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LIFESTYLE 雑学

2021.04.26

「ふてぶてしい」はどういうときに使う?類語やふてぶてしい人の特徴を解説

 

あの人は「ふてぶてしい」という言葉を使うとき、ネガティブな意味で使う人が多いでしょう。では、「ふてぶてしい」は具体的にどのような意味なのでしょうか?意味をきちんと理解した上で、言葉を正しく使えるようになるために、言葉の意味や類語、このような人の特徴についてご紹介します。

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「ふてぶてしい」の意味や漢字表記は?

 「ふてぶてしい」という言葉にはネガティブなイメージがありますが、本来はどのような意味なのかみてみましょう。また、漢字表記もあわせてご紹介します。  

ふてぶてしい  人 特徴

(C)Shutterstock.com

■「ふてぶてしい」の意味と漢字表記「太々しい」

「ふてぶてしい」とは「平然と図太く構えている」「開き直って図々しい」とネガティブなニュアンスを含む言葉です。一方で、「堂々としている」「大胆不敵な様子である」とポジティブな意味も含みます。

ちなみに「ふてぶてしい」を漢字で書くと、「太々しい」です。漢字だけみると、「ふとぶとしい」と読みたくなりますが、「ふてぶてしい」が正しいので、間違えないように気を付けましょう。「太々しい」には「太い」という漢字が使われていることからも、「たくましくしっかりしている様子」を表していることがわかります。  

■「ふてぶてしい」顔つきの意味は不機嫌?

「ふてぶてしい」顔つきは一見不機嫌を意味しているかのようですが、実はそうではありません。何かに不満を抱いているのではなく、態度を大きくして構えているという意味です。決して不機嫌なわけではありませんが、周りの人にネガティブなイメージを持たれやすいでしょう。

ただし、猫の場合の「ふてぶてしい」顔つきはその様子がかえって可愛らしく見えるので、「ふてぶてしい」顔つきがネガティブなイメージを持たれることはほとんどありません。

「ふてぶてしい」の類語

「ふてぶてしい」という言葉には、いくつかの類語があります。同じ言葉ばかり使うのではなく様々な言葉に言い換えることで、言葉が洗練されるはずですので、それぞれを覚えて表現のバリエーションを増やしましょう。

類語1.「あつかましい」

「あつかましい」は「人の迷惑を考えない」「図々しい行動を恥じ入る気持ちがない」という意味で使われます。ちなみに、「あつかましい」の由来は、面の皮が厚いという「あつかわしい」から「厚かましい」に変わってきたともいわれています。この言葉は悪い意味でしか使われないと思ってよいでしょう。

類語2.「図々しい」

「図々しい」は、「厚かましい態度で人に迷惑をかけることを気にしない、相手の都合や気持ちを考えずに身勝手にふるまう」様子を表現した言葉です。「図」(計画、はかりごと)を重ねて形容詞にしたもので、例えば「人気店の行列に、図々しく割り込む」といったように使われます。

ちなみに、この言葉も「あつかましい」と同じくネガティブな意味でしか使われません。  

類語3.「図太い」

「図太い」は、神経が太いことに由来して「太い」という漢字が使われています。「少しのことでは動じない、肝が太い、精神的に強い」というポジティブなイメージもありますが、その一方で「横着」というイメージもあります。「図太い」という言葉を聞いたときは、そのときの状況でどのような意味で使われたのか判断しましょう。  

類語4.「大胆不敵」

「大胆不敵」は「度胸がすわっていて恐れない様子」を表します。この言葉は、度胸があることを表わす「大胆」、敵を敵とも思わない怖いもの知らずの「不敵」が合わさったものと覚えましょう。これまで挙げた中では唯一ネガティブな意味がない類語です。

ただし「大胆不敵」は行動の結果、成功したときのみに使う言葉です。仮に成功しなかった場合は不適切な表現といえます。

「ふてぶてしい」の英語表現

「ふてぶてしい」という言葉を英語で直訳するのは難しいですが、「impudent」(厚かましい)、「saucy」(図々しい、図太い)」などが適切でしょう。「She had a terrible attitude.」というように、「態度が悪かった」という英語でも「ふてぶてしい」というニュアンスが伝わります。「have the nerve to~」「have some nerve~ing」という英語表現だと、「~するなんてふてぶてしい」という意味になります。

ふてぶてしい  人 特徴

(C)Shutterstock.com

また、「annoying」という言葉は複数のニュアンスがあるので、覚えておくといろいろな場面で重宝するでしょう。例えば、「うるさい」「迷惑」「憎たらしい」「イライラする」という意味、そして「ふてぶてしい」という意味でも使えます。

「ふてぶてしい」という言葉に限らず、自分の気持ちを英語で表現できるようになると、言葉のバリエーションも増えるのでぜひ覚えておきましょう。

「ふてぶてしい」人の特徴

では、「ふてぶてしい」人にはどんな特徴があるのでしょうか?どんな特徴があるかを知っておくことで、「ふてぶてしい」人に接しやすくなるでしょう。ここでは、三つの特徴をご紹介します。    

■物怖じしない

一つめは「物怖じしない」ということです。「ふてぶてしい」人は、目上の人や初対面の人に対しても、物怖じすることなく堂々としています。もしも嫌なことがあったとして、はっきりと断ることもたやすいでしょう。

物怖じしない人の場合、「周りの人がやっているから自分も合わせなきゃ」という気持ちはほぼ持ち合わせません。いつでも自分の気持ちを最優先するので、自己中心的な行動をする人と思われることが多いでしょう。  

■正義感が強い

二つめは、「正義感が強い」ということです。「ふてぶてしい」人は正義感が人一倍で、困っている人を見たらすぐに手助けする傾向があります。たとえ街中で相手が知らない人であっても、見て見ぬふりをすることはありません。

また、間違ったことをしている人を見つけたら見過ごさないでしょう。「ふてぶてしい」人が敵になると厄介ですが、味方になってくれるととても心強い存在になりうるのです。  

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