誘いを断れない人が知るべきポイント
人から誘われたり、頼まれごとをされたりすると、気が乗らないときでもつい「いいよ」と言ってしまっていませんか?「断れない性格」の人はストレスがたまりやすく、最終的には自分を苦しめることにもなりかねません。
断れないのはデメリットが多い
人からの誘いや依頼を引き受けると、「自分は誰かの役に立っている」「好感度がアップする」と感じるものです。しかし実際のところ、断れない状況は多くのデメリットやマイナスの感情を生み出します。
気乗りしない物事は人の心身を疲れさせ、大切なエネルギー・お金・時間を奪っていきます。結果的に「本当にやりたいこと・やるべきことができない」という状況に陥ってしまう可能性も。
「他人の誘いが断れない弱い人間なんだ」という思い込みが生まれ、自分に自信がもてなくなるかもしれません。
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断るのは悪いことではない
なかなか断れないのは「相手に嫌われるんじゃないか」という気持ちがあるからではないでしょうか。生真面目で優しい人は「できない」「無理」と断ってしまうと、相手に申し訳ないような気持ちになってしまうのです。
断ることに罪悪感をもつ人は、自分では自覚がなくても「相手の誘いを断る=相手を拒否する」と解釈している傾向があります。
人を拒否することと、約束や誘いを断ることは別の事柄で、自分が思っているほど相手は傷つかないものです。「断るのは悪いことではない」という認識をもちましょう。
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誘いを断る際のポイント
断り方ひとつで、相手に与える印象は大きく変わります。相手の心情に配慮しながらも、はっきりと断るためのポイントを解説します。
謝罪と理由を含める
誘いを断るときは「自分が言われて嫌な断り方はしない」のが鉄則です。理由もなしに「無理です」と言い放てば、誰でも拒否された気分になってしまうはず。
感じよく断る人は、「謝罪の言葉」と「できない理由」の両方をフレーズの中に含めます。
最初に「すみません」「ごめんなさい」と伝えれば、相手は断られる心の準備ができますし、「理由」があることで「それなら仕方がない」と納得できます。
断る理由は「用事がある」「子どもと約束している」「夕飯の支度がある」など、一般的なものでかまいません。ただ、相手のプライドや心情を傷つけるものは控えましょう。
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