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LIFESTYLE 雑学

2023.11.04

「内向的」な性格とは? どんな特徴がある? 改善するべきか専門家に聞いてみた

タイミングを見て人と話す

「誰かれ構わずにペラペラと話し出すことは苦手なので、まずは自分の中で信用がある人と1対1で話せる状況時に、こちらから話しかけるようにしています。そこでコミュニケーションの間合いなど慣れてきたら、グループ内の別な人とも話せるように、一歩踏み出すことを心がけています」(40代・神奈川県・子ども2人)

暗いと思われないよう笑顔で明るく

「一度同僚に表情が暗いと指摘されたことがあり、気をつけるようにしています。仕事に夢中になっている時はできていませんが、話しかけられたりしたら、笑顔で返事するよう心がけています。最初は上手く笑えなくて、口角が上がるだけでした。でも笑顔を意識してから、話しかけられることも多くなり、暗いイメージはもうなくなったのではないかなと思っています」(30代・愛知県・子ども1人)

勇気を出して自分から話しかける

「会話の中に入ったり、こちらから話しかけることが苦手でした。自分が仕事で困っていても、なかなか自分からは質問したりもできませんでした。それを見ていた上司が、『仕事はみんなで助け合うものよ』と背中を押してくれました。それからは勇気を出して質問ができるようになり、最近ではコチラから世間話を振ることも」(40代・北海道・子ども1人)

皆さん前向きな気持ちで、内向的な性格を改善しようとしています。が、一方でこんな意見もありました。

「治す必要はない」 (40代・京都府・子ども1人)
「これもひとつの個性なので、別に直さなくてもいいと思う」 (40代・東京都・子ども2人)

自分を変えるということは、大きなエネルギーを使います。内向的な性格で困っていなかったり、不自由を感じないのであれば、そのままでいる方が本人的には納得ができるのかもしれません。

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「内向的」のままでいることも、脱出することもどちらもアリ!

物事には二面性があるように、「内向的」も「外交的」と比較され、人との接点が多い外交的はポジティブ、内向的はネガティブと捉えられやすいのかもしれません。しかし読者の皆さんや吉田さんのお話を聞くと、「内向的」な人は決してネガティブなことではないとわかりました。

自分を「内向的」と感じている人の中には、特に困っていないので変える必要はないと考えている人もいます。もし、誰かに「人見知りだね」「意見を言わないね」などと言われて気にしている人がいるのであれば、自分を変える前に「本当の自分はどうありたいのか」を考えてみてもいいかもしれません。

浅くて広い付き合いvs深くて狭い付き合い、世間話が好きVS掘り下げた話が好き、衝動的行動VS慎重な行動など天秤にかけていくと、自ずと自分が大切にしているものが見えてくるのではないでしょうか。

取材・文/福島孝代

写真/(C)Shutterstock.com

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臨床心理士

吉田美智子

東京・青山のカウンセリングルーム「はこにわサロン東京」主宰。自分らく生きる、働く、子育てするを応援中。オンラインや電話でのご相談も受け付けております。
HP
Twitter: @hakoniwasalon

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