Domani

働く40代は、明日も楽しい!

 

LIFESTYLE雑学

2022.04.12

【八面六臂】ってどういう意味? |今さら聞けない四字熟語

「八面六臂」とは多くの方面で著しい活躍をするという意味の四字熟語です。もともとは8個の顔と6本の腕を持つ仏像を表す言葉でしたが、多くの人の分まで役割を果たして大活躍する人を表すようになりました。本記事では「八面六臂」の意味と由来、例文をご紹介します。

Tags:

「八面六臂」とは多方面で大活躍する人を表す言葉

「八面六臂」とは多方面において、めざましい活躍をすることです。

【八面六臂:はちめんろっぴ】
仏像などが八つの顔と六つの腕をもつこと。
あらゆる方面にめざましい働きを示すこと。

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

八面六臂

「八面六臂」の「面」は「顔」、「臂」は「肘」を意味します仏像が8つの顔と6つの腕を持っていることを表す言葉でもあるので、たくさんの顔と手を持つ仏像の姿を想像すると、わかりやすいのではないでしょうか。

ここでは「八面六臂」の由来と、ほぼ同じ内容を指す「三面六臂」との違いを説明しましょう。

「八面六臂」の由来

「八面六臂」はあらゆる方面という意味の「八面」と六本の手という意味の「六臂」という言葉を組み合わせて使われている言葉です。「八面六臂」のもとになったのは「三面六臂」だとされています。

「三面六臂」という言葉は室町時代末期から使われていました。「三面六臂」も「八面六臂」と同様に仏像を表す言葉でもあります。世界遺産であり日本の国宝となっている阿修羅像は、3つの顔と6つの手を持つ仏像です。

「三面六臂」という言葉からやがて数が増えて、「八面六臂」という言葉として広まったといわれています。

「三面六臂」との違い

八面六臂」と「三面六臂」の意味は同じです。しいていえば、三面よりも八面のほうがめざましい活躍というニュアンスを強調しているといえるでしょう。

中国の宗から明にかけての時代には、「三頭六臂」「三首六臂」「六臂三頭」などの言葉が使われていました。「八面六臂」や「三面六臂」と違って、人並みはずれた能力という意味の言葉ですが、規格外というニュアンスを大きな数字で表す点では共通しています。

「八面六臂」の例文

「八面六臂」は、多方面での大活躍を表したいときに、ビジネスだけでなくスポーツや日常など、さまざまな場面で使われる言葉です。具体的な例を例文で見ていきましょう。

八面六臂

【例文】
・息子の運動会ではお弁当作りから始まって、場所取り・親子競技への出場・写真撮影・PTAを代表して先生への挨拶まで、【八面六臂】の活躍をしたと、自分で自分を褒めたくなりました。
・途中入社のA君は営業はもちろんのこと、IT関連の業務から日常的なサポートまで、【八面六臂】の活躍をしてくれているので、うちの部署の大幅な戦力アップになりました。

「八面六臂」の類義語2

「八面六臂」にはいくつかの類義語があります。主なものは「縦横無尽」と「獅子奮迅」です。「八面六臂」とこの2つの言葉に共通するのは、表現にインパクトがあることでしょう。

いずれの言葉からも視覚的なイメージが伝わってきます。通常ではあまりないことを表す言葉という点でも共通しています。「縦横無尽」と「獅子奮迅」、それぞれの意味と例文をご紹介しましょう。

八面六臂

【類義語1】縦横無尽(じゅうおうむじん)

縦横無尽」は自由自在であること、思う存分という意味の言葉です。「じゅうおうむじん」と読みます。「八面六臂」が多方面での活躍というニュアンスの言葉であるのに対して、「縦横無尽」は自由に動き回るというニュアンスの強い言葉といえるでしょう。

【例文】
・投げては多くの奪三振、打ってはホームランという彼の【縦横無尽】の活躍がチームに勝利をもたらしました。
・人手不足のおりでもあり、【縦横無尽】の働きぶりには本当に感謝しています。

【類義語2】獅子奮迅(ししふんじん)

獅子奮迅」は獅子が猛進するような激しい勢いで活動することという意味です。「ししふんじん」と読みます。歴史書や小説などでの戦いのシーンの描写で多く登場しますが、ビジネスやスポーツでも使われています。

【例文】
・新発売の冷凍食品の売り上げが好調だった理由のひとつとして、商品開発のリーダーの【獅子奮迅】の活躍があげられます。
・我がチームが勝てたのは、ゴールキーパーの【獅子奮迅】の活躍があったからです。

「八」を使った四字熟語3

「八面六臂」のように数字が入った四字熟語はたくさんあります。その中でも「八」はあらゆるものを象徴する数字として、さまざまな四字熟語で使われています。「八」の入った四字熟語の主なものは以下です。

八面六臂

・八面玲瓏
・八方美人
・七難八苦

「八方美人」と「七難八苦」は日常的にもよく登場する言葉ですが、「八面玲瓏」はややなじみの薄い言葉といえそうです。それぞれの言葉の意味と例文をご紹介しましょう。

【四字熟語1】八面玲瓏(はちめんれいろう)

「八面玲瓏」はどの角度から見ても美しくて鮮やかであること、転じて、誰に対しても友好的で円満であることという意味があります。読み方は「はちめんれいろう」です。

【例文】
うちのバンドのリーダーは【八面玲瓏】で、あらゆる関係者とうまく付き合える人間です。
人事部の部長の【八面玲瓏】ぶりにはいつも感心しています。きっと出世するのはああいうタイプの人なのだと思います。

【四字熟語2】八方美人(はっぽうびじん)

八方美人」とは誰に対してもいい顔をするという意味の言葉です。読み方は「はっぽうびじん」です。褒め言葉として使われるよりも、否定的なニュアンスで使われることの多い言葉といえるでしょう。

【例文】
・自分はまわりの人間の調整役なので、つい【八方美人】になりがちですが、違うと思った時にははっきり相手に言うことも必要だと考えています。
そんなに誰に対してもいい顔ばかりして【八方美人】になっていると、自分が消耗してしまいますよ。

【四字熟語3】七難八苦(しちなんはっく)

七難八苦」とは7つの困難と8つの苦しみ、つまり多くの困難と苦しみが重なることという意味です。「しちなんはっく」と読みます。

【例文】
子どものころから【七難八苦】の人生だったために、いまだに人前でうまく笑うことができません。
会社が創業してからここまで【七難八苦】の連続でしたが、社員のみなさんの頑張りのおかげで、なんとか業績を回復することができました。

まとめ

「八面六臂」は多方面でめざましい活躍をするという意味で、読み方は「はちめんろっぴ」です。面は「顔」、臂は「肘」を表しており、「三面六臂」という言葉が語源とされています。時を経ていつしか数が増え、「八面六臂」になったと考えられます。

八面六臂

「八面六臂」は単独で多くの役割を果たして、めざましい活躍をした人に対して用いる言葉なので、ここぞという状況で使う言葉といえるでしょう。「八面六臂」の意味を理解して、正しく使ってください。

こちらの記事もおすすめ

洋服も小物も! セールで買いたい「黒」アイテムを全部見せ【セールで買ったもの見せて!】
【夢幻泡影】はなんと読む?類義語や由来、使い方のポイントをチェック

写真・イラスト/(C) Shutterstock.com

Domaniオンラインサロンへのご入会はこちら

Read Moreおすすめの関連記事