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2023.11.04

〝盛者必衰〟の正しい使い方とは?意味や由来を徹底解説

 

〝盛者必衰〟は世の中の移り変わりを表した言葉です。聞いたことはあるけれど、日常生活では聞き慣れない言葉ですよね。実は、ビジネスシーンでは、ビジネスの浮き沈みを表現する際に用いられます。今回は「盛者必衰」の使い方を徹底解説します!

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「盛者必衰」の意味や読み方とは?

「盛者必衰」は世の中の移り変わりを表した言葉です。正しく使うために、読み方や意味、言葉の由来からみていきましょう。

盛者必衰

「盛者必衰」読み方と意味 

「盛者必衰」は「じょうしゃひっすい」と読みます。意味は下記のとおり。

「無情なこの世では、栄花をきわめている者も必ずおとろえるときがあるということ。(<小学館 デジタル大辞泉>より)

「盛者必衰」の由来

「盛者必衰」は、仏教における人生観の一つで、この世の無常を表した言葉。「盛者」は「勢力の強いもの、勢いの盛んなもの」を表し、「必衰」とは「必ず衰える」ということを意味しています。

「盛者必衰の理(ことわり)」のとは?

「盛者必衰の理」とは、「栄花をきわめたものも、必ず衰退するという道理」という意味。「理」は「ことわり」と読み、「物事の筋道、道理」を表しています。「盛者必衰」は、『平家物語』の冒頭の一説、「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」の対句としてご存知の方も多いのではないでしょうか。

『平家物語』は、鎌倉時代に記された軍記。平家の繁栄と没落などが描かれています。「盛者必衰の理」が使われている一節とその訳を一緒にみていきましょう。

「沙羅双樹(さらそうじゅ)の花の色、盛者必衰の理をあらわす」
訳:「沙羅双樹の花の色は、勢いの盛んな者も必ず衰えるという道理を表している」(<小学館 デジタル大辞泉>より)

「盛者必衰」の使い方を例文でチェック

ビジネスシーンで「盛者必衰」は、ビジネスの浮き沈みを表現する際に用いられます。実際、どのように使うのかを例文でチェックしていきましょう。

盛者必衰

この世の中は、盛者必衰の理でまわっていることを忘れてはいけない。

「今は成功し栄えていても、それは永遠ではない」ということの戒めとして使うことができます。

昔は栄えた炭鉱町。今や見る影もなく、盛者必衰の理を感じずにはいられない。

「盛者必衰」は、以前は栄えていたけれど、時代の移ろいにより衰退していった街などに対して用いることができます。

今若者から絶大な支持を得ている歌手の〇〇。しかし、盛者必衰で、いずれまた新しい歌手が出てくるだろう。

現在流行しているものも、時代とともに変わっていく。世間の流行り廃りを表しています。

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