「不甲斐ない」とは情けないという意味|使い方や類義語をわかりやすく解説 | Domani

Domani

働く40代は、明日も楽しい!

 

LIFESTYLEワーママ

2021.06.13

「不甲斐ない」とはどういう意味?|使い方や類義語をわかりやすく解説

「不甲斐ない」とは、情けない、意気地がないなどの意味を持つ形容詞です。ネガティブな意味合いが強い言葉であり、怖じ気づいてしまったときなどに使います。この記事では、そんな「不甲斐ない」の意味や使い方、類義語まで詳しく解説していきましょう。

Tags:

【目次】
 ・「不甲斐ない」の意味と語源とは
 ・「不甲斐ない」の使い方、例文、英語表現
 ・「不甲斐ない」の類義語と対義語
 ・自分を不甲斐ないと思ったときの対処法
 ・「不甲斐ない」の意味を理解して正しく使おう

「不甲斐ない」の意味と語源とは

「不甲斐ない」とは、「情けない」を意味する言葉です。ここでは、そんな「不甲斐ない」の言葉が持つ意味や、その語源となったと考えられている諸説について解説します。なんとなくのイメージで使うと間違った内容で受け取られる場合もあるため、意味をしっかりと把握して正しく使えるようになりましょう。

不甲斐ない 意味

(C)Shutterstock.com

さらに、「不甲斐ない」は「不」と「ない」が使われるため二重否定ではないか、という考え方もありますが、それは誤りです。その理由もあわせて答えますので、それぞれ確認しておきましょう。

■「不甲斐ない」の辞書などでの意味

「不甲斐ない」を辞書で確認すると「情けない」や「意気地がないさま」を意味する言葉である、と記載されています。ネガティブな意味合いが強く、「なにをしても駄目だ」などとマイナス思考に陥ったときに使われる形容詞です。

自分や周りの言動が思うようなものにならず、残念だと感じる様子を表します。 自分に対して情けなく思ったり、だらしないと思ったりといったニュアンスがあり、さらに他人に対して「不甲斐ない」と使う場合もある言葉です。

出典:辞典・百科事典の検索サービス – Weblio辞書

■語源は諸説ある

この「不甲斐ない」の語源には下記の3つの説があります。

・「甲斐」を否定してできた説
・「腑甲斐ない」からできた説
・「言う甲斐(いふかい)」からできた説

まずは「甲斐」の否定である説から見てみましょう。「甲斐」とは「おこなった結果のききめや効果、値打ち」の意味を持つ言葉です。

さらに「甲斐」を打ち消す「不」を付けることで、「おこなった効果がない、意味がない」となったと言われます。はじめは「不甲斐」だけで使われたものの、だんだん「不甲斐ない」でワンフレーズだとの認識に変わったのです。

「腑甲斐ない」からできたという説では、「不」の部分は当て字だとされます。「腑」とは「心の底」もしくは「はらわた」の意味があるため、「無駄である」を意味する「甲斐なし」を付けて「意気地がないさま」を表したのです。

また、「言う甲斐(いふかい)」からできた言葉である説もあります。「言っても無駄だ」の意味がある「いふかい」が、使ううちに変化したと言われているのです。

■二重否定かは語源から判断可能

「不甲斐ない」は「不」「ない」と否定する言葉が2つあり、「否定した表現をさらに打ち消すため二重否定ではないか」との意見も。しかし、先述した語源を確認すれば、二重否定にはあたらないと判断可能です。

まず、「甲斐」の否定である説から見てみましょう。この場合「不」は確かに打ち消しの意味を持つものの、「ない」はただの形容詞の接続語にあたります。「あどけない」の「ない」と同じくひとかたまりの言葉であるため、二重否定であるという意見は誤りなのです。

