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2024.01.23

立春とはどのような意味?旧正月や春分との違いも解説

 

季節の話題の中で「立春」という言葉を聞くことがありますが、どんな日なのかよくわからないという人も多いのでは?立春の意味や「春分」との違い、立春に食べると縁起が良いとされる食べ物などをご紹介します。

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立春とは

日本には古くから季節を表現するたくさんの言葉があり、立春も季節を表す言葉の1つです。なんとなく春に関係する言葉ということは分かっても、具体的にどんな日なのかまでは説明できないという人も多いのではないでしょうか。

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立春とはどのような日なのか、解説します。

二十四節気の1番目、暦の上では春の始まり

立春は季節の指標である「二十四節気」のひとつで、24ある節気の1番目です。季節は太陽の動きに影響されるので、季節の目安として一太陽年を24等分したものが二十四節気です。

旧暦は、月と太陽の動き取り入れた「太陰太陽暦」なので、年ごとに季節と月日にズレがあります。そこで季節を知るために、中国で考案された二十四節気が取り入れられました。

季節には春夏秋冬の4つがありますが、それぞれの季節の始まりが立春・立夏・立秋・立冬で、立春は春の始まりを意味しています。実際にはまだまだ寒い時期ですが、春が立ち上がりこれから近づいてくるということです。

また、旧暦では立春のころに1月1日が巡ってきました。春の始まりは新しい年の始まりであったため、立春を新しい年の始まりと捉えるようにもなりました。それが、お正月の「迎春」「新春」などのことばに表れています。

旧正月や春分とは違うの?

立春と合わせて覚えておきたいものが、旧正月や春分との違いです。時期や語感が似ているので、混乱してしまうことがあるかもしれません。

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3つの違いを知れば、意味を混同することはなくなるはずです。旧正月と春分の日の意味を紹介します。

旧正月との違い

立春は前述のとおり「春の始まり」や「新しい年の始まり」を表します。一方、旧正月は「旧暦の正月」「旧暦の1月1日」を表します。

どちらも1年の始まりを意味するので混同しがちですが、二十四節気と旧暦は成り立ちが違うため、日付も違います。ただし、約30年に1度、立春と旧正月が重なる年があり、「朔旦立春(さくたんりっしゅん)」や「立春正月」と呼ばれています。

暦はもともと、中国から朝鮮半島を経由して日本に伝わったものなので、現代でも中国やアジアの一部地域では旧正月を祝う風習があります。

春分との違い

二十四節気では、春夏秋冬がそれぞれ6つの節気で構成されています。

春は、立春・雨水(うすい)・啓蟄(けいちつ)・春分・清明(せいめい)・穀雨(こくう)の順で進んでいきます。立春は1番目、春分は4番目で、春分は春の中間です。2月上旬の立春に比べると、3月下旬の春分はぐっと暖かくなります。

また、春分の日は国民の祝日です。春分の日を迎える頃は、昼の長さと夜の長さがほとんど同じになります。暖かい日が増え、多くの植物が芽吹き始める時期なので、春分の日は「自然の素晴らしさを讃え、生物を慈しむ日」となっています。

なお、二十四節気の日付は、国立天文台が地球の運行や太陽の動きを観測して導き出した結果に基づいて決定し、前年に発表されます。

節分は立春の前日に行う行事

立春とセットで語られることが多いのが節分です。日本で古くから行われている行事ですが、定番の行事だからこそその由来までは知らない人も多いかもしれません。

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節分の意味や、立春との関係を紹介します。

年4回ある節分

節分という言葉には、「季節を分ける」という意味があり、二十四節気以外の季節の移り変わりの目安となる「雑節(ざっせつ)」の1つです。「彼岸」や「入梅」も雑節の一種となります。

本来、節分は立春・立夏・立秋・立冬の前日なので年に4回ありますが、立春前日の節分は年の分かれ目に等しい意味があるため、年越しの行事をするようになり、節分といえば最も重要な立春前日の節分を指すようになりました。

豆まきは邪気を払う儀式

節分の豆まきは、新春を迎える前に邪気を払い、健やかに暮らすことを祈願する儀式です。病気や災害などをひき起こす邪気を鬼に見立て、「鬼は外、福は内」と唱えて豆をぶつけることで、悪いことが起こらないように願います。

古来、日本では、米・麦・豆・ひえ・あわなどの穀類に霊力が宿ると信じられてきました。昔は病気になっても原因が分からず治療法もありません。また、災害は人の力ではどうにもなりません。そこでこれらは邪気のしわざであると考え、その象徴である鬼を払う行事をするようになりました。現代の神事でも、災厄を払う儀式として米や豆を用いることがあります。

また、「豆(まめ)」は「魔滅(まめ)=魔を滅する」に通じることから豆を投げるようになったなどの説もあります。

節分の食べ物

節分で食べるものといえば。「魔の目を射る」に通じる炒った大豆を、年の数だけ食べて無病息災を願います。

しかし、節分ならではの食べ物は豆だけではありません。例えば、関西発祥の恵方巻は、七福神にちなんで7つの具を巻いた巻き寿司を、縁が切れないよう切らずに1本丸かぶりします。

また、春から新しい年が始まるという考えのもと、年越しそばと同じように「節分そば」を食べる地域もあります。

立春大吉のお札とは?

禅寺では、立春の朝が来ると門に「立春大吉」のお札を貼る風習があり、一般家庭でもこの風習にあやかってお札を貼ることがあります。

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お札に込められた意味や、貼り方を見ていきましょう。

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