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そもそもやりがいの意味とは?
やりがい そのことをするだけの価値と、それにともなう気持ちの張り(小学館デジタル大辞泉より)
この意味を踏まえてもう少し詳しく、臨床心理士・吉田美智子さんにお聞きしました。
「やりがいにはアメリカの心理学者であるマーティン・セリグマン博士が発議した〝ポジティブ心理学〟が参考になると思います。〝ポジティブ心理学〟とは 普通の人がより仕事のやりがいを感じ、より生きがいを感じ、本当に幸せに生きるための科学のことを言います。そしてセリグマン博士は、人が幸せな気持ちになるときに大切な5つの指標を紹介しました。
● 前向きな気持ち
● 自分から取り組む姿勢
● 他者との信頼関係
● 意味があると感じられる
● 達成感
どれも【仕事にやりがいを感じる】ために必須な項目ではないでしょうか。このような気持ちを味わえることができたときに、人は仕事のやりがいを感じると思います」(吉田さん)。
それでは読者の皆さんの中で「仕事でやりがいを感じる」と思う人はどれだけいるのでしょうか。
【質問】今の仕事でやりがいを感じる瞬間はある?
「よくある」…11.6%
「たまにある」…47.9%
「ほとんどない」…24.8%
「ない」…15.7%
※アンケートは30~45歳の日本全国の有職既婚女性を対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
今の仕事にやりがいを感じている人は「よくある」「たまにある」を合わせて全体の約6割となりました。「やりがい」を感じる瞬間とはどのようなときなのかを具体的に聞いてみました。
あなたが仕事でやりがいを感じる瞬間10!
できることが増えたとき
「今まで仕事で知らなかったことを会得し、できるようになった時」 (40代・神奈川県・子ども2人)
人の役に立ったとき
「仕事が誰かのために役立った時」 (40代・山梨県・子ども1人)
子どもの笑顔をみたとき
「仕事で頑張った成果を子どもに話したら、笑顔で喜んでくれた時」 (40代・静岡県・子ども1人)
優しい言葉をかけられたとき
「大変な仕事が無事終わり、同僚や顧客から感謝の言葉をもらえた時」(40代・三重県・子ども2人)
「頼まれてやった仕事の報告をすると『仕事早いね!』と言ってもらえた」 (40代・北海道・子ども1人)