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EDUCATION 教育現場より

2021.04.02

メルボルンの教育事情って? 息子をメルボルンの公立小学校にいれてみた vol.1

本誌で人気だったメルボルン在住のスタイリスト・山﨑ジュンさんの連載がWebにお引っ越し。webでの第1弾はメルボルンの教育事情についてお届けします。

Text:
山崎ジュン
Tags:

オーストラリア・メルボルン在住ライターが語る現地の教育

みなさん、こんにちは。山崎ジュンです。Domaniがハイブリットマガジンとしてリニューアルしましたね! それにともない本誌で書かせていただいていた私の連載もWEBにシフト。こちらではメルボルンでの教育事情や子連れ海外移住の苦労話、ローカルなファッションや美容、食生活のことなど、気楽に読めて現地の生活がどんな感じなのかいますぐ知れる、ワーママ@メルボルンのリアルな声をお届けできればいいなと思っております。どうぞよろしくお願い致します。

▲今年12歳になる息子と。

メルボルンの教育事情って?

さて、WEB連載第1弾はワーママに身近な子供の教育事情についてお話したいと思います。ご存知の方もいるかもですが、オーストラリアは世界でもトップの大学進学率を誇る教育先進国の1つ(私は全然知らなかったけど笑)。メルボルンがあるヴィクトリア州も公立の学校は日本と同じようにとてもリーズナブル。州がサポートし学校外でもタダ同然のような価格で外国語を学べる年間プログラム「VSL」や働く親をサポートする学童的なアフタースクールも充実。給食はなく毎日お弁当持参しなくてはなりませんが、オプションでランチデリバリーを頼むのも可能と、ワーママにも嬉しいシステムが揃っています。

学年制度は日本と同じで、小・中・高=6・3・3。公立の学校は日本のように通学ゾーンがあってかなり厳しく線引きされており、インターナショナルスクールや私立、家庭の特別な理由がある場合以外はだいたいみんな地域の学校に通っています。この学区ゾーン制度により、人気の学校がある通学ゾーンエリアはどの州でも土地や住宅の不動産価格が高騰するという現象が止まらず、メルボルン、いや、オーストラリア人の親たちの教育熱心さがここからも分かります。みなさん、メルボルンに移住予定の方、家を決めるときに子供の通学ゾーンはしっかり事前チェックが必要ですよ!

ちなみに今年小学6年生の我が息子は、英語70%・日本語30%の公立のインターナショナルスクールに通っているのですが、リサーチが甘かった私たちは当時住んでいたシティからハイウェイを使っても片道1時間かかるこの郊外の学校に毎日通学。あーしんどかった笑。息子の学校には日本語がほとんど話せないオージー100%の子もいれば、日本人とのハーフ、インド人やチャイニーズ、コリアン、ベトナミーズなどキッズの人種や国籍も様々。そのような公立のインターナショナルスクールはメルボルンでは2校(田舎の方にもう1校と、ヴィクトリア州内には全3校)、他にも英語と中国語とか英語とフレンチ、イタリアンなど、公立でも色々なインターナショナルスクールが選択可能です。公立でもこれだけ様々な国の言語に対応する学校があるのは、ダイバーシティなメルボルンの特徴の1つかもしれませんね。

紫外線大国のオーストラリア。皮膚ガンの発生率が高いことでも知られており、毎日のサンスクリーンは必須。息子の学校でも夏場はスクール帽を被らないと外での体育クラスが受けられなかったり、休み時間も外で遊べないという徹底したルールがあります。

この原稿を書きながら、ふと気づくと美しいサンセットがリビングの窓いっぱいに広がっていました!あまりにもキレイなピンクスカイだったのでみなさまにもシェアいたします。

ざっくりとメルボルンの教育事情に触れた第1回目のWEB連載、いかがだったでしょうか?次回は実際の子供たちの学校生活の様子や、日々の習い事、現地の公立校と私立校との違いなどをご紹介したいと思っています。自然がいっぱいで子育てもゆる〜いイメージのメルボルンですが、まだ知らぬ意外な一面が垣間見れるかもです(笑)。

スタイリスト&エディター

山﨑ジュン(やまざきじゅん)

本誌をはじめとする女性誌やカタログ、ブランドディレクターとして活躍。約3年前より、アメリカ人の夫の転勤を機に海外に移住、現在はオーストラリア・ メルボルンに居を構える。ウェブライターとしての活動も。インスタグラム@hellojun style もチェック!

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