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2021.02.02

先輩に「熊貓」の話をするのはやめておこう【元CAの中国語ってムズカシイ】

同じような発音の言葉や日本語にはない発音が多く存在する中国語。台湾の航空会社でCAとして乗務していた経験のある有田千幸が、新人のころに体験した中国語のしくじり談とは…? 連載第7回目は「熊貓」編。

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有田 千幸
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仕事に慣れてきたころに次の壁にぶち当たりました

新人1日目からビジネスクラスの担当になることもあるという、業界でも珍しくオソロシイ制度があったが故に、私たち日本人クルーがよく座っていた席は、C1と呼ばれるビジネスクラスにあるチーフパーサーの向かいの席。

始めのころはままならなかった中国語も、乗務し始めて半年経ったころには台湾人の先輩たちと少しは会話が成り立つくらいにまで進歩。何度か一緒に乗務したことがあるチーフパーサーとトイメンになれば、プライベートな話をすることもありました。


(c) shutterstock.com 

熊貓 (ションマオ) と胸毛 (ションマオ)、発音は同じだけど間違えると…

この日もC1の担当になった私は、初めて一緒に飛ぶ一風厳しげなチーフパーサーを前にソワソワ。

その緊張から離陸の順番待ちをしているときの沈黙をどうにかしようと、先輩が制服のジャケットに挿していたパンダのペンに目をつけました。

私:「學姐 您的熊貓好可愛♡」(先輩のパンダ可愛いですね)

すると先輩は静かに笑いながら、そのペンを手に取りメモ帳に何やら書いてくれました。

「今あなたがいったのは、下の方のションマオよ」

熊貓 (Xióngmāo)
胸毛 (Xiōngmáo)

そう、私は大先輩の胸毛を褒めてしまっていたのです。

その日以来、私はしっかりと発音をマスターし、「胸毛のあるパンダ (熊貓長胸毛)」と中国語でいえるようになりました。


(c) shutterstock.com

【続】

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美容ライター

有田 千幸

外資系航空会社のCA、建築設計事務所の秘書・広報を経て美容ライターに。ニュージーランド・台湾在住経験がある日・英・中の トリリンガル。環境を意識したシンプルな暮らしを心がけている。プライベートでは一児の母。ワインエキスパート。薬膳コーディネーター。

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