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2021.04.16

元CAが台湾の「紅包」制度にびっくり!「紅包」ってどういう意味?

異国で働くということはまさにカルチャーショックの連続。台湾の航空会社でCAとして乗務していた経験のある有田千幸が、現地で生活をする中で印象に残った中国語や出来事をご紹介します。 連載第37回目は「紅包」編。

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有田 千幸
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節句を大切にし祝うことで、季節の移ろいを肌で感じる

台湾にはいくつかの節句がありますが、その中でも特に大切にされているのが「春節 (Chūn jié)」「端午節 (Duān wǔ jié)」「中秋節 (Zhōng qiū jié)」の3大節句。これらの節句はいってみれば国を挙げてのお祝い期間。祝日/連休になるので海外旅行する人も非常に多く、飛行機も連日満席状態。私が勤めていた航空会社では、それぞれの節句に合わせて餅、ちまきや月餅を機内食で提供し祝っていました。

その中でもいちばん大きな節句は、やはり「春節」。この期間、多くの人が旅行に出かけ、旅先でたくさんの買い物をすることは有名な話。祝賀モードで財布の紐が緩むというのもありますが、その主な理由はやはりお年玉。お年玉のことを中国語では「紅包 (Hóng bāo)」や「過年紅包 (Guò nián hóng bāo)」といい、その名の通り真っ赤な袋に入ったお金のこと。

(c) shutterstock.com

台湾にもお年玉制度が存在し、お年玉をあげる側の人は春節前、新札の準備に大忙し (台湾のいちばん小さいお札は100元、日本円で300〜400円ほど、なので準備する枚数が多い)。

ちなみに、日本では年配の親戚や親が成人していない子どもに対して渡すものというイメージがありますが、台湾では子どもにはもちろんのこと、自分の親やそのまた親である祖父母など年配の人、そして配偶者である妻にも紅包を渡す風習があります。なので、年代によっては渡すだけとなる人もいて、そういう人にとってはなんとも出費の多いお祝い期間ということになるわけなのです。

春節出勤だと「紅包」がもらえる

そして私たち日本人CAも、この「春節」期間にフライトが入ったときには、会社、パイロットとチーフパーサーからそれぞれ「紅包」をいただけるという恩恵をしっかりと受けていました (感謝)。満席フライトを飛び切った後は「紅包」を握りしめ、いつもよりちょっとよい食事処へ。ちょっぴりうれしいカルチャーショックにまつわる話でした。

【続】

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美容ライター

有田 千幸

外資系航空会社のCA、建築設計事務所の秘書・広報を経て美容ライターに。ニュージーランド・台湾在住経験がある日・英・中の トリリンガル。環境を意識したシンプルな暮らしを心がけている。プライベートでは一児の母。ワインエキスパート。薬膳コーディネーター。

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