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LIFESTYLE 雑学

2018.02.19

【英国人夫のニッポン発見伝】日本のお正月、イギリス人の夫を夢中にさせたのは、おせちでも初詣でもなく、意外な○○だった・・・!?

ミラノ在住・英国人の夫をもつ、日本人妻が語る、チャーミングすぎる夫のアレコレ。記念すべき連載第一回は、イギリス人夫を夢中にさせた、新年の風物詩とも言える「箱根駅伝」観戦までの道のりをつづります。

Text:
キング亜紀

かれこれ10年以上、日本で年越しをしていなかった私。 ちなみに、これまで過ごしてきた海外(N.Y.、ロンドン、ミラノ)のお正月って、本当に誰も何もしないんです。 感謝祭、クリスマス、年末のカウントダウンは盛り上がるけれど、年が明けてしまえば、ほぼまったくの日常。だからこそ、ここにきて、日本のお正月=ご馳走ざんまいに、だらだら生活・・・が、恋しくて、恋しくて・・・。そこで、どうしても帰りたい、とイギリス人の夫を説得し、日本でひさびさに年越しをしたのが、かれこれ3年前。


イギリス人の夫の心をとらえて離さなかったイベント、それが箱根駅伝!

そして・・・この日本での年越しで、イギリス人の夫の心をとらえたのは、家族が作ったおせち料理やご馳走でもなく、厳かな初詣でもなく・・・なんと、箱根駅伝だったのです!朝から、テレビの生中継を、じーっと観戦している家族の姿を、最初は不思議そうに見ていた夫も、いつしかすっかり夢中に。実は夫自身、N.Y.マラソン(ハーフだけど)、東京マラソンを完走した、結構なランナーなのであります。

走りを見るだけでも楽しいのに、これまでの走者たちの歴史、たすき一本にかけた熱い思い、ライバルであり、同時に同志でもあるチームメイトたち・・・。しかも、アマチュア、それも大学生のイベントなのに、朝から6時間近くも、民放キー局で生放送なんて!?絶対ありえない!これがイギリスやアメリカだったら、彼らのユニフォームは、もはや大学名なのか、スポンサー名なのか、まったくもってわからないほどのロゴ=商業主義であふれているに違いない!と感動しまくる夫・・・。

こんなピュアな競技は、世界にひとつだけしかない!

さらに義理の兄が、卒業後、四半世紀にもなる今も、大学時代の母校の同期たちと、そのスタートを応援に行くということにも、いたく感動した夫。そうして彼の口から出た言葉は「行きたい。行きたい。箱根駅伝の応援に行きたい」。こうなれば誰にも止められません。かくして私に「箱根駅伝」観戦ツアーの重大ミッションが課せられたのでした。さて、一体どうなることやら・・・。

第二回に続く・・・。

 


ちなみにミラノのホリデーシーズンはこんな様子!なのです。

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キング亜紀

キング・アキ 1967年、東京生まれ。日系化粧品会社にて、6年間のN.Y.駐在期間を含む、海外営業担当として、約10年間勤務。その後、夫の仕事の都合で、イギリスへ移住。3年半のイギリス生活を経て、2017年からイタリア・ミラノへ移住。現在はミラノを拠点に、N.Y.、東京の3カ所を点々とする生活。

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