メルボルンの小学校、長くて多い休暇はどう過ごす?
だんだんと秋も深まり気温が低くなってきた今日この頃のメルボルン。日本の皆さんはいかがお過ごしでしょうか?10人も新規感染者が出れば、たいがいどの州も即ロックダウンに突入するオーストラリアですが、そんな中メルボルンはコロナゼロを更新。私たちの生活もコロナ前のほぼ通常運行に戻っています。
▲先日ホリデーの家族旅行をかねて訪れたタスマニア。メルボルンから国内線で1時間ちょいの自然がいっぱいの島。
メルボルンの学校は約2週間の秋休みを終え、2学期が始まりました。公立も私立もほとんどの学校は春夏秋冬4つの学期に区切られ1学期ごとにホリデーがあります。年4回もスクールホリデーがあるなんて正直、親は毎回「ううう…」という感じです(笑)。
オーストラリアは南半球なのでXmasや年末年始が真夏。学校も約1か月半の長い夏休みに突入しますが、日本と一緒で大人は仕事があります。そのためどの家庭もホリデーのたびに海外や長い旅行に出るわけではありません。車を3〜4時間走らせて週末だけキャンプしたり他州へ国内旅行に出たり、習い事のホリデープログラムに参加したり。休みが多いだけでこの辺は日本と同じ。ただ息子の学校から宿題は一切出ません。1か月半ある長い夏休みでも出ません。アメリカ人の夫も「えっ、なんでホリデーに勉強しなきゃいけないの?」という反応なので、小学生でホリデー=宿題ナシ、はアメリカやオーストラリアなどでは当たり前なのかも。
▲メルボルン空港でパチリ。空港は比較的静かで人もまばらです。
メルボルンの小学校のとある1日
学校は毎日9時〜15時30分で基本親が送迎。授業は1日5時間、時間割もありますがどの教科も教科書はナシ。先生がプリントや口頭で教えます。午前中にはスナックタイムがあり、おのおの持参したリンゴやバナナ・人参スティック、クッキーやチップスを食べて腹ごしらえ。ランチも各自持参で、日本のように教室で給食を先生と一緒に食べることはありません。息子によるとだいたいみんな毎日ハムとチーズのサンドウィッチ。日本人のママの場合、デコ弁や日本っぽいお弁当を作って持ってくる子もいるみたいですが、かなりレアなので日々のお弁当作りのプレッシャーはなし(笑)。
クラスは縦割りで1/2、3/4、5/6年生が同じ教室で1年間一緒に勉強。1、2学年くらいの差は海外では大した問題でなく、その子の個性や勉強の進度によって学年を上げ下げするのは普通。それによるいじめや仲間ハズレも聞いたことがありません。スポーツの時間が多く、クリケットが授業にあるのはオーストラリアっぽいかもしれませんね。
▲栄養価もボリュームも1点モリモリ!が息子のスクールランチのモットー(笑)。この日は自家製ビーフバーガー。付け合わせはチップスにしました。
いま息子は小学6年生で中学からは私立を考え中。まさにいま面接やテストの真っ最中です。その希望校の中の1つには現状息子と同学年で入学するのに「1万人ウェイティングしていから無理」とすでに言われた学校も。次回はメルボルンのお受験事情を生リポートしたいと思います。
スタイリスト&エディター
山﨑ジュン(やまざきじゅん)
本誌をはじめとする女性誌やカタログ、ブランドディレクターとして活躍。約3年前より、アメリカ人の夫の転勤を機に海外に移住、現在はオーストラリア・ メルボルンに居を構える。ウェブライターとしての活動も。インスタグラム@hellojun style もチェック!