また、「腑甲斐ない」や「言う甲斐」の説の場合、「不」の部分は当て字です。この場合でも、否定の意味にあたる部分はひとつであるといえます。

「不甲斐ない」の使い方、例文、英語表現

「不甲斐ない」は反省を表明したいときなどに使える言葉です。先述したとおり「情けない」という言葉と似ているものの、頻繁に使われるシーンが少し異なってきます。

不甲斐ない 意味

(C)Shutterstock.com

それでは、実際に使われるシーンで「不甲斐ない」を使った例文を確認していきましょう。さらに「不甲斐ない」の英語での表現についても紹介します。

■「不甲斐ない」を使うシーン

「不甲斐ない」という言葉は、自分に対しても他人に対しても使える表現です。自分に対して使う場合には「周囲の期待を裏切ってしまった」「やらなければならないことがあったのに逃げ出してしまった」などのシーンがあります。

また、周りの人に対しては、「すぐ否定ばかりして頼りない人だと思った」「いつもマイナス思考をしている」「人にすべて任せて甘えてばかりだった」などが「不甲斐ない」を使うシーンです。 なお、「不甲斐ない」のほうが「情けない」よりもビジネスシーンでよく使われています。

■「不甲斐ない」の例文

「不甲斐ない」を実際に使った例文も確認していきましょう。

・せっかく勉強を教えてもらったのに、テストで60点しか取れなくて不甲斐ない結果に終わってしまった。
・今までの不甲斐なさを反省して、今後は真面目に取り組んでいこうと誓った。
・家事がなにもできず、不甲斐ない気持ちでいっぱいだ。
・夫の不甲斐ない部分を見てしまい、幻滅した。
・わたしが不甲斐ないばかりに、ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありません。

なお、目上に対して使う場合には「不甲斐なく思っています」などと、敬語にするようにしましょう。

■「不甲斐ない」の英語表現

「不甲斐ない」という言葉にはさまざまなマイナスイメージが含まれています。そのため、英語での言い換えでまったく同じ意味にあたる言葉はありません。ただし、使うシーンにあわせれば似たような意味にできる言葉もあるため、ニュアンスにあわせて使いましょう。

「臆病者」や「卑怯者」といった意味で使いたい場合には「coward」、「恥ずかしい」という意味であれば「ashamed」があっています。「恥」であれば「shame」、「無益」や「無駄」を表現したいときには「uselessness」を使うとよいでしょう。

「不甲斐ない」の類義語と対義語

「不甲斐ない」の類義語には「情けない」「意気地がない」「だらしない」「気概がない」などがあります。複数の類義語があるため、言い換えをする際にはシーンにあわせた言葉(どんな類義語があるか、結論ファーストの観点から先に簡単に述べてください)を選択可能です。

不甲斐ない 意味

(C)Shutterstock.com

また、類義語のひとつである「情けない」は「不甲斐ない」にとくによく似た言葉であるものの、言い換えの際には注意しておきたいポイントもあります。さらに、対義語である「甲斐甲斐しい」もあわせてチェックしていきましょう。

■「不甲斐ない」の3つの類義語

「不甲斐ない」にはさまざまなマイナスイメージが含まれているため、類義語がたくさんあります。主な類義語は以下のとおりです。

・情けない
・意気地がない
・だらしない
・気概がない
・軟弱
・腑抜け
・腰抜け

これらの中でもとくに言い換えやすい、「情けない」「意気地がない」「だらしない」の3つの類義語について、チェックしていきましょう。

類義語1. 情けない

「情けない」は「不甲斐ない」にとくに近い表現です。「思った通りにできない」「期待と違ってしまい嘆かわしい」などの意味を持ち、ひどく残念であるという気持ちが含まれます。

できるはずだったのにうまくいかなかった、といったニュアンスの言葉で言い換えをしたいときに、選択するとよいでしょう。 「不甲斐ない」とどう違うのかを比べられやすい言葉であるため、それぞれの詳しい違いを後述します。

類義語2. 意気地がない

「意気地がない」も意味合いが近い言葉であり、同じ内容のまま言い換えをしたいときに使える表現です。なにかをやり抜こうとする気力を持っていない、やり抜くための役に立たない、困難を乗り越えようとする元気がないことを指します。なにかに挑戦したいとき、そのためにどうにかして頑張ろう、といった気力がない人を「意気地なし」といいます。

