるのは危険です。違うトラブルが生じるかもしれません。謝れない人が身近にいたら、まずは相手を観察するようにしてください。自分のストレスにならないよう、うまくかかわるようにしたいですね。
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