類義語3. だらしない

「だらしない」も言い換えが可能な類義語のひとつです。「だらしない」の言葉にもネガティブなイメージがあり、「気力に欠ける」といった意味合いを持ちます。待ち合わせ時間よりも遅く来たり、約束を破ったりなどの行動をして、あきれてしまったときに「だらしない人だ」などとマイナスの意味で使われる言葉です。

■「情けない」との言い換えで気を付ける点

「情けない」との言い換えの際は、「情けない」のみじめで哀れであるという意味合いが「不甲斐ない」には含まれないことに注意しましょう。

「情けない」には「思った通りにできない」「期待と違っていて嘆かわしい」「みじめである」「見るにしのびない」などの意味があります。このうち「思った通りにできない」「期待と違っていて嘆かわしい」は「不甲斐ない」と似ている一方、「みじめである」「見るにしのびない」といった哀れだという意味は、「不甲斐ない」の言葉が持っているニュアンスと異なるのです。

■対義語は「甲斐甲斐しい」

「不甲斐ない」の対義語は「甲斐甲斐しい」です。なお、対義語とは「意味が反対となる語や、意味が対照的になっている語」のことを指します。

「甲斐甲斐しい」とは、「手際がよくてきびきびとしているさま」または「力を尽くして物事に打ち込むさま」を意味する言葉です。「不甲斐ない」に含まれる「情けない様子」という意味の反対にあたります。

自分を不甲斐ないと思ったときの対処法

なにかをやろうとしてもうまくいかず、ついついネガティブな思考に陥ってしまうときもあるでしょう。「自分が不甲斐ない」という思考になってしまった場合、どうすればもっとポジティブな思考になれるのかを知っておくことで、ぐるぐると悪い思考ばかりにとらわれてしまうことを防げます。どうすればいいのか、3つの解決策をチェックしましょう。

不甲斐ない 意味

(C)Shutterstock.com

■過去にとらわれ過ぎずに次回に活かす

なにかうまくできないことがあったときに、「ああしていればよかったのに……」と考えすぎてしまうパターンはよくあるものです。もちろん反省は大事ですが、過去に起こったことばかりをくよくよと考えすぎても意味がありません。

今度もし似たようなことが起こったらどうすればいいのかという視点を持って、今回の反省を次回に活かせるように考え方を変えましょう。また、改善点が思い浮かばない場合には、なにが不甲斐なく感じたのかから改善点を探してみることをおすすめします。

■前向きになれるような体験をする

自分が不甲斐ないと思ったときには、前向きになれるような体験をするのもよいでしょう。例えば「週に1回ジョギングをする」「毎日5分読書をする」など、少しだけやる気になれば達成できるような簡単な目標を立てることがおすすめです。まずは達成しやすい内容で、自分にもできると思えるような小さな成功体験を積み重ねていって自信をつけていきましょう。

■リフレッシュする

不甲斐なさを感じてしまっているときには、そのまま考え事をしていてもなかなかマイナス思考から逃れられないものです。そんなときには無理してポジティブになろう、笑顔を作ろうとしても疲れてしまいます。ゆっくり休憩を取り、なにも考えずに済む時間を作りましょう。

映画鑑賞をする、好きな音楽を聴く、漫画を読むなど、自分の好きなことをして気持ちをリフレッシュさせることがおすすめです。友達に話を聞いてもらうのもよいでしょう。

「不甲斐ない」の意味を理解して正しく使おう

今回は「不甲斐ない」の意味や類義語などを解説しました。「情けない」や「意気地がない」と似た意味を持ち、これらに言い換えることも可能ですが、まったく同じ意味ではないため使い分けに注意が必要です。

「不甲斐ない」には「だらしない」の意味も含まれていること、「情けない」には「みじめで見るにしのびない」という意味もあることなど、それぞれの言葉の意味をしっかりと把握して、伝えたい内容が正しく伝わるようにしましょう。

トップ画像・アイキャッチ/(C)Shutterstock.com

こちらの記事もたくさん読まれています

「あぁ、集中できない…」と悩むことはありますか? その原因と有効な対処法をご紹介!
やる気が出ない原因とは?対処法と過ごし方のポイントも

Domaniオンラインサロンへのご入会はこちら

Read Moreおすすめの関連